MPS

2005年3月20日
 今日は、ドリコムとやらが主催する高校生のミュージックパワーステーション(MPS)を見てきた。これは関東大会なのかな? よくわからん。
 パンフレットを見たらここにもタテイシミキト(慶応湘南)の名前があった。いわゆるコンテスト荒らしですか?(笑
 順位やらには全然興味がなかったので結果発表の前に帰って来たが、なかなか面白かった。

 やっぱり熱金魚とタテイシミキトは別格だろう。エンターテイメントとして普通に楽しめた。あとハイビスカスがいい。

 とりあえず知りたかったK高校の連中のレベルだが、演奏力はこの別格の連中と同じくらいは楽にある。特に完全にプロでやろうとしてるから、並の高校生とはステージ上の存在感みたいなものがまるっきり違う。
 ただ、連中は今のところオリジナルをほとんどやってないし、KS氏を除いてボーカルにも弱点を抱えている。これではこういう大会は無理だ。
 仮の話だが、KSボーカル、O西ドラム、鬼面ベースあたりで、(いいオリジナルはちょっと難しいとして)誰かの知られざる名曲でもうまくアレンジできれば、熱金魚をしのぐパフォーマンスは十分に可能と思われる。まあそういうことを考えもしないのが連中なわけだが。一昔前は腕のいいのでとりあえず集まったもんだが、今は先に目指す音楽がありきということなんだろう。
 あと、ベストプレイヤー賞というのがあって、「飛び抜けて素晴らしいステージングや演奏を行った個人」となっているのだが、こんなもん、現時点での上手い下手を評価してもしょうがない。逆にいうと、テクだけで判断されないとすれば、もし鬼面さんが出てたら圧倒的だと思う。

 プレイヤーでは、ハイビスカスのドラムとノーブランドのベースが目に付いた。
 ジャーマンポテトスープレックスはボーカルが強力で、ラストの曲もなかなかいいが、アレンジにもう一工夫欲しいかな。特にベースライン。
 成女バンドはこういうところに出てきちゃまずいんじゃね?(笑 でも曲は面白かった。長かったけど。

PS
 タテイシミキトバンド(ヘヤボシルースターズ)はもうこの日記には登場しないと思われるので、ちょっと感想を書いておきたいのだが、それは要するに自分の趣味ではないってこと。
 タテイシ氏の楽曲はすごくいいし、才能ある人だと思う。音源があればぜひとも聞いてみたい。でもこのバンドではちょっとライブに足を向ける気にはならないなあ。あくまで好みの問題ですが。
 あ、もちろん感想を誰かに聞かれたら「一回聴いてみる価値はある」と言いますよ。
 
 昨年秋のK高校の文化祭を見て以来、最近の若者バンドに興味を持つようになり、たとえばケーブルTVで放映していたヨコハマ・ハイスクール・ミュージック・フェスティバル(YHMF)の大会も見たが、なんだかよくわからない。
(確かにタテイシミキトは相当なもんだと思ったが、他に目に付いたのは「ピノコにお願い」くらい。これはリズムセクションはいい感じで、ボーカルも歌は下手だが萌える)
 K高校のメンツが私の印象通り飛び抜けているのか、あるいは今では若者全体のレベルが飛躍的に上がっているのか、そこらあたりを知りたい気がする。

 そこで、3月下旬に行われる若者バンドのコンテストを見に行くことにした。
 特に興味津々なのがこれまでその名は知っていたものの、まだ見ることのできなかった県立H沼高生を主体としたセッション系ジャズファンクバンドの「熱金魚」。果たしてどんなもんだろうか。
 

鬼面ベースについて

2005年3月18日
 続いて、鬼面さんの紹介をしたいと思う。http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=pgbank

 プロのギタリストを親に持ち(と聞いた)、その本名も「美音」。楽器はたいていできるようで、娘も学校でバイオリンを弾いているのを見たと言っていた。
 高校2年でアメリカに(留学ではなく?)修業に行っており、そのせいかまだ4年目で在校中。ルックスは文字通りロッカーそのもので、ライブも学校も同じ格好(K高校は私服)。一本芯が通っている。
 気合の入り方は尋常ではなく、私も去年彼女のHPを読んだとき、高3の女子でこんなのがありうるんだろうかと考え込んでしまったくらいだ。(この日記評論家の私がですよ!)

 「すごくいい人。学校でも「よっ」と挨拶してくれるので嬉しい。たまに見かけると箒を持ってどこかしら掃除してるのが謎」(娘談)とこのことで、飾らない裏表のない性格は日記からもよくわかる。

 さて肝心のベースだが、これがまた驚異。とにかくかっこいいの一言に尽きる。弾き姿ばかりじゃなくちょっとしたしぐさとか、なんかもう生まれながらのロッカーという感じ。
 3月の下旬にサポートに入った2つのバンドのBBSでも賞賛の嵐。そもそもO西ドラムをさしおいて「鬼面ぶっちゃけベースとびぬけてたわぁ〜」なんて対バンからのレス、ふつうにあり得ないべ???

 テクは私にはよくわからないが、少なくともリズムセクションは見事なものだったし。有名らしい「CALL ME」という曲もやっていたが、ベースラインはよく唄っていたと思う。

PS
 鬼面さんは2005年秋くらいのトーキョーグラフィティに載ったそうですので探してみてください。
  

MDHのライブ

2005年3月17日
 O西氏が所属しているバンドはMad House(MDH)というのだが、これに鬼面さんがベースでサポートで入ったライブを見てきた。コピーもの中心でやっぱりレッチリとかなのかな?(よく知りません)
 前にもほぼ同じメンバーでのバンドを見たことがあるが、今回は特にボーカルとギターに進歩が見られた。

 O西氏のドラムもまた一段と凄まじい。並のバンドに入るとドラムだけ目立ってしまって、なんかもう音楽を聴くって感じじゃなくなるのだが、今回は鬼面ベースで強力なリズムセクションになっていた。
 基本的にはグルーブドラマーという感じではなく、8ビートでドカンドカンと来るタイプ。外人風エイトかもしれない。ただ他バンドではリストの柔らかい16ビートを抑え気味に叩いているのも見たことがあって、ずいぶん練習している感じを受けた。あと、爆音の割にうるさく感じないのもいい。
 まあ見ての爽快感は凄いものがあります。ちゃんと金払って定期的に見たくなる麻薬的なところがあり、その意味ではすでにプロとしての必要条件の一つは満たしているといっていい。

 ご本人はとてもかっこいい人で、サッカー日本代表の宮本恒靖をスリムにした感じかな。日記からもその人格者ぶりは偲ばれます。
 

卒業ライブその2

2005年3月6日
 4番手は当初、あの「アンバランス」というアナウンスがあって期待していたのだが、KS氏のユニットに変更されていた。
 MC二人+DJで、リップスライムの「ファンカスティック」もやってたけど、これはよく出来ていた。唄というか声もすごくいい感じ。なんでもKS氏は卒業式でも歌ったとのこと。他のメンバーも存在感があった。

 最後は「TSrow」という、昨年の文化祭でも見たバンド。普通のロックだけど、何せいかにも悪そうな連中だ。ドラムなんかも黒い皮手袋してたが、特にボーカルの二人。ギターの一人は上島竜平そっくりで、なかなかいいキャラだった。でもまあこのバンドも腕は確かだ。
 最初は軽音でやってたが、離脱して独自活動しているバンドとのことで、K高校はこういうのが多いらしい。
 O西氏やKS氏のようなセッション系というかストイックなタイプとは正反対な感じだが、こういうのもありだろう。

 それにしてもK高校は芸人揃いだ。文化祭の時もそうだったが、この卒業ライブも驚いたよ。
 もともと神奈川の中堅校では唯一の私服校だったから、クリエイター志望者が好んで集まってくるようなところはある。

 神奈川の公立でも、プロによる講習会を開いたり高校生のコンテストに出させたり、他校と交流するなどして、部活動として顧問が熱心に指導してやっているところもあるが(たとえば川崎北や足柄)、K高校の奴らはそういうのにはまったく興味を示さない。なぜかいきなりライブハウスやらプロ向けオーディションということになるらしい。メンバーも他校だろうが社会人だろうがお構いなし。

 実はK高校の軽音の顧問は割と腕のある人なのだが(教員バンドとして一部で有名なコモンズのメンバー:http://commons.m78.com/)、去年部員がまったくバンドを組まず個人練習しかしないのであきれていたらしい。
 まあそういった猛者も今年の卒業生まで。単位制になって、勉強はできるかもしれないがむしろおとなしめの生徒が入って来ているようだ。
 

卒業ライブ

2005年3月5日
 この日はK高校の卒業ライブがありますた。

 トップバッターはシェリー。http://ip.tosp.jp/i.asp?I=SHOGO0722
 2002年にはティーンズの宮地楽器神田店大会(あの激戦区ですよ!)を勝ち抜き、島村楽器のHOTLINE2004神奈川ファイナルではグランプリに次ぐ優秀賞だったため全国大会には行けなかったという、実力派の元気のいい明るい3ピースバンド。
 演奏はさすがに力があり、安定している。ギターボーカルもなかなか、ってかボーカルに弱点を抱えてるとコンテストではまず上位に行けないものだ。
 ボーカルの人は何年目だか知らないがついに卒業したとのこと。いいキャラだった。

 2番手はラビッシュという女子3人組で、これは普通の高校の女子軽音部員レベル。
 K高校は外国籍やハーフの人が多く、もともとはブラジル人のマルチネスさん(女性)がドラムだったのだが、カナダあたりに転校してしまい(なんちゅうぶっ飛んだ話だ)、O西氏がサポートで入っていた。
 最初のうちはボーカルとギターがボロボロ。しかし暖かい声援が飛び、雰囲気はほぐれる。最後のYukiの曲なんかすごくよくできてた。やっぱりレベルに合わせた選曲が重要。まあなかなか頑張ったかな。これからも続けてもらいたい。

 3番手は「キナwithイマニシ」というもので、前半はキナ氏がずっとレコードをかけ、後半は大柄スキンヘッド+サングラスのイマニシ氏をはじめ、怖そうな兄さんが3人ほど出てきてラップ。こういうのはよくわからないが、普通にちゃんと聞けるレベルだった。
 キナ氏なども髭を生やした黒服で非常にシャープな雰囲気があり、「こいつら高校生とはとても思えんな」と思って見てたが、「川崎最高」と連呼するフレーズがすごくいい感じで、おそらく苦労したであろう(笑)先生方にも聞かせたい気がした。
(続く)
 

文化祭(続き)

2005年3月3日
 KS氏とO西氏を実際に見たのは昨年10月の文化祭だった。バンド名は「アンバランス」。他にはボーカルとギターとDJ。曲はレッチリ?などのコピー物中心。

 いや驚きましたよ。こんなスケールのデカイ演奏をするアマチュア見たことないですね。
 KS氏のベースは骨太で、パワーだけじゃなくて包容力が凄くある感じ。吹奏で編曲もやっているだけあって、アンサンブル的にも優れたベースだったように思う。
 バンド的にはボーカルはイマイチだったが、途中でKS氏とボーカルが交代。「本当は自分ヒップホップの人なんですけどレゲエも大好き」と言い、湘南の風をやりだした。すごくいい楽曲と唄ですごいと思ったが、娘は本物より楽曲のよさを引き出してるんじゃないかと言っていた。

 ドラムのO西氏についてはまた改めて書きたいが、優男ながらオーソドックスなフォームで信じられないような爆音。それゆえシャープさは際立っている。まず一目見たら忘れられないドラムだ。
 ただこの日は出ずっぱりでかなり疲れていたらしく、後夜祭の最後の方ではキックが前のめり気味で、速い曲では腕もちょっと遅れていた。

 このアンバランスの他のメンバーにしてもそうだが、他にもいいバンドがいくつかあって、腕のいい他校生やOBを呼んでるのかと思ったんだが、なんと全員在校生とのこと。ちょっと信じられない思いがした。

PS
 実は、2006年現在でもこの時のアンバランスより演奏力の高いアマチュアは見たことないです。でもその翌年の文化祭を見てその理由の一つがわかりました。どうもPAが抜群によかったらしいです。
 

去年の文化祭

2005年3月2日
 まずは去年のことから書かなくてはならないが、神奈川県立K高校で軽音に入ってる娘から、「ウチの学校にすごいのが何人かいる」と聞いたのが始まりである。

 まず一人目は、吹奏のベースのKS氏。K高校の吹奏楽部は自由な雰囲気で厳しい指導なんか全くないのだが、それを2年前、久方ぶりに県大会に引っ張って行った中心メンバーである。私も昨年の文化祭でシュアなベースを弾いてるのを見た記憶がある。軽音にも顔を出しているとのこと。
 2年ほど留年しているらしい(K高校には留年という概念はありませんが)。非常に求心力のある人で、先生、OB、後輩などから絶大な信頼が寄せられている。

 もう一人は3年のドラムのO西氏。高2からドラムを始めたのにもかかわらず今や神としかいいようがないという。あれだけ数多くのプロのライブを見に行ってる娘が神というのなら、多少はできるんだろう(と思った)。
 この人はいわゆるカッコイイ人らしくもて方がハンパじゃないらしい。しかしそれだけじゃなくて性格も抜群で、リーダーとしても尊敬できる人だと言っていた。

 KS氏とO西氏はときどきノンジャンルのセッションをやることがあり、それはすごいものだという。

 最後は同じく3年の女性ロッカーの鬼面さんだが、この人については後日。
(続く)
 
これからしばらく、去年から興味を持っている10代の若者の音楽やバンドについて書いてみたいと思います。
 
 2005年の春先から高校生バンドに入れ上げてまして、大変なことになりつつある家所です。

 実は5月くらいにgooで音楽関係に絞ったブログを書き始めました。
 その目的は、とある高校生ミュージシャンに別な高校生ミュージシャンの情報を知らせるというなんだかよくわからないものでして、要するに、これぞと私が見込んだ次代を担う連中に読んでもらい、お互いお友達になって切磋琢磨などしていただきたい、という主旨なワケです。もちろん私の音楽ネタもあります。

 残念ながらというか案の定というか、一人のミュージシャンに一人を紹介したところで息が切れて挫折しますた。
 ようやく2006年の年明けからボチボチやる気が出てきて、少しずつ昨年度分を埋めてるような状況です。
(しかし一月しか書かず半年もほっておいたブログなのに多いときで30以上のヒットがあるのには驚きました)
 
 当分の間、2006年2月中旬くらいまで、今埋めている音楽ブログと同じものをアップしていきたいと思います。
 で、日付が現実に追いつきましたら、こっちには以前のようにいろいろなネタも書いていくつもりです。
 レスなどもそのときまでお待ちいただければありがたいです。
 
思ってます。
 

印籠と根付

2004年4月10日
 水戸黄門を見ていて、ずっと印籠型の携帯があれば面白いと思っていたら、ラーメンズの片桐仁が「粘土道」でもうやってた。まああれは「俺的」なものだが、見かけ本当に印籠と変わらず、家紋も入るものだと面白いのではないだろうか。

 で、もちろんストラップは根付ということになるのだが(これは携帯電話が普及してきたときに誰もが考えたことがあるでしょう)、昔の根付がお高いのはしょうがないとしても、いわゆる「現代根付」が高いのはおかしいというか、モノとして成り立たないじゃん。昔は庶民も買えたものなのにさ。
 かといってプラスチック製の安直な「根付ストラップ」じゃ芸術の香りなんかまるでない。「根付」の名が恥ずかしくないかっちゅう話もあるし、

 時々指摘されてるけど、確かに江戸自体の庶民の方がよっぽど文化的だったかもね。広重などの版画は破れたふすまにも貼られていたし、ヨーロッパへ輸出するための陶磁器の包み紙として用いられて、ゴッホらの芸術家が驚嘆したという話も有名だが。
 昔の人が手に入れてたのより安い価格で本物(の芸術)が手に入らないんじゃ、文明が進歩発展してるなんてとてもいえないだろう。
 
 
PS
「江戸時代庶民のようにストラップはベルトに通して、印籠(携帯端末)は腰からブラ下げるのが通である」という人もいるが、それは違うでしょう。
 

ピカピカの一年生

2004年4月9日
 不破臼人さんが「光り輝く子供がいた」旨日記に書かれていたが(どういう真意なのかはわかりませんが)、確かにそういうのってあるんだろう。
 かつて土瓶虫さんが似たようなことを記していたような気がする。
 

携帯を買う

2004年4月8日
 私服校じゃなきゃ絶対にいやだと言ってたのに、3日続けてなんで制服(標準服)で行くんだよ!?
 なんでも自分と同系統の格好をしている生徒がいて、なんか勝てそうもないので服を用意してからとか言っていたが、なんか禿しく勘違いしてないか?

 話相手もでき、何よりいろんな人がいて、ちょっと楽しくなってきたと言っていた。それまでは親子とも何か憮然としていたからねえ。よかったよかった。
 でも1年間いて中退してK奈川総合高校の(1年遅れの)中退枠に入り直す計画はなくなったわけではない。
 
 
PS
 夕方はボーダフォンの601SHに機種変更してやる。データを移すのに苦労していたが、電話帳に1件も登録のない俺のドコモからするとよく理解できん。
 
 部活は最初から軽音しか考えておらず、ギャルバンの怖いおねいさんが多かったらどうしようとびびっていたが、大丈夫だったようだ。
 吹奏楽部でデモしていたベーシストなどもうまく、みんなレベルが高そうなので付いていけるかすごく心配している。
 本人が思ってるよりもずっと弾けてるんだけどねえ。まあ練習してください。
 
 
PS
 毎日新聞の地方版に「新しく開校したK崎高校で新入生代表で○○○と挨拶する××さん」てな感じで載ったらしい。親子ともまったく興味なし。
 

今日は入学式

2004年4月6日
 本人は7日が入学式と思い込んでいて危なかったらしい。高校に期待していない証拠だね。
 25人x10クラスで、A組。成績順でクラス分けしたらしく、結構賢そうなのがいるとのこと。でもその分雰囲気が暗いらしい。 他のクラスはもうやたらテンション高くてはじけてるところもあるそうだ。金髪、マーブル、唇ピアス、何でもあり。外国人も10人以上。明らかに二十歳近いのも数人いるらしい。
 これは思ったよりもいいかも。

 なお、クラスは3年間変わらないらしいが、クラスで集まるのは週に1時間しかないのであんまり関係ない。アメリカの高校のドラマで見られるような、何かというと自分のロッカーへ行くようなシステムである。
 

受験の顛末7 3月

2004年4月5日
 時間割を考える。一応国立理系志望なのだが、センター試験との関係で何を取ったらいいのかよくわからず苦労するが、おかげで関東近県のデザインをやれる国公立大学の学科は大体把握した。
 今は「電気電子」でマルチメディアのデザインやってるのは当然として、「人間教育課程」とか「家政科」でもデザインやってるところがあるんだね。
「情報」「人間科学」「環境」「生活」とかいうのは全てをカバーする都合のいい言葉なので、ひとつひとつの学科をチェックしないと何をやってるのかわからない。
(ご希望があればリストにまとめたのをお教えします)

 日本史など、嫌いな授業をまったく取る気がないので説得する。こりゃ前途多難だわ。こういう学校に入ったのこともあり、本人は「やりたくない勉強は一切しない」という固い決意があるようだ。
 思えば俺もそういう考え方をしていたので今ごろ苦労してるんだが・・・。

 そうこうするうちにやっぱりトップ合格だったらしく、新入生代表として挨拶するように言われた。こういうものは慣れていて文面を考えるのはお手のものらしい。
 打ち合わせで何回か高校へ行ったが、先生は割といい感じと言っていた。
 
 後期の志願直前にもう一度各学校をチェックし、やっぱりK崎で行くことにする。たぶん全入に近いけど、こういう高校だからそれなりに変わった奴も多いだろう。特に上位層はバカにできないはず。
 娘は割り切ったようだったが、親としてはかける言葉が見つからない。いい高校である保証もなく、「大丈夫だ」なんてとても言えない。
 これが自分の問題ならあまり気にせず行くかもしれないが・・・。
 
 試験結果は当然のごとくY須賀学院もK崎も楽勝。公立後期の5教科合計は235点くらい。英国数の3教科では148点と満点に近かった。(1教科は50点満点)
 でもこれは問題がやさしかったためもあるので、K奈川総合を受けてもやっぱりだめだったろう。
 
 この時点でトップ合格ではないかと予想できた。
 
 K奈川総合の前期の倍率は確か4倍くらいで、やっぱだめぽですた。
 あともうひとつくらいづつ5があれば何とかなったような感じだったのだが・・・。

 一方、K崎はかなりの不人気で、はたしてどんな生徒が集まるのか、ものすごく不安になる。なんせ偏差値は40に近く、下手すると「下位校」というランクだから。偏差値65の生徒が40近い高校に行くのは結構勇気がいるもんで、特に男子なら普通は思い切れないだろう。

 でもやっぱり後期もK奈川総合を受けて玉砕するわけにはいかないという結論を出したようだ。
 Mヶ丘や市立K沢はどうかと水を向けると怒り出すが、その気持ちはわからんでもない。
 塾には相変わらず通っており、学力も変化なし(K崎を受けるなら勉強する必要もないのだが)。
 
 実はもうひとつ考えていた高校があって、それは三田の駅前にある国立の東工大附属工業。偏差値は61くらいで、建築系に進めば一応娘のやりたいデザインの勉強も含まれる。私服で学外への出入りも自由。秋葉原系の男子がメチャ多いのは難点(とはいえないか?)。
 ただこの高校は公立後期の試験日に合格手続きを本人出頭で強制するので、断念してしまった。
 今思えばK崎ではなくこちらという選択肢もあったかもしれない。
 

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