リズム感について
2002年11月25日 致命的にリズム感の悪い家所であります。大学でもいわゆる「軽音」系のサークルに入ったにもかかわらず、すぐに脱落して評論家の道へ進んだのはそのためですた。
さて、お題ですが、3つあります。
1.リズムの聴き分けについて
佐久間正英は、「特殊な訓練した人とかじゃなくても、3ミリ(セック)とか、多くても6ミリ(セック)くらいで、それでも一般的に聴いている人はモタって感じたり、ちょうどに感じたりするのね。人間って異常にシビアなのね、実は。普通の人でも。」と述べています。
これはその通りでしょう。感覚器官や神経系統に異常がない限り、普通に育っていれば人間の知覚能力にはそれほど差がないはずです(鼻の効かない犬って聞いたことがありますか?)。
訓練によって研ぎ澄まされるのは事実ですが、それはあくまで本来誰でも持っているものが出てくるだけです。
2.運動神経との関係
しかしながら、実際にリズムを3ミリsec以下でコントロールして演奏できるかといえば、これはいわゆる「運動神経」の問題になります(スポーツというのはあるタイミングである動作を行うというものですからね)。
「何をやらせても上手い、器用だ」、あるいはもう一歩進めて、「どんなスポーツでも大成しただろう」という運動神経の持ち主がいます。こういう人は、遅く音楽を始めても大丈夫です。
聞くところによれば、ラテンやブルースのギターの名手には大人になってから始めた人も少なくないとか(ジョビンがそうでなかったかな?)。
しかしながら、サッカーの世界でもある時期にスキルを身につけないと一生ダメだといわれているように、やっぱり鍵盤楽器やドラムの4wayなどは素質に加えて幼少時の訓練がモノをいうでしょう。
では、私のように運動神経のない人はどうすればよいのか。
ひとつ考えられるのは、なるべく単純な楽器をやることです。たとえばベースならピック弾きに徹するとか、6弦のギターでなく3弦の三味線でやるとか、ドラムよりはパーカッションを選ぶとか。テルミンとかいいかもしれない。
(でも実は単純な楽器ほどセンスが問われます。クラシックの世界でも、トライアングルとかムチャクチャ難しいそうですよ)
最後の手段はもちろん、打ち込みです。
話は変わりますが、一昔前、ライブなんかで2拍4拍の手拍子がいつのまにか1拍3拍になってましたよね。(娘に聞いたら今でもそうだとのこと)
これは、聞き分けとしては2拍4拍でも耳慣れてるのですが、運動イメージとしては「1拍3拍に合わせる」というのが出来上がってしまっているためです。
3.ビート感について
ライブにたまに行くと、プロのミュージシャンの生み出すビートがこちらの中枢?神経にビンビン響いてくるのがよくわかることがあります(大昔、エリックゲイルのギターを聴いたときに最初にそう感じました)。
これはリズムが正確とかそういう問題ではなく、まさに音楽のひとつの本質であると思います。
ではこのビート感とは何か。
私の考えでは、機械のように正確なリズムではなく、わずかな(数ミリsec)のゆらぎと、それに強弱があるのがポイントです。
なんでそれがビート感を生み出すのかっていうのは、たとえばカンディンスキーの絵から感じる躍動感と関連して私論があるのですが、長くなりますので省略します。
これはある程度、実際に音を合わせるという訓練によって身につけることができるようです(1ミリsecとその強弱を自由自在にコントロールできる人でなければダメですが)。最近の年季の入った日本のミュージシャンにその成果を見ることができます。
しかし、天性としてそれができる人もいて、その多くはボーカルです。エラフィッツジェラルドなんかその最たるものでしょう(特にスキャットを聴くとよくわかります)。
しかしそれは本当に天性なのか? はるか太古からそういう人が出ていることを考えると、まず第一にその母親がどんな子守唄を歌っていたのかに興味のあるところです。
PS
打ち込みでも、一つ一つの音符を微妙にズラし、かつ強弱をつけていけばビート感が出ることになりますが、実際問題としては難しそうです。
さて、お題ですが、3つあります。
1.リズムの聴き分けについて
佐久間正英は、「特殊な訓練した人とかじゃなくても、3ミリ(セック)とか、多くても6ミリ(セック)くらいで、それでも一般的に聴いている人はモタって感じたり、ちょうどに感じたりするのね。人間って異常にシビアなのね、実は。普通の人でも。」と述べています。
これはその通りでしょう。感覚器官や神経系統に異常がない限り、普通に育っていれば人間の知覚能力にはそれほど差がないはずです(鼻の効かない犬って聞いたことがありますか?)。
訓練によって研ぎ澄まされるのは事実ですが、それはあくまで本来誰でも持っているものが出てくるだけです。
2.運動神経との関係
しかしながら、実際にリズムを3ミリsec以下でコントロールして演奏できるかといえば、これはいわゆる「運動神経」の問題になります(スポーツというのはあるタイミングである動作を行うというものですからね)。
「何をやらせても上手い、器用だ」、あるいはもう一歩進めて、「どんなスポーツでも大成しただろう」という運動神経の持ち主がいます。こういう人は、遅く音楽を始めても大丈夫です。
聞くところによれば、ラテンやブルースのギターの名手には大人になってから始めた人も少なくないとか(ジョビンがそうでなかったかな?)。
しかしながら、サッカーの世界でもある時期にスキルを身につけないと一生ダメだといわれているように、やっぱり鍵盤楽器やドラムの4wayなどは素質に加えて幼少時の訓練がモノをいうでしょう。
では、私のように運動神経のない人はどうすればよいのか。
ひとつ考えられるのは、なるべく単純な楽器をやることです。たとえばベースならピック弾きに徹するとか、6弦のギターでなく3弦の三味線でやるとか、ドラムよりはパーカッションを選ぶとか。テルミンとかいいかもしれない。
(でも実は単純な楽器ほどセンスが問われます。クラシックの世界でも、トライアングルとかムチャクチャ難しいそうですよ)
最後の手段はもちろん、打ち込みです。
話は変わりますが、一昔前、ライブなんかで2拍4拍の手拍子がいつのまにか1拍3拍になってましたよね。(娘に聞いたら今でもそうだとのこと)
これは、聞き分けとしては2拍4拍でも耳慣れてるのですが、運動イメージとしては「1拍3拍に合わせる」というのが出来上がってしまっているためです。
3.ビート感について
ライブにたまに行くと、プロのミュージシャンの生み出すビートがこちらの中枢?神経にビンビン響いてくるのがよくわかることがあります(大昔、エリックゲイルのギターを聴いたときに最初にそう感じました)。
これはリズムが正確とかそういう問題ではなく、まさに音楽のひとつの本質であると思います。
ではこのビート感とは何か。
私の考えでは、機械のように正確なリズムではなく、わずかな(数ミリsec)のゆらぎと、それに強弱があるのがポイントです。
なんでそれがビート感を生み出すのかっていうのは、たとえばカンディンスキーの絵から感じる躍動感と関連して私論があるのですが、長くなりますので省略します。
これはある程度、実際に音を合わせるという訓練によって身につけることができるようです(1ミリsecとその強弱を自由自在にコントロールできる人でなければダメですが)。最近の年季の入った日本のミュージシャンにその成果を見ることができます。
しかし、天性としてそれができる人もいて、その多くはボーカルです。エラフィッツジェラルドなんかその最たるものでしょう(特にスキャットを聴くとよくわかります)。
しかしそれは本当に天性なのか? はるか太古からそういう人が出ていることを考えると、まず第一にその母親がどんな子守唄を歌っていたのかに興味のあるところです。
PS
打ち込みでも、一つ一つの音符を微妙にズラし、かつ強弱をつけていけばビート感が出ることになりますが、実際問題としては難しそうです。
タイガーのスイング
2002年11月24日 タイガーウッズ、スイング的にはごくシンプル。
実はバックスイングの下半身の使い方には難があって、あれが二クラスのようにしっかり腰が入り、左足もヒールアップするようになれば完璧なんだろう。
悪くなると全英オープンの時のように頭が沈んで突っ込み、ターフが深くなるのはそのためだと思う。
多くのプロはトップの切り返しで手をループさせるが、これはダウンの引き下ろしをクラブの重心アングルに合わせる操作である。青木、トレビノ、尾崎といった名手でも見られ、欠点とはいえないけど、なんかシンプルでない。
ガルシアや青木のようにダウンのプレーン自体がひとつ下がって降りてくるのは、またちょっと違ったもので、スイングのよさ(タメとかふところといわれるもの)を示しているが、やっぱりやりすぎるとデメリットも出てくる。
タイガーはこういうクセがなにもなく、本当に上げたまま下ろしてくる。
なんでそんなことができるのかと思っていろいろやってみたんだが、連続振りでバックスイングのスピードを思い切り速くすると動きがシンプルになっていくようだ。トップまで一気に上がり、切り返しにも余計な動きが入る余地が少なくなる。
そのかわりタメもなくなる感じがあるが、これも体や腕の使い方次第。タイガーは類まれな運動センスであの強打を実現している。
もうひとつ課題が増えた感じ。
PS
アルゼンチンのプレスが組織的でないのかって話がありましたが、うーん、どうなんでしょう。
私の考えでは、「組織的」とは、まずコンパクトでなければならず、イメージとしては、一人がボールに寄せてドリブルと一番危険なパスコースを切り、少し離れて2番手3番手が控え、前の選手が交わされそうになると次々に寄せていくっていう感じです。
特に、前へのパスコースを2つくらいに限定してしまい、苦し紛れにそこに出してくるのを待ち構えて鋭い出足で先に取ってしまう、というのが最大のポイントでしょう。(山口がボランチをやっていた頃の代表で結構できていた試合があったと思います)
アルゼンチンとかブラジルとかは、確かに何人かで囲んできますが、それゆえに(私の定義によれば)組織的ではないような印象を受けています。
「囲んで奪ってしまえ」っていうだけなら、なんか高度な作戦という感じではないですよね。それができるかどうかも、どちらかといえば(速いダッシュとかの)個人能力によるものでしょう。
囲んでもしボールが取れないと、その分まわりは空いてますから、一気に守勢になります。南米なんかでは、「囲み」と「至近距離での早く速いバス回し」の対抗になって、見ていてすごく面白い試合になることがあります。
実はバックスイングの下半身の使い方には難があって、あれが二クラスのようにしっかり腰が入り、左足もヒールアップするようになれば完璧なんだろう。
悪くなると全英オープンの時のように頭が沈んで突っ込み、ターフが深くなるのはそのためだと思う。
多くのプロはトップの切り返しで手をループさせるが、これはダウンの引き下ろしをクラブの重心アングルに合わせる操作である。青木、トレビノ、尾崎といった名手でも見られ、欠点とはいえないけど、なんかシンプルでない。
ガルシアや青木のようにダウンのプレーン自体がひとつ下がって降りてくるのは、またちょっと違ったもので、スイングのよさ(タメとかふところといわれるもの)を示しているが、やっぱりやりすぎるとデメリットも出てくる。
タイガーはこういうクセがなにもなく、本当に上げたまま下ろしてくる。
なんでそんなことができるのかと思っていろいろやってみたんだが、連続振りでバックスイングのスピードを思い切り速くすると動きがシンプルになっていくようだ。トップまで一気に上がり、切り返しにも余計な動きが入る余地が少なくなる。
そのかわりタメもなくなる感じがあるが、これも体や腕の使い方次第。タイガーは類まれな運動センスであの強打を実現している。
もうひとつ課題が増えた感じ。
PS
アルゼンチンのプレスが組織的でないのかって話がありましたが、うーん、どうなんでしょう。
私の考えでは、「組織的」とは、まずコンパクトでなければならず、イメージとしては、一人がボールに寄せてドリブルと一番危険なパスコースを切り、少し離れて2番手3番手が控え、前の選手が交わされそうになると次々に寄せていくっていう感じです。
特に、前へのパスコースを2つくらいに限定してしまい、苦し紛れにそこに出してくるのを待ち構えて鋭い出足で先に取ってしまう、というのが最大のポイントでしょう。(山口がボランチをやっていた頃の代表で結構できていた試合があったと思います)
アルゼンチンとかブラジルとかは、確かに何人かで囲んできますが、それゆえに(私の定義によれば)組織的ではないような印象を受けています。
「囲んで奪ってしまえ」っていうだけなら、なんか高度な作戦という感じではないですよね。それができるかどうかも、どちらかといえば(速いダッシュとかの)個人能力によるものでしょう。
囲んでもしボールが取れないと、その分まわりは空いてますから、一気に守勢になります。南米なんかでは、「囲み」と「至近距離での早く速いバス回し」の対抗になって、見ていてすごく面白い試合になることがあります。
今日見たテレビの映画
2002年11月23日 ケーブルTVのチャンネルNECOで映画をやっていたのでなんとなく見ておりました。
9時から、竹中直人主演の「東京爆弾」。
原作が矢島正雄なので、まあまあ(人間交差点でも「当り」は1/3程度。でもこれってマンガとしてはすごいことだろう)。
でもオチというか、深く考え込ませる何かには欠けてる。東京爆弾の意思とか目的とか、もっと掘り下げられるのに、アイデアはいいだけに惜しい。
11時からは前から見たいと思っていた「オネアミスの翼」(ガイナックスの第一作)。
ちょっとタルイところもあるけど、これはいいんじゃない?
あそこで終わるとは思わなかった。人物もとても人間的ですばらしい(宗教を布教する女の子があんまり可愛くないのがイイ)。なんか深い余韻が残った気がする。
その後の「アキラ」は睡魔に負けて寝てしまった。
PS
それにしてもタイガーウッズはすごい。あの集中力とあれだけ強振できるスイングは信じられないくらいだ。丸山だったかが「他のスポーツでやってくれえ」とネをあげてたのもわかる。
青木の解説も抜群。(三日目のタイガー、パットのとき左腕がちょっと突っ張っていて、パターヘッドの無駄が動きがあり、スライスラインを上手く打ててないとコメントあり)
9時から、竹中直人主演の「東京爆弾」。
原作が矢島正雄なので、まあまあ(人間交差点でも「当り」は1/3程度。でもこれってマンガとしてはすごいことだろう)。
でもオチというか、深く考え込ませる何かには欠けてる。東京爆弾の意思とか目的とか、もっと掘り下げられるのに、アイデアはいいだけに惜しい。
11時からは前から見たいと思っていた「オネアミスの翼」(ガイナックスの第一作)。
ちょっとタルイところもあるけど、これはいいんじゃない?
あそこで終わるとは思わなかった。人物もとても人間的ですばらしい(宗教を布教する女の子があんまり可愛くないのがイイ)。なんか深い余韻が残った気がする。
その後の「アキラ」は睡魔に負けて寝てしまった。
PS
それにしてもタイガーウッズはすごい。あの集中力とあれだけ強振できるスイングは信じられないくらいだ。丸山だったかが「他のスポーツでやってくれえ」とネをあげてたのもわかる。
青木の解説も抜群。(三日目のタイガー、パットのとき左腕がちょっと突っ張っていて、パターヘッドの無駄が動きがあり、スライスラインを上手く打ててないとコメントあり)
サド、マゾ、ロリータ
2002年11月22日 風邪を引いている人が多いようで、お気をつけください。
なんか娘もずっと風邪気味だといっておりました。
(私はバカですので安心です)
ところで、サドはサド公爵というのは有名ですが、マゾがオーストリアの小説家、ザッヘル・マゾッホの「毛皮のビーナス」に由来するって知ってました?
あとロリータも、ロシア人作家ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」によるものだそうです。
PS
なんでオレそんなこと調べてたのかな?
なんか娘もずっと風邪気味だといっておりました。
(私はバカですので安心です)
ところで、サドはサド公爵というのは有名ですが、マゾがオーストリアの小説家、ザッヘル・マゾッホの「毛皮のビーナス」に由来するって知ってました?
あとロリータも、ロシア人作家ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」によるものだそうです。
PS
なんでオレそんなこと調べてたのかな?
アルゼンチン戦
2002年11月21日 アルゼンチンは昔から、ボールを持っている選手の至近距離に2、3人サポートしているのが特徴。そこでむちゃくちゃ強いパスをダイレクトでやりあって局面を打開し、その間に走りこんだり開いたりしている選手にロングパスを出すという攻撃が多い。そして、一人はドリブラーがいてアクセントをつける(今はオルテガ)。
だから、決して基本的には組織的でもコンパクトでもないし、プレスはもちろん、バック(守備)も含めて結構個人能力頼りの部分が多い。
したがって、相手が出来のいい組織的チームだったり、選手のコンディションが悪いと、あんまりいい試合ができない。
この2回のワールドカップはいずれもそうで、今年のは特にロングパスを出す役目のベロンの不調が響いたようだ。
さて、昨日の試合だが、やっぱりアルゼンチンのコンディションの悪さは明白。
局面での選手どうしの距離が遠いし、パスも遅い。
プレスがきつくないので、結構日本もボールを持てたようだ。特に中村は、中田や小野がいないと、気負わないのでむしろ落ち着いたプレーができる。やっぱり「彼らに負けないプレーを」って思ってしまうんだろうな。
あの失点は、集中が切れたり脚が止まったりしてやられる昔の日本のパターン。
トルシエ3バックはあれだけサイドが弱いと言われてたけど、結局はクロスに対する中や、2列目からの飛び出しを捕まえることができていた。
なんで4バックでできないのかはよくわからない。
単純に熟成の問題ということもあるだろうが、昔一部で言われてたのは、個人能力に負う部分が多く、結局体が動かない場面が出てきてしまうのでないか、ということ。
むしろ組織一辺倒でやる守備の方が、一見細かい上下動は多いかもしれないが、必死の力を振り絞る場面は少なくなるのかもしれない。
ところで、かつて技術委員会が最大の問題点として挙げた、「4バックの両サイドの裏や高さ」については、この試合ではなんともいえないようだ。
PS
金子某がスポーツ新聞でまたどうしようもないことを書いていた。
「フランスW杯の時とは違って日本選手が大きく見えた」だと。
フランスW杯時は「勝てるわけがないと誰もが思い込んでいたから」だそうだが、それはお前だけだろ! 昨日だって結局負けたじゃねえか! 誰かが「昨日は勝てるわけがなく、一段と小さく見えたがやっぱり案の定負けた」って書いたらそれに反論できるのか!
敵味方、そして観客に対しても非常に失礼なコメントだと思う。こういう書き方が許されるのは試合した当事者だけだ!
だから、決して基本的には組織的でもコンパクトでもないし、プレスはもちろん、バック(守備)も含めて結構個人能力頼りの部分が多い。
したがって、相手が出来のいい組織的チームだったり、選手のコンディションが悪いと、あんまりいい試合ができない。
この2回のワールドカップはいずれもそうで、今年のは特にロングパスを出す役目のベロンの不調が響いたようだ。
さて、昨日の試合だが、やっぱりアルゼンチンのコンディションの悪さは明白。
局面での選手どうしの距離が遠いし、パスも遅い。
プレスがきつくないので、結構日本もボールを持てたようだ。特に中村は、中田や小野がいないと、気負わないのでむしろ落ち着いたプレーができる。やっぱり「彼らに負けないプレーを」って思ってしまうんだろうな。
あの失点は、集中が切れたり脚が止まったりしてやられる昔の日本のパターン。
トルシエ3バックはあれだけサイドが弱いと言われてたけど、結局はクロスに対する中や、2列目からの飛び出しを捕まえることができていた。
なんで4バックでできないのかはよくわからない。
単純に熟成の問題ということもあるだろうが、昔一部で言われてたのは、個人能力に負う部分が多く、結局体が動かない場面が出てきてしまうのでないか、ということ。
むしろ組織一辺倒でやる守備の方が、一見細かい上下動は多いかもしれないが、必死の力を振り絞る場面は少なくなるのかもしれない。
ところで、かつて技術委員会が最大の問題点として挙げた、「4バックの両サイドの裏や高さ」については、この試合ではなんともいえないようだ。
PS
金子某がスポーツ新聞でまたどうしようもないことを書いていた。
「フランスW杯の時とは違って日本選手が大きく見えた」だと。
フランスW杯時は「勝てるわけがないと誰もが思い込んでいたから」だそうだが、それはお前だけだろ! 昨日だって結局負けたじゃねえか! 誰かが「昨日は勝てるわけがなく、一段と小さく見えたがやっぱり案の定負けた」って書いたらそれに反論できるのか!
敵味方、そして観客に対しても非常に失礼なコメントだと思う。こういう書き方が許されるのは試合した当事者だけだ!
金あるやつは新品で買え!(再)
2002年11月20日 そろそろまともなドライバーを打ってみたいと思ってます。ボロイのは何本か持ってますが、最近のゴルフクラブの進歩は激しく、数年前のものとは性能が雲泥の差です。
先日、ヤフオクでバトルしたのはそれでありまして、ミズノとかブリジストンとかのメーカー品ではなく、知る人ぞ知る部品メーカーものなんです。
ヘッドの定価は1万5千円ですが、シャフトその他はちょっとこだわりがありますので、別に取り寄せて付けなければなりません。
従いまして、もしヤフオクにシャフト込みで出てても、1万円ちょい位でないとあまり意味がないわけです。どうせシャフト交換するわけですから。
先日のは3000円くらいから始まってましたが、なんと1万7千円くらいまでいってしまいました。
今日はまた別なヤツが出てて、ちょっと外出してたんですが、早く帰ってきて斎戒沐浴して臨みました。
でも結果は同じでしたね。
なんでそんなに高くなるんだ!って憤慨してましたが、確かにシャフトが合えば新品よりは1万円弱安いかな。
PS
ゴルフクラブはヤフオクで何本か買いましたが、送料が高い(1000から1500円)のは大問題です。
一見掘り出し物でも、結局そんなに割安ではないですし、逆に高いものはやっぱり実物を見てから買いたいですから。
先日、ヤフオクでバトルしたのはそれでありまして、ミズノとかブリジストンとかのメーカー品ではなく、知る人ぞ知る部品メーカーものなんです。
ヘッドの定価は1万5千円ですが、シャフトその他はちょっとこだわりがありますので、別に取り寄せて付けなければなりません。
従いまして、もしヤフオクにシャフト込みで出てても、1万円ちょい位でないとあまり意味がないわけです。どうせシャフト交換するわけですから。
先日のは3000円くらいから始まってましたが、なんと1万7千円くらいまでいってしまいました。
今日はまた別なヤツが出てて、ちょっと外出してたんですが、早く帰ってきて斎戒沐浴して臨みました。
でも結果は同じでしたね。
なんでそんなに高くなるんだ!って憤慨してましたが、確かにシャフトが合えば新品よりは1万円弱安いかな。
PS
ゴルフクラブはヤフオクで何本か買いましたが、送料が高い(1000から1500円)のは大問題です。
一見掘り出し物でも、結局そんなに割安ではないですし、逆に高いものはやっぱり実物を見てから買いたいですから。
トンデモ作家について
2002年11月19日 たまたま読んでいた本にクロウリーの名前がありますた。
何の本かというと、並木伸一郎「封印された黒聖書の真実」(KKロングセラーズ)。
そんな本読んでるのか、ってバカにされそうですが、トンデモ研究家としては並木氏の著作は外せません。
つっても、トイレの中でひまつぶしに読むだけですけど。
こういうトンデモ作家の中には、自分の書いたものは何一つ信じていない確信犯がいるそうです。当然というか意外というか・・・。(五島勉もその口か)
何の本かというと、並木伸一郎「封印された黒聖書の真実」(KKロングセラーズ)。
そんな本読んでるのか、ってバカにされそうですが、トンデモ研究家としては並木氏の著作は外せません。
つっても、トイレの中でひまつぶしに読むだけですけど。
こういうトンデモ作家の中には、自分の書いたものは何一つ信じていない確信犯がいるそうです。当然というか意外というか・・・。(五島勉もその口か)
三上に関して
2002年11月18日 まあ、日々ネタということでは、書くことはいっぱいあります。
というか、あるはずでして、コレを書こう!とよく思うんですが、ちょっと時間がたつと忘れてしまうんですね。
やっぱり年のせいでしょうか。(悲
どういうときに思いつくかといいますと、昔から三上と申しまして、馬上・枕上・厠上とされています。
私の場合、トイレはムリです。その代わりジャグジーとかいいようです。
枕上は、そうですね、妄想気味です。
馬上というのを乗り物とか歩いてるときと解釈すれば、これはまさにその通り。一説には頭が軽く揺すられるのがいいとのこと。
忘れないように取材用のICレコーダーでも常に持ち歩きますか。
では、肝心の机上、つまりパソコンやノートに向ってどうかということですが、やっぱりダメなようです。ちょっと頭が固まってしまうような感じがありますね。
しかし、これも手がありまして、文字通り手(指先)を動かし出すとちょっといいようです。
指先の知覚&運動神経関係は脳内でも大きな活動領域を占めてまして、ここからの刺激は脳を活性化させます(老人のボケ防止のくるみと同じことです。)。
ですから、一昔前、(左手もフルに使う)ブラインドタッチができるようになるといい文章が書けるなどといわれてました。
そういえば、貧乏ゆすりとか裸足になるのもいいという話を聞いたことがあります。
>波月さん
ありがとうございます。読んでますよ!
>朔夜さん
アドバイスどうも! 油断しないようにします。
というか、あるはずでして、コレを書こう!とよく思うんですが、ちょっと時間がたつと忘れてしまうんですね。
やっぱり年のせいでしょうか。(悲
どういうときに思いつくかといいますと、昔から三上と申しまして、馬上・枕上・厠上とされています。
私の場合、トイレはムリです。その代わりジャグジーとかいいようです。
枕上は、そうですね、妄想気味です。
馬上というのを乗り物とか歩いてるときと解釈すれば、これはまさにその通り。一説には頭が軽く揺すられるのがいいとのこと。
忘れないように取材用のICレコーダーでも常に持ち歩きますか。
では、肝心の机上、つまりパソコンやノートに向ってどうかということですが、やっぱりダメなようです。ちょっと頭が固まってしまうような感じがありますね。
しかし、これも手がありまして、文字通り手(指先)を動かし出すとちょっといいようです。
指先の知覚&運動神経関係は脳内でも大きな活動領域を占めてまして、ここからの刺激は脳を活性化させます(老人のボケ防止のくるみと同じことです。)。
ですから、一昔前、(左手もフルに使う)ブラインドタッチができるようになるといい文章が書けるなどといわれてました。
そういえば、貧乏ゆすりとか裸足になるのもいいという話を聞いたことがあります。
>波月さん
ありがとうございます。読んでますよ!
>朔夜さん
アドバイスどうも! 油断しないようにします。
手品のネタをばらす番組
2002年11月17日 FOXチャンネルで、上記のプログラムをやっている。去年やっていたヤツの再放送だが、何回見ても面白い。
手先のマジックから大掛かりなものまで、信じられないほど仕掛けを公開してしまっている。こりゃ確かに問題になるだろうな。
そのネタは、中には戦車を消すヤツとか話にならんのがあるが、さすがに人間心理をついた感心させられるものが多く、見ごたえがある。
でも、一番面白いのはナレーション。
たとえば、ナイフを投げるマジックでは、「本当は投げていないのです。危ないですからね」とか、「どんな時でもアシスタントはダンスを忘れません」とか。
PS
売れてるマジシャンはアシスタントとして双子をキープしておくのだそうです。
>レイミさん、朔夜さん
リンクありがとうございます。相互はちょっとお待ちください。(制限数一杯なのですが、もう少ししたらなんとかします)
手先のマジックから大掛かりなものまで、信じられないほど仕掛けを公開してしまっている。こりゃ確かに問題になるだろうな。
そのネタは、中には戦車を消すヤツとか話にならんのがあるが、さすがに人間心理をついた感心させられるものが多く、見ごたえがある。
でも、一番面白いのはナレーション。
たとえば、ナイフを投げるマジックでは、「本当は投げていないのです。危ないですからね」とか、「どんな時でもアシスタントはダンスを忘れません」とか。
PS
売れてるマジシャンはアシスタントとして双子をキープしておくのだそうです。
>レイミさん、朔夜さん
リンクありがとうございます。相互はちょっとお待ちください。(制限数一杯なのですが、もう少ししたらなんとかします)
昨日見た夢
2002年11月16日 しょうがないので予告通り書きます。
たまにはライブにいかなきゃというので、7000円のヤツをチョイス。ドラマーが気に入ってたと思う。
誰かと一緒に会場に出かける。ホテルのバンケットルームみたいなところ。
泉谷しげるとルーザーが演奏を始める(ドラムは村上秀一)。泉谷が前座とはすごいと思って見ていたが、あまりよくなく、そのうち退屈してうとうとしてしまう。
演奏が終わって、そのつまらなさについて仲間と何か話す。
会場の仕切り等が変更され、受付とか客席とかがセットされる。私はすでに会場内におり、なんかお金を払わなくていいような感じで、ラッキーかもしれないとか考えている。
演奏が始まりそうになるが、ドラムセットとか全然セットされていない。
しかし、メンバーがドラムセットをバラして持ち、鼓笛隊のようにして演奏しながら袖から出てくる。ホーンセクションもあって、ステージをぐるぐる回りながら演奏する。
何人かで分けて持っているドラムセットをこの後、ステージにすばやく組み立てるんだろうと一人で納得する。
曲は、アップテンポでAメロの素晴らしい、スタンダードのような明るい曲。
1コーラスごとにフロントが変わり、その度に演奏は力強くなっていく。リズムもめちゃくちゃタイト。
スゴイと思いながら感動して見ている。
というものでした。
自分ではこれはあまり面白くないと思い、夢分析には違う夢を持っていったのですが、こういう生命感にあふれる夢は実は前例がなく、分析の人もなんか感じるところがあったようでした。
でも、自分ではこの2日に書いてきたようなことの影響とか、あるいはライブに久しく行っていないとか、そういうこともあるのではないかと思ったりしてます。
申しわけありませんが、その他の細かいことは省略させてください。(てゆうか、あんまり考えてないのです)
たまにはライブにいかなきゃというので、7000円のヤツをチョイス。ドラマーが気に入ってたと思う。
誰かと一緒に会場に出かける。ホテルのバンケットルームみたいなところ。
泉谷しげるとルーザーが演奏を始める(ドラムは村上秀一)。泉谷が前座とはすごいと思って見ていたが、あまりよくなく、そのうち退屈してうとうとしてしまう。
演奏が終わって、そのつまらなさについて仲間と何か話す。
会場の仕切り等が変更され、受付とか客席とかがセットされる。私はすでに会場内におり、なんかお金を払わなくていいような感じで、ラッキーかもしれないとか考えている。
演奏が始まりそうになるが、ドラムセットとか全然セットされていない。
しかし、メンバーがドラムセットをバラして持ち、鼓笛隊のようにして演奏しながら袖から出てくる。ホーンセクションもあって、ステージをぐるぐる回りながら演奏する。
何人かで分けて持っているドラムセットをこの後、ステージにすばやく組み立てるんだろうと一人で納得する。
曲は、アップテンポでAメロの素晴らしい、スタンダードのような明るい曲。
1コーラスごとにフロントが変わり、その度に演奏は力強くなっていく。リズムもめちゃくちゃタイト。
スゴイと思いながら感動して見ている。
というものでした。
自分ではこれはあまり面白くないと思い、夢分析には違う夢を持っていったのですが、こういう生命感にあふれる夢は実は前例がなく、分析の人もなんか感じるところがあったようでした。
でも、自分ではこの2日に書いてきたようなことの影響とか、あるいはライブに久しく行っていないとか、そういうこともあるのではないかと思ったりしてます。
申しわけありませんが、その他の細かいことは省略させてください。(てゆうか、あんまり考えてないのです)
泉谷しげるのハウリングライブ
2002年11月15日 世評に名高い、泉谷しげるのハウリングライブ。ブックオフで入手して聞いてみたんだが、確かに演奏はいいのかもしれないが、なんといっても泉谷の楽曲と唄がねえ・・・(泣。
私は泉谷の25年来の追っかけだが、いいのは「黄金狂時代」までと断言します。(楽曲としてはその後も「デトロイトポーカー」とかいいのがたまに出てくるけど)
なんであんな外した変な歌い方するんだろう。あくまでストレートに唄ってほしい。名曲中の名曲「つなひき」なんて聴いてて泣きそうでしたよ。
村上秀一のソロアルバムのヨイトマケの唄ではできてるじゃないか! プンプン!
ところで、昨日だか、小坂忠のスタジオライブを放映してました。
やっぱ細野晴臣のベースは強力だわ。椎名林檎ではないが、上体が動かない、動かない。
ドラムは林立夫で、思ったよりストレートで強力。先日沼澤尚が似ていると言ったけど、ちょっとイメージが違った。沼澤氏の方はすごく都会的で華やかな感じ(パワーも不足はない)。
なんかミュージシャンって歳食ってくると、かえって力強くなるんだよね。概して若い人ほど渋く抑え目です。
(これ、前も書いた気が・・・)
ギターは佐橋。もう一人外見の冴えない年齢不詳の人がいたんだが、よく見たら鈴木茂だった(爆。
小坂忠に関しては、お好きな人はどうぞって感じ。
PS
この2日間の音楽ネタですが、実は今日見た夢の予備知識としてムリヤリ書いてました。でも、それほど書く価値があるもんでもないという気が今更ながらしております。
私は泉谷の25年来の追っかけだが、いいのは「黄金狂時代」までと断言します。(楽曲としてはその後も「デトロイトポーカー」とかいいのがたまに出てくるけど)
なんであんな外した変な歌い方するんだろう。あくまでストレートに唄ってほしい。名曲中の名曲「つなひき」なんて聴いてて泣きそうでしたよ。
村上秀一のソロアルバムのヨイトマケの唄ではできてるじゃないか! プンプン!
ところで、昨日だか、小坂忠のスタジオライブを放映してました。
やっぱ細野晴臣のベースは強力だわ。椎名林檎ではないが、上体が動かない、動かない。
ドラムは林立夫で、思ったよりストレートで強力。先日沼澤尚が似ていると言ったけど、ちょっとイメージが違った。沼澤氏の方はすごく都会的で華やかな感じ(パワーも不足はない)。
なんかミュージシャンって歳食ってくると、かえって力強くなるんだよね。概して若い人ほど渋く抑え目です。
(これ、前も書いた気が・・・)
ギターは佐橋。もう一人外見の冴えない年齢不詳の人がいたんだが、よく見たら鈴木茂だった(爆。
小坂忠に関しては、お好きな人はどうぞって感じ。
PS
この2日間の音楽ネタですが、実は今日見た夢の予備知識としてムリヤリ書いてました。でも、それほど書く価値があるもんでもないという気が今更ながらしております。
シドと白昼夢のバージョン違い
2002年11月14日 とあるサイトを見ていたら、服部隆之の名前があって、この人は何物だっけと考えていたのだが、椎名林檎のシングルCD「真夜中は純潔」のカップリングの「シドと白昼夢」のアレンジをした人だったことを思い出した。
ついでにちょっと調べたら、この人、有名な服部一家の三代目なんだね。
あと、村上秀一のメルマガによると、この曲は1テイクでOKだったらしい。(先日書いた山下達郎のギターマガジンでも、こういういいミュージシャンはほとんど一発という話が出ていた)
この曲に関する椎名林檎本人のコメントは、
「ポンタさんは生で初めて見たんですけど、上体動かない、動かない。すごい、外人みたい、とか思って。聴いたことない、感情的な感じで、びっくりしました。そもそもアレンジは服部さんが決めてあって、ここでドラムがパーンって入るっていう風になってるんだけど、それ以外で自由に出来る隙をうまく使って叩かれるんですよね。あんなドラム聴いたことがないですよ。」
(www.toshiba-emi.co.jp/ringo/fullten/04/index_j.htm)
先日、私は「よく聞くとすごくカッコいいことをしている」と味気ない書き方をしてしまったが、さすが当事者、本質的なところをズバリ表現している。
ところで、この「シドと白昼夢」、オケにボーカルが負けているという指摘がどこかのサイトであった。
確かにもう少し唄いこめる点はあるのかもしれないけど、きっとこれはオレが指摘したホーンとの音量バランスとか唄の残響音とかの話だと思うよ。
でももう一度よく聴いてみたくなった。(しかーし、娘に取られてしまっているのです)
ついでにちょっと調べたら、この人、有名な服部一家の三代目なんだね。
あと、村上秀一のメルマガによると、この曲は1テイクでOKだったらしい。(先日書いた山下達郎のギターマガジンでも、こういういいミュージシャンはほとんど一発という話が出ていた)
この曲に関する椎名林檎本人のコメントは、
「ポンタさんは生で初めて見たんですけど、上体動かない、動かない。すごい、外人みたい、とか思って。聴いたことない、感情的な感じで、びっくりしました。そもそもアレンジは服部さんが決めてあって、ここでドラムがパーンって入るっていう風になってるんだけど、それ以外で自由に出来る隙をうまく使って叩かれるんですよね。あんなドラム聴いたことがないですよ。」
(www.toshiba-emi.co.jp/ringo/fullten/04/index_j.htm)
先日、私は「よく聞くとすごくカッコいいことをしている」と味気ない書き方をしてしまったが、さすが当事者、本質的なところをズバリ表現している。
ところで、この「シドと白昼夢」、オケにボーカルが負けているという指摘がどこかのサイトであった。
確かにもう少し唄いこめる点はあるのかもしれないけど、きっとこれはオレが指摘したホーンとの音量バランスとか唄の残響音とかの話だと思うよ。
でももう一度よく聴いてみたくなった。(しかーし、娘に取られてしまっているのです)
スイングマジックについて
2002年11月13日 毒にも薬にもならない音楽とかサッカーとかについて嫌々(!)書いているときは、大抵調子が悪いときです。
てゆーか、調子がいい時がないってゆーか、主観的にも客観的にも常にドツボなんですけど。
あとはドツボにハマル深さが細かく上下しながら下降していくという感じですかね。(日経平均みたい)
ということで、ゴルフの方はしぶとく練習しております。これだけはわずかながらも着実に上達しているのがわかるので救いです。
ところで、スイングマジックという練習クラブがあります(通販から売り出しましたが、現在ではスポーツロードとかにも置いてあります)。
右手のグリップ部分がスライドするものですが、似たようなドリルは昔からよく知られており、別にこれを買わなければできないというものではありません。
数日前からふと思いついてこのドリルを集中的にやってますが、たとえば右手の使い方にしても、ずいぶん勘違いしていたことがわかりました。
ちょっと前にも「大体できあがった」とか偉そうに言ってましたし、この3ヶ月くらい集中的に練習してるくせに何だと思われるかもしれません。実は私もそう思ってます。
前にも書きましたが、私は才能なし、悪癖の固まりですので、とりあえず悪癖の矯正だけで大変な作業でして、まだまだ上級者になれるような「スイング的な長所」を身に付けたりするのは先の話だと、あらためて思い至りました。
しかし、昔本格的にやっていたスポーツもそうでしたが、才能がないだけに、(フォームやゲーム論の)根本的な部分から自分で考え、あきらめずに自分の納得いくレベルまで粘り強くモノにしていく点は、私の長所だと思っています。
(もちろん超一流のプレーヤーには到底なれませんが、コーチや評論家としては最適です)
PS
最近はいいゴルフ練習機器が出ています。スイングマジックもそうですが、メディカスもオススメです。
一方、スイングプロのような柔らかいシャフトの練習クラブは、スイングが大体固まってから役に立つものです。
てゆーか、調子がいい時がないってゆーか、主観的にも客観的にも常にドツボなんですけど。
あとはドツボにハマル深さが細かく上下しながら下降していくという感じですかね。(日経平均みたい)
ということで、ゴルフの方はしぶとく練習しております。これだけはわずかながらも着実に上達しているのがわかるので救いです。
ところで、スイングマジックという練習クラブがあります(通販から売り出しましたが、現在ではスポーツロードとかにも置いてあります)。
右手のグリップ部分がスライドするものですが、似たようなドリルは昔からよく知られており、別にこれを買わなければできないというものではありません。
数日前からふと思いついてこのドリルを集中的にやってますが、たとえば右手の使い方にしても、ずいぶん勘違いしていたことがわかりました。
ちょっと前にも「大体できあがった」とか偉そうに言ってましたし、この3ヶ月くらい集中的に練習してるくせに何だと思われるかもしれません。実は私もそう思ってます。
前にも書きましたが、私は才能なし、悪癖の固まりですので、とりあえず悪癖の矯正だけで大変な作業でして、まだまだ上級者になれるような「スイング的な長所」を身に付けたりするのは先の話だと、あらためて思い至りました。
しかし、昔本格的にやっていたスポーツもそうでしたが、才能がないだけに、(フォームやゲーム論の)根本的な部分から自分で考え、あきらめずに自分の納得いくレベルまで粘り強くモノにしていく点は、私の長所だと思っています。
(もちろん超一流のプレーヤーには到底なれませんが、コーチや評論家としては最適です)
PS
最近はいいゴルフ練習機器が出ています。スイングマジックもそうですが、メディカスもオススメです。
一方、スイングプロのような柔らかいシャフトの練習クラブは、スイングが大体固まってから役に立つものです。
ちょっと気になった音楽雑誌
2002年11月12日 ギターマガジン、山下達郎の話がとても面白くて、再度立ち読みするか買うか考えているうちに店頭から消えてしまった。でもたぶんバックナンバーとして入手できるはず(しかし内容をもう一度チェックできないので、たぶん買わないだろう)。
そのかわりというわけではないがキーボードマガジンを手にしてみたところ、ミュージシャンのオススメアルバムとかの特集があって結構面白い。
ダニーハザウェイとウエザーリポートのライブは複数の人から支持されていたし、クルセイダーズのスクラッチというライブ盤、そしてまたなんと四人囃子を挙げている人がいて(この人はその対極ともいうべきミカバンドについても高い評価をしていた)、なんか愛聴しているものが多くて、ウンウンとうなずきながら読んでました。
後はアレサフランクリンとかスティービーワンダーとかEW&Fとかかな。
いずれにせよ、ライブアルバムが多かったのが意外な気もしたけど、やっぱりいい出来のライブに敵うものはありませんよね。
PS1
ちょっと見てみたら、クルセイダーズのSo far awayって、キャロルキングの曲だったんですね。友達がどうしたこうしたって曲も有名で、誰がやってもイイんですが(まるでバッハみたい)、これも相当です。
PS2
実はこれだけではなくって、中ニ娘が愛読している音楽誌だかビジュアル(?)誌だかよくわからない雑誌についてコメントする予定でした。
なんであんなに写真に凝るんだろうかとか思ってたんですが、また後日にします。
そのかわりというわけではないがキーボードマガジンを手にしてみたところ、ミュージシャンのオススメアルバムとかの特集があって結構面白い。
ダニーハザウェイとウエザーリポートのライブは複数の人から支持されていたし、クルセイダーズのスクラッチというライブ盤、そしてまたなんと四人囃子を挙げている人がいて(この人はその対極ともいうべきミカバンドについても高い評価をしていた)、なんか愛聴しているものが多くて、ウンウンとうなずきながら読んでました。
後はアレサフランクリンとかスティービーワンダーとかEW&Fとかかな。
いずれにせよ、ライブアルバムが多かったのが意外な気もしたけど、やっぱりいい出来のライブに敵うものはありませんよね。
PS1
ちょっと見てみたら、クルセイダーズのSo far awayって、キャロルキングの曲だったんですね。友達がどうしたこうしたって曲も有名で、誰がやってもイイんですが(まるでバッハみたい)、これも相当です。
PS2
実はこれだけではなくって、中ニ娘が愛読している音楽誌だかビジュアル(?)誌だかよくわからない雑誌についてコメントする予定でした。
なんであんなに写真に凝るんだろうかとか思ってたんですが、また後日にします。
時にはサッカーネタを
2002年11月11日 ガンバ、負けましたね。やっぱり力の差というべきでしょうか。
ところで、二川って本職のボランチの方がいいんでないだろうか。でも2列目に頼りになるのがいないからしょうがないか。確かにすばしっこそうなので、稲本よりは司令塔向きかな。
その後、アルゼンチン戦に向けての代表が発表されたらしい。
なんかよくわからない人選ですのう。
上野とか中西とか、数年前の全盛期ならもろ手を挙げて賛成どころか、なんで多く呼ばないんだと思ってたもんだが、今の力ではどうかな。
中村は来ないかもしれないけど、今度というか、何回も繰り返しあんなパフォーマンスだったら、いずれジーコもスプーンを投げるだろう。
要するに一発を狙いすぎてボール離れが悪く、いずれ寄せられて取られてしまうのだが、ああいうファンタジスタ?(何それ?)とか司令塔?とかのプレーヤーは、「絶対に」ボールを取られてはいけない。
そこに不安があると、「使われる」選手が動いてくれなくなるからだ。
そのあたり、中田や小野はよくわかっていて、ヤバイ時はシンプルにつなぐ。コンディションが悪いときもそうで、消極的に見えるかもしれないが、それが最善の選択なのである。
中村がそのあたりをわかってるのかどうか知らないが、結果的にボールを取られてしまうというのは、コンディションなどは言い訳にしかすぎず、要するに「判断力の悪い、使えない選手」としかいいようがない。
そろそろ正念場のような気がするが、独特な彼のプレーを堪能したいもんである。
ところで、セック鈴木さんによれば352が復活したとのこと。(home.att.ne.jp/gamma/0-0/。過去ログを記録したサイトはlonglive352.jin.gr.jp/)
すいません、私は一回も目を通したことがありません。名前と評判を存じ上げているだけです(代表にしか興味がないもんで)。
PS
33333自分で踏みました。
そういや、30000踏んだ人、ぜひご連絡を。何か差し上げたいと思います。
ところで、二川って本職のボランチの方がいいんでないだろうか。でも2列目に頼りになるのがいないからしょうがないか。確かにすばしっこそうなので、稲本よりは司令塔向きかな。
その後、アルゼンチン戦に向けての代表が発表されたらしい。
なんかよくわからない人選ですのう。
上野とか中西とか、数年前の全盛期ならもろ手を挙げて賛成どころか、なんで多く呼ばないんだと思ってたもんだが、今の力ではどうかな。
中村は来ないかもしれないけど、今度というか、何回も繰り返しあんなパフォーマンスだったら、いずれジーコもスプーンを投げるだろう。
要するに一発を狙いすぎてボール離れが悪く、いずれ寄せられて取られてしまうのだが、ああいうファンタジスタ?(何それ?)とか司令塔?とかのプレーヤーは、「絶対に」ボールを取られてはいけない。
そこに不安があると、「使われる」選手が動いてくれなくなるからだ。
そのあたり、中田や小野はよくわかっていて、ヤバイ時はシンプルにつなぐ。コンディションが悪いときもそうで、消極的に見えるかもしれないが、それが最善の選択なのである。
中村がそのあたりをわかってるのかどうか知らないが、結果的にボールを取られてしまうというのは、コンディションなどは言い訳にしかすぎず、要するに「判断力の悪い、使えない選手」としかいいようがない。
そろそろ正念場のような気がするが、独特な彼のプレーを堪能したいもんである。
ところで、セック鈴木さんによれば352が復活したとのこと。(home.att.ne.jp/gamma/0-0/。過去ログを記録したサイトはlonglive352.jin.gr.jp/)
すいません、私は一回も目を通したことがありません。名前と評判を存じ上げているだけです(代表にしか興味がないもんで)。
PS
33333自分で踏みました。
そういや、30000踏んだ人、ぜひご連絡を。何か差し上げたいと思います。
お礼
2002年11月10日 おかげさまで、茶屋さんの日記がわかりました。新しいHNは「清華」さんです。高校生なんですが、とても面白いですよ!
あと、波月さん、緋呂さんの日記は知ってましたが、皆様ご親切に教えていただきまして、ありがとうございました。
PS
ちょび吉さんは日記の引越ししたんでしょうか?
あと、波月さん、緋呂さんの日記は知ってましたが、皆様ご親切に教えていただきまして、ありがとうございました。
PS
ちょび吉さんは日記の引越ししたんでしょうか?
カバーについて
2002年11月9日 昨日は、佐藤竹善のライブ放映をやっていた。
メンバーは塩谷哲、高水健司、大儀見元、田中義人、大滝裕子。
ほとんどカバーだったけど、演奏は悪いはずはないし、まあ楽しめた。
高水の雰囲気が村上秀一の番組で見るのと違って柔らかいのがとてもステキ。大儀見元も松岡直也でやってた頃から見ているが、存在感も増してきている。こういう感じならドラムレスっていうのもアリだよね。
中二娘もちょっと見てたらしいが、「キーボードの人がよかった」と言っていた。よくわかってんじゃん。
ということでカバー曲についてだが、はっきり言って、別に佐藤竹善で聴く必然性をあまり感じない。
基本的にカバーはオリジナルを超えるものが少ないのは定説となっており、数少ない例外といえば高中正義のマンボNo.5(爆。
てゆうか、スタンダード化してしまった曲ならいいということであり、たとえば比較的新しいところではキャロルキングの一連の曲。
そうでなければ、どうしてもオリジナルと比べてしまうことになる。
ところで、椎名林檎のシングル「罪と罰」を入手したんだが、カップリング曲として「君の瞳に恋してる」がカバーされている。
亀田誠治アレンジのこの音源については、やりたいことはすごくわかし、原曲のよさも生かされてると思うけど、やっぱりそれだけなわけで、林檎の力ある唄を耳にするとすごくもったいない気がする。
「こんな風にやってみると面白い」っていうのもわかるけど、往々にして自己満足に陥る。
これは村上秀一もそうで、たとえばソロアルバムのマンボNo.5など、中島ケイコの唄がなくてもっと長ければ、新たな決定版となっていたかもしれない。
ということで、これからカバーする人は、オリジナルを越え、「これが新しいスタンダードだ!」「この曲といえば古今東西を見渡してもこの演奏に限る!」つーくらいの気概で臨んでもらいたいと思うのである。
最近の(日本の)ミュージシャン事情ならそれは可能だろう。
(この前書いた森広隆のイズントシーラブリー、これはスタンダードだしライブだからどうやっても許されるけど、もう少し練ればすごくイイものだったと思う)
メンバーは塩谷哲、高水健司、大儀見元、田中義人、大滝裕子。
ほとんどカバーだったけど、演奏は悪いはずはないし、まあ楽しめた。
高水の雰囲気が村上秀一の番組で見るのと違って柔らかいのがとてもステキ。大儀見元も松岡直也でやってた頃から見ているが、存在感も増してきている。こういう感じならドラムレスっていうのもアリだよね。
中二娘もちょっと見てたらしいが、「キーボードの人がよかった」と言っていた。よくわかってんじゃん。
ということでカバー曲についてだが、はっきり言って、別に佐藤竹善で聴く必然性をあまり感じない。
基本的にカバーはオリジナルを超えるものが少ないのは定説となっており、数少ない例外といえば高中正義のマンボNo.5(爆。
てゆうか、スタンダード化してしまった曲ならいいということであり、たとえば比較的新しいところではキャロルキングの一連の曲。
そうでなければ、どうしてもオリジナルと比べてしまうことになる。
ところで、椎名林檎のシングル「罪と罰」を入手したんだが、カップリング曲として「君の瞳に恋してる」がカバーされている。
亀田誠治アレンジのこの音源については、やりたいことはすごくわかし、原曲のよさも生かされてると思うけど、やっぱりそれだけなわけで、林檎の力ある唄を耳にするとすごくもったいない気がする。
「こんな風にやってみると面白い」っていうのもわかるけど、往々にして自己満足に陥る。
これは村上秀一もそうで、たとえばソロアルバムのマンボNo.5など、中島ケイコの唄がなくてもっと長ければ、新たな決定版となっていたかもしれない。
ということで、これからカバーする人は、オリジナルを越え、「これが新しいスタンダードだ!」「この曲といえば古今東西を見渡してもこの演奏に限る!」つーくらいの気概で臨んでもらいたいと思うのである。
最近の(日本の)ミュージシャン事情ならそれは可能だろう。
(この前書いた森広隆のイズントシーラブリー、これはスタンダードだしライブだからどうやっても許されるけど、もう少し練ればすごくイイものだったと思う)
アポトーシスの科学
2002年11月8日 昨日付けの日記に書いた分子生物学の本とは、講談社ブルーバックス「アポトーシスの科学」。
ちょっと古いのかもしれないが、なかなか面白い。
動物の細胞の死については、近年では分裂回数の制限(テロメア)がよく知られているのでないかと思うが、実際は、遺伝子等の傷等の異常による自己破壊プログラムが働くことの方が多い。これをアポトーシスという。
ダメージの大きい細胞は修復するよりも新しいものに置き換えた方が早いというわけだが、これが非常に重要らしい。
たとえば、これによって細胞のガン化が少なくなっているという。
つまり、異常を来たした細胞は自殺してしまうのがノーマルで、大抵はそれで無事に済んでいるのだが、さらにアポトーシス(自殺)機構そのものの異常が加わると生き延びてガンになってしまうのである。
アポトーシスは基本的に活性酸素を利用するので、ちょっと考えると、いわゆる「抗酸化サプリメント」は必ずしもメリットだけがあるものじゃないという気もしてくる(もちろんそれが働く場が全然違うのでそんなワケないと思うが)。
まあ要するに、死なないのが必ずしもいいこととはいえないというわけだ。
ところで、死なない細胞もある。脳細胞と心筋だが、この本では、それらのプログラム死が生物の寿命としている。
実際にはむしろテロメアがらみの臓器不全が効いてるのではないかという疑問もあるが、まあ確かにそれが老衰の本質かもしれない。
昔はオレも抱朴子なんかを研究したもんだが(爆)、最近は健康関係は興味を失った。もちろん大切なことだとは思うが、健康オタクもどうかという気がする。
PS
卵細胞は出生時に約50万個あり、その中から一生で400個だけが卵子として使われる。卵細胞は異常の修復能力が極めて高い上、完璧なものだけが選択されるらしい。
一方、精子と受精卵は、修復能力はほとんどなく、ちょっとでも異常があると極めて容易に自殺してしまう。
だから、たとえば放射線を浴びるなどで問題がありそうに思えても、受精卵期を乗り越えた胎児にはほとんど問題がないという。
うーん、すごくよくできている。
ちょっと古いのかもしれないが、なかなか面白い。
動物の細胞の死については、近年では分裂回数の制限(テロメア)がよく知られているのでないかと思うが、実際は、遺伝子等の傷等の異常による自己破壊プログラムが働くことの方が多い。これをアポトーシスという。
ダメージの大きい細胞は修復するよりも新しいものに置き換えた方が早いというわけだが、これが非常に重要らしい。
たとえば、これによって細胞のガン化が少なくなっているという。
つまり、異常を来たした細胞は自殺してしまうのがノーマルで、大抵はそれで無事に済んでいるのだが、さらにアポトーシス(自殺)機構そのものの異常が加わると生き延びてガンになってしまうのである。
アポトーシスは基本的に活性酸素を利用するので、ちょっと考えると、いわゆる「抗酸化サプリメント」は必ずしもメリットだけがあるものじゃないという気もしてくる(もちろんそれが働く場が全然違うのでそんなワケないと思うが)。
まあ要するに、死なないのが必ずしもいいこととはいえないというわけだ。
ところで、死なない細胞もある。脳細胞と心筋だが、この本では、それらのプログラム死が生物の寿命としている。
実際にはむしろテロメアがらみの臓器不全が効いてるのではないかという疑問もあるが、まあ確かにそれが老衰の本質かもしれない。
昔はオレも抱朴子なんかを研究したもんだが(爆)、最近は健康関係は興味を失った。もちろん大切なことだとは思うが、健康オタクもどうかという気がする。
PS
卵細胞は出生時に約50万個あり、その中から一生で400個だけが卵子として使われる。卵細胞は異常の修復能力が極めて高い上、完璧なものだけが選択されるらしい。
一方、精子と受精卵は、修復能力はほとんどなく、ちょっとでも異常があると極めて容易に自殺してしまう。
だから、たとえば放射線を浴びるなどで問題がありそうに思えても、受精卵期を乗り越えた胎児にはほとんど問題がないという。
うーん、すごくよくできている。
物理の世界
2002年11月7日 共立出版「物理の世界」というのをゴミ捨て場から拾ってきた。
こういう専門書は何冊か持っているので、どんな風に書かれているかという興味があっただけなのだが、付章に「近代科学と世界観・自然観」というお題で、渡辺正雄が極めてわかりやすくまとめていたのが印象に残った。
まあ定説どおり、「キリスト教ゆえに科学が発展した」ということなんだが、オレもいろいろな本で何回もそれを読んでいるものの、いつもどうもよくわからないところがあって困惑していたのだが(特に2元論とかの問題)、なんかすっきり頭に入った気分がした。(書き方による?)
それによると、まず、旧約聖書にもあるとおり、(神に似せて作られた)人間は特別な存在であるから、自然や生物は人間により操作利用されるべきという観念がある。
そして、神が創ったものは秩序と合理性があるはずなので、それを自然から見出すことは聖書を理解するためにも奨励される。
これが近代科学の基礎であって、関わり合いの中で自分(および自然)を意味づける東洋の自然観とはまったく違うものである。
かのフックの法則のロバート・フックは
「人類が禁断の知恵の実を味わって失・楽園したように、子孫たる我々は、同じ方法によって、ある程度までは回復されるのである。これらの自然の知識の実を、ただ観想するだけでなく、味わってもみることによってである」
と述べているという。
たまたま現代分子生物学の本も平行して読んでいたんだが、「造化の神の巧妙さには驚くばかりだ」という文句もあり、まあ同じことをいっているんだろう。
しかーし、そんな一般的なことで納得するようなワタクシではない。
古代ギリシャでも相当自然科学が発達していたが、これはキリスト教とは何の関係もなかったはず。
まあ紙面が限られていたということもあると思うが、こういうことについてもちょっと言及して欲しかったという気がする。
こういう専門書は何冊か持っているので、どんな風に書かれているかという興味があっただけなのだが、付章に「近代科学と世界観・自然観」というお題で、渡辺正雄が極めてわかりやすくまとめていたのが印象に残った。
まあ定説どおり、「キリスト教ゆえに科学が発展した」ということなんだが、オレもいろいろな本で何回もそれを読んでいるものの、いつもどうもよくわからないところがあって困惑していたのだが(特に2元論とかの問題)、なんかすっきり頭に入った気分がした。(書き方による?)
それによると、まず、旧約聖書にもあるとおり、(神に似せて作られた)人間は特別な存在であるから、自然や生物は人間により操作利用されるべきという観念がある。
そして、神が創ったものは秩序と合理性があるはずなので、それを自然から見出すことは聖書を理解するためにも奨励される。
これが近代科学の基礎であって、関わり合いの中で自分(および自然)を意味づける東洋の自然観とはまったく違うものである。
かのフックの法則のロバート・フックは
「人類が禁断の知恵の実を味わって失・楽園したように、子孫たる我々は、同じ方法によって、ある程度までは回復されるのである。これらの自然の知識の実を、ただ観想するだけでなく、味わってもみることによってである」
と述べているという。
たまたま現代分子生物学の本も平行して読んでいたんだが、「造化の神の巧妙さには驚くばかりだ」という文句もあり、まあ同じことをいっているんだろう。
しかーし、そんな一般的なことで納得するようなワタクシではない。
古代ギリシャでも相当自然科学が発達していたが、これはキリスト教とは何の関係もなかったはず。
まあ紙面が限られていたということもあると思うが、こういうことについてもちょっと言及して欲しかったという気がする。
古代文字の謎
2002年11月6日 いつぞや紹介したサンポウブックス(だっけ?)の99の謎シリーズ。
その中でも特に気に入ってて、何回も読み直しているもののひとつ、「失われた古代文字99の謎」は、著者もちゃんとした研究者だし、すごく知的好奇心を刺激する。
こういう本はもう出ないかなと思っていたところ、それに取って代わりそうな勢いの文庫本をハケ−ン。
成美文庫「古代文字に秘められた文明の謎」というやつ。
監修は吉村作治だが、内容は東洋や南米もあるので、もちろん名ばかり。
おそらくどこかの大学の助手クラス、またはそういうものがすごく好きなライターが書いてるんだろう。大体、吉村本人が前書きで「目から鱗が落ちる」なんて書いてどうするんだ!
俺自身、初めて知ったことが結構あり、たとえば、世界最古の法典はハンムラビではなくウルナンムだとか、エジプトの古王国時代の終焉は民衆の力によって王が廃されたとか。
他にもいっぱいあるが、これらについてコメントすると、ウルナンムには「貧乏人は富者・権力者の犠牲とされてはならない」とあり、なかなかと思わせるものの、その200年後のハンムラビでは(一般的には「目には目を」といわれているものの、実際には抜け道が多く)、身分によって刑罰が全く違っていたという。
きっと権力層からの圧力があったんだろうなあ。
高校の世界史の教師が「最も重要なのは世界史だ」と強調していたが、確かにある意味、それはいえてるかもしれない。
なんせ(個人の伝記も含めて考えて)ありとあらゆる人、組織のあらゆる状況での行動や考えが記録されてる。それらから多くを汲み取ることはできるはずである。
しかし、人間は愚かで、あまりそういう教訓を生かしてはいないようにも思える。
もうひとつのエジプト古王国の終焉に関しては、あの時代、あれだけの王権さえ民衆が倒したという事実があったということである。
ひるがえって、先進国の中で民主主義を自前で獲得していないのは日本くらいなもので、だからいろいろ変な点が多いんだろうってことをつらつら考えた。
アメリカでは政府や警察(&自衛隊)も自分達が選んだという意識が強いが(たとえば保安官(シェリフ)なんかもともとその際たるもの)、日本じゃ全く「お上」だもんな。
フランスなんかも、あの高慢さ、個人主義がよく批判されるが、それはやっぱり自分達の力を信じているからだと思う。
PS
だれか茶屋さんの新しい日記、知りませんか?
その中でも特に気に入ってて、何回も読み直しているもののひとつ、「失われた古代文字99の謎」は、著者もちゃんとした研究者だし、すごく知的好奇心を刺激する。
こういう本はもう出ないかなと思っていたところ、それに取って代わりそうな勢いの文庫本をハケ−ン。
成美文庫「古代文字に秘められた文明の謎」というやつ。
監修は吉村作治だが、内容は東洋や南米もあるので、もちろん名ばかり。
おそらくどこかの大学の助手クラス、またはそういうものがすごく好きなライターが書いてるんだろう。大体、吉村本人が前書きで「目から鱗が落ちる」なんて書いてどうするんだ!
俺自身、初めて知ったことが結構あり、たとえば、世界最古の法典はハンムラビではなくウルナンムだとか、エジプトの古王国時代の終焉は民衆の力によって王が廃されたとか。
他にもいっぱいあるが、これらについてコメントすると、ウルナンムには「貧乏人は富者・権力者の犠牲とされてはならない」とあり、なかなかと思わせるものの、その200年後のハンムラビでは(一般的には「目には目を」といわれているものの、実際には抜け道が多く)、身分によって刑罰が全く違っていたという。
きっと権力層からの圧力があったんだろうなあ。
高校の世界史の教師が「最も重要なのは世界史だ」と強調していたが、確かにある意味、それはいえてるかもしれない。
なんせ(個人の伝記も含めて考えて)ありとあらゆる人、組織のあらゆる状況での行動や考えが記録されてる。それらから多くを汲み取ることはできるはずである。
しかし、人間は愚かで、あまりそういう教訓を生かしてはいないようにも思える。
もうひとつのエジプト古王国の終焉に関しては、あの時代、あれだけの王権さえ民衆が倒したという事実があったということである。
ひるがえって、先進国の中で民主主義を自前で獲得していないのは日本くらいなもので、だからいろいろ変な点が多いんだろうってことをつらつら考えた。
アメリカでは政府や警察(&自衛隊)も自分達が選んだという意識が強いが(たとえば保安官(シェリフ)なんかもともとその際たるもの)、日本じゃ全く「お上」だもんな。
フランスなんかも、あの高慢さ、個人主義がよく批判されるが、それはやっぱり自分達の力を信じているからだと思う。
PS
だれか茶屋さんの新しい日記、知りませんか?