今日の日記

2002年4月18日
 さきほどワンギリされた番号に間違ってコールバックしてしまい、鬱っておりますワタクシです。

==================今日の日記====================
 予告通り、横顔はマンボウ。。。さん(http://diary.note.ne.jp/18758)の日記を取り上げてみたいと思います。

 ジャンルとしては家族モノということになるでしょうか。
 読んでいただければわかりますが、面白さは別に問題ありません(この言い方、まさしく商業文レベルということです)。
 P子さんは「バックナンバーを全部読むのがもったいない」とコメントしておられましたが、その通りだと思います。

 しかし、こういう日記を評するのは、もはやなかなか難しい。皆さん相当に面白い日記を書かれますし、「楽しいマンボウ一家」とかいうベタアな帯書きみたいなので満足するワタクシでもありません。
 しかも、まだ昔のもよく読んでいないというハンディキャップもあります。
 ですが、ここはひとつ、自称日記評論家の意地にかけて、ムリヤリ所定の字数を埋めてみたいと思います。(ヲイ
 
  
 タワシさんのところで大人だといいました。
 「大人」の定義ですが、ここでは、年齢などには関係なく、まあいい意味での実体験、感情体験、あるいは思索等を積み重ねている人、とでもしておきましょうか。
 ですから、別に小学生であっても「大人だなあ」と感銘を受ける瞬間はあるわけです。 
 その内容も仕事、恋愛等、さまざまな対象が考えられますが、とりあえず以下、範囲を極めて限定して考えてみます。

 まず、意表をついてワタクシの大好きなたんすさん(http://diary.note.ne.jp/16357)の3/14、「ホワイトデーって誰が作ったんだろうと考えた日」を見てみましょう。
 この日記、多くの読者に深い共感をもって迎えられたものですが、なんとまあヲトメ(かどうか知りませんが)の心情が見事に綴られているではありませんか。
 最近では、ワタクシ寡聞にしてこれだけ嬉しさを素直に表現している一文を知りません。ワタクシなど、ただひたすら「いいなあ」と思うだけです。
(たんすさんは偉大な詩人であります。前日の3/13も素晴らしい出来です)

 そして、また別な日にマンボウさんの4/8の「殿様は乾電池」を目にするわけです。
 どうでしょう。そこには人妻のいやら・・・ではなく、たんす進化形・・・でもなく、また少し違ったものが書かれておるわけです。もう少しじわじわと溢れてくるヨロコビとでもいいましょうか・・・。
 そして、「乾電池」で「動き出す」、これは少なくともある程度の期間、生活を共にしないと出てこない感覚でしょうし、またこういった表現に至るにはさらに今少しの時間がいる。(必ずしもそうではないのかもしれませんが)
 ワタクシはこういうのを読むと、前述した意味で大人だなあと思うのであります。

 その昔、プラトンは「饗宴」において、登場人物の口を借りて、
「昔、人間は男女同体であったが、神の怒りによって引き裂かれ、以後お互いに失われた半身を求めてさまようことになった」
と語らせています。
 これを最初に考えついた人もものすごいですが、マンボウさんの言い方もまた相当なものです。
 私見ではありますが、この腑に落ちる感覚、今は亡き向田邦子を凌いでいる、と言わせていただきましょうか。
(時は動いているんだけど/私の目覚まし時計は まだ世の中と/同じように時を刻まない。
ってところも大好きです。その次の段落もね)
 
 
 そしてまた私事ではありますが、お二人のこのような日記を読みますと、激しい悔恨と苦悩をもって、私自身の過ぎ去った日々が回想されるのであります・・・。
 
 
 さて、気を取り直して、マンボウさんの4/4、「まんう゛ぉう!あやうし!」を読んでみてください。
 ひねりの効いた楽しい日記です。
 おそらくワタクシでも、想像をたくましくすればラス前まではこんな感じのものを書けるでしょう。
 しかし、最後の段落ですが、この一種の安定感に支えられたオチ、これは実体験をベースにしたところからでないととても出てこないもののように思われるのです。
 

PS1
 おはぎさんと子マンボウさんの成長が楽しみです。
 
PS2
 実はワタクシ、向田邦子は一行も読んだことがありません。知り合いがそのようなことを言ってたもんでつい・・・。

PS3
 書き忘れましたが、タワシさんと組み合わせた2トップとすることにより、お互いに破壊力は倍増いたします。
 

壊れかけている日

2002年4月17日
 私は確かに某専門誌に専門家として寄稿はしておりますが、この10年以上もプロの物書きなんぞではありませんので、別に恐れる必要は何もございません。そこんとこ、誤解なきようお願いいたします。

 とはいえ、専門誌とはいっても、原稿の出来っていうのは、編集者の感じでなんとなくわかるものです。
 ですから、私がこの日記を書くにあたり大変とまどったのは、その出来がなんともわからないということでありました。
 自分が面白いのはいいのですが、ひょっとすると世間殿からするとスベってるのではないか。今でも不安になります。
 皆さん、そんなことはありませんか?

 そこで、昨日の「100人に聞きました」をやりながら思いついたのですが、日記を採点してくれるサイトなんてどうでしょう。
 1日分の日記を入力すると、「面白度70点」「総合評価B」とか採点して、簡単な助言も返ってくるような。

 そんなことできるのかって? 
 かつて人工知能(AI)研究の天才と言われた私の頭脳をもってすれば、そんなことお茶の子さいさいです。
 というのは嘘ですが、苦労はしましたがフリーズを繰り返しながらどうにかプログラムは動いとります。
 実は、私が新しい日記を開拓したり、またお気に入りの日記を一日ずつ読んだりするのに、すでにその推論エンジンを使っているのです。そうでなければこれだけのお気に入りを効率的に処理できるものではありません。

 日記採点サイトは当然のことながら有料を予定していますが、出来上がった暁には皆様、ヨロシクお願いいたします。
 
 
 どうしても知りたい人にその仕組みを簡単に説明しましょう。
 まず、入力フォームから私宛メールが送られてきます。そしてそれを読みます。 (中略) あとは、自前サーバーからhtmlとして返すだけです。

 当然、結果を返すのに時間はかかります。でも、「CPUプロセスがなんたら」「スタックがどうこう」とか表示させておけば、普通の人はそんなものかと思ってくれるはずです。
 もし私が不在にしている場合は、「複雑すぎて解析に時間がかかります」とでも出しておきましょう。大抵の人は嬉しくなってしまい、一晩でも二晩でも待ってくれるに違いありません。


 ああ、なんか皆さんの嘲笑が聞こえてくるようです。
 オレも一生懸命書いてんだ! バカバカいうなー!!


PS1
 誰か今日の日記を採点してくれい!(タダでね)

PS2
 昨日の「100人に聞きました」、どうもロクなものが出てこないのは、「濡れそぼった」に固執していたためと判明。
 
 

>由良さん
 了解でっす。そうだろうと思ってました。力のある詩ですね。
 リクエスト、今度トライしてみたいと思います。

>政二さん
 私が勝手にリンクし、親切にも相互していただいたものがほとんどです。
 ですから、リンクしていただいた方には私のそのようにしておりますが、なんと再度件数制限にひっかかっております。また整理しますので、ちょっとお待ちください。
 
 今日は当然のことながら、タワシさんのパートナーである、横顔はマンボウ。。。さんの日記についてコメントする予定でしたが、バタバタしとりまして、ちょっとお待ちください。
 そのかわり、覚え書きのようなものを。

 少し前、昨日ちょっと触れたかしわもちさんに紹介してもらった「あなたについて100人に聞きました。」
http://members4.cool.ne.jp/~fm8283/100nin/
 ちょっとやってたんですが、あまり面白いのが出てきません。
(かしわもちさんの例はケッサクだったです)
 

100人に聞きました。
「ズバリ、ワンダー家所伊右衛門治政。さんといえば?」

 芸達者 …70人
 嘘がうまい …22人
 鳩を飼っている …7人
 もてもて …1人

「ワンダー家所伊右衛門治政。さんは誰に似てる?」

 チャック・ウィルソン …68人
 萩原流行 …22人
 hyde …9人
 勝俣州和 …1人

「最後に、ワンダー家所伊右衛門治政。さんに一言!」

 いつも見てます …35人
 頑張って …30人
 絶対許さない …19人
 言い訳するな …14人
 知ってますよ …2人


 チャック・ウイルソンに似てるって言われてもなあ。
 実際は三宅祐ニ/グッチ雄三/松木安太郎系(漢字、あってますか?)なので全然ピンときません。要はメガネをかけてなくて、タラコ唇で、太ってると、こういうわけです。
 一応スポーツやってたもんでアブなんたらのEMSについてはだいぶ以前から知っておりましたが、最近はまがい物もお安く出ているようです。
(一般向けの元祖はツインビートです)
 そのパチモン研究の成果を近日中にご披露いたしましょう。

 
PS
 本当は後半というか本題があるんですが、眠くなってまいりましたので、これも明日に回したいと思います。
 

今日の日記

2002年4月15日
 今日はタワシさん(http://diary.note.ne.jp/18642/)です。
 この方はいい意味で大変な大人ですから、ワタクシごときが何を言っても蛙のつ・・・ではなく動じますまい。
 
 実はまだ読み始めて日が浅く、本来、スミからスミまで読んでから批評するのですが、「意表をつく」という事情がありましたもので、とりあえずその第一回目ということで。
 
 読んでびつくりの日記です。ご本人も汚れ役とおっしゃってますが、尋常な覚悟ではちょっと読めません。ワタクシもすでに3回ほど卒倒いたしました。 
 特に、日記タイトルとプロフィール情報。これは何ですか? 過去のも全てダウンロードしております。
 そして、HNのタワシは、「ワタシ」を打ち間違えたものと善意に解釈します。まさかアソコの毛が(以下略)。

 最近の日記、どれをとってもスゴイですが、4/9、「変態主婦の一日」なんかあんまりです。首もぎれる勢いでのけぞりました。
 まあニオイもいいのですが、ハゲとヅラの二重苦をカミングアウトした彼の勇気を思うと・・・。ああ、身が震えます。合掌。
 
 ここで一転まじめになってですね、人生の大先輩、すなわち去り行く老兵からヒトコト言わせていただければ、えー、皆さんの日記からもですね、仕事・就職関係で苦しんどります多くの方がいらっしゃることがわかるワケです。(女性の方だけではないです)

 ワタクシもかつてそれに関して考察モドキのようなものを書こうとして失敗しておりますが(3/17)、タワシさんがいみじくも4/7に書かれてますように、ぜひこれからも一肌、といわず二肌でも脱いでいただきたいと思うわけであります。(なんかいやらしいデスネ)

 このご時世、優秀な即戦力を雇わないとキビシイということもあるのかもしれません。しかし、企業の論理だけでなく、いかに多くの人がシアワセになれるか、そこんとこ引き続き考えていただければ大変に幸甚でございます。
 タワシさんのような能力/実力のある人なら現実問題としてそれができる、ワタクシはそう思っとります。
 
 ということで、それでは股。
  
 
PS1
 「まふ」「でふ」って言い方、私はかしわもちさん(http://diary.note.ne.jp/17936/)の日記で去年の夏過ぎに知ったのでふが、起源をお知りの方はぜひお知らせください。
 
PS2
 この日記を何人かで書いてるっていうのはまったくのデマ、事実無根、記憶に皆無でふ。株価を操作するためのリュウゲンヒゴと思われまふ。

PS3
 原稿はまだ終わってません。なんてことだ。
 
 

ツケまわる。

2002年4月14日
 昨日今日と、原稿のほうはわずか5行くらいしか進んでおりません。
 せっかく監禁を勘弁してもらったんですから、やっぱりこうでないと。
 脅迫電話、脅迫メールがまだ来ていないところを見ると、ビデオカメラは設置されてないものと思われます。
(机の前にはずっと座っております)

 ということで、ネット&テレビ三昧。
 久しぶりに笑点を見ました。この番組、時々客席を巻き込んですさまじい空間を作り出しますが、今日は特にそうでした。うーん、スリリング(十分そのように見えるので実態はどうあれ満足です)。
 ライブで見てみたい気がします。
 
 その次はチラッとテレビ神奈川。ジャズライブ録画で、なんとあの千野秀一が。
 確かダウンタウンブギウギバンドのメンバーだったよな。でも音はよく聞いてませんでした。

 その次は41チャンネルで「美少女仮面ポワトリン」だ! 
 これはこれでいいですから、次、「うたう!大龍宮城」、「不思議少女ナイルなトトメス」、そしてあの「シュシュトリアン」まで放映をお願いします。そして「ちゅうかないぱねま」も。
 これら、曲は本間勇輔、脚本は浦沢義男の傑作シリーズでして、原作の石ノ森章太郎はあんまり出来に関係ないです。

 ついでに朝比奈尚行の「ピコピコポン」も今一度見たいもんです。
 

 そろそろさすがにやらなくては。
 今日は徹夜だ!(泣
 

自宅蟄居中

2002年4月13日
 この日記って、実は何人かがかりで書いてるって知ってました?(驚

 監禁から晴れて蟄居の身の上となりましたたぶん家所伊右衛門Aです。
 でも、GPSで居場所を常時チェックしているとのこと。おそらく部屋のどこかにカメラも取り付けてあるに違いありません。
 イヤな世の中になりました。

 さて、日本一高名な日記評論家としましては(だんだんエスカレートしている気が・・・)、お気に入りの合計100件制限というのがいかんともしがたく、皆様の例に倣いまして、チトまた整理させていただいております。 まことに申し訳ありません。
 でもブラウザのブックマークに移しただけなので、ちゃんと読んでおりますよ。

 ということで、本業の日記評論もせなあかんと思いまして、「日記のお手本」(小学館文庫)というのを買ってまいりました。あまり部数も出ていないと思われましたので、珍しく古本で探すことはしませんでした。

 荒木経惟氏の日記が半分(噂の真相連載のもの)、他は永井荷風、安岡章太郎、中上健次など多数。
 まだ読んでませんが、大したことはなさそうでして、ハズレの本です。いずれコキおろす予定です。
 皆様の日記のほうがはるかに面白いと思われます。
 最大の不満は別なところにあります。おわかりでしょう。

 何故オレに解説の仕事が回ってこない!!


PS
 発行日を見たら1999年でした。多分無理
 
 
==================今日の日記====================
 今回は趣向を変えまして、なりさん(http://diary.note.ne.jp/11915/)の日記からお役立ち情報を。
(いやもちろん日記としてとても面白いですが)
 4/2の「ヘソ掃除の仕方」にて、正しいお作法を知ることができます。
 女性の方、必見です。
 ベビーオイル? 20分もそのまま? ちょっとあまり男にはなじめなさそうな気もしますが、これで私も安心してヘソ出しルック(なんたる死語)に挑戦できるというものです。
 その前にハラを何とかせいっていう話は、この際置いときましょう。
(ヤフオクにてダイエットグッズを続々落札中)
 

依然監禁中

2002年4月12日
 昨日、藤沢周平の短編はほぼ読み終わりました(長編はかったるいのでパス)。
 で、世の中にはやっぱりファンがいるらしくて、「藤沢周平の世界」とか「藤沢周平のすべて」(いずれも文春文庫)っていうのも出てるわけです。
 まあそうそうたるご老人方が大勢寄稿されてます。
 藤沢作品には海坂藩やしぐれ町など、架空の町が登場するんですが、なんとその地図だとか食紀行とかも掲載されてるんですね。

 これって、オタク本ですか?
 たとえばエヴァにおけるネルフ本部の想像図とか、ミサト家における食いもんの考察とかと同じもんじゃないですか。

 ここで、ワタクシはニュートンの万有引力の法則のように、誰もが気づいていながら明確に定義されていなかった新法則を発見いたしました!

「オタクに年齢は関係ない」

でございます。
(昔、新人類ということばがありまして、中曽根とか石原慎太郎こそそうじゃないかと思ってたんですが、何か通じるものがありますです。)

 でも、その昔、石川氏が「オタクの種は尽きまじ」と詠ったそうですし、「若いオタクもひどいが、年寄りのオタクはもっとひどい」という説もあったかもしれません。
(オリジナルはご存知ですよね。ゾウさんとキリンさんじゃあありませんよ。確か某フランス人女性の差別的発言です)。


 とここまで書いての連想ですが、「最近の若い人は云々」という文字通りの文句、ギリシャ時代(だったか?)のテキストにあるそうです。
 そのギリシャ語のオリジナルが見たい! 前後を含めた全訳が読みたい! 書いた人も知りたい!
 そして、本当はもっとはるか昔の人もそう言ってたはずなんで、エジプトかメソポタミアかインダスか夏か知らないが、その一番古いヤツを探したい!
 
 一文にもならない妙な知的好奇心がむくむくと頭をもたげてきて困ります。
 
 
PS
 東京ビッグサイトで発毛日本一コンテストが行われるらしい。
 主催はリーブ21。たまげた大会です。
 でもちょっと見てみたい気が。
 (私は遺伝的にハゲませんけど)
 
 ここでもうひとつ、私の発見した法則(てゆうか仮説)を紹介しておきましょう。発毛でもダイエットでも何でもいいんですが、よく使用前、使用後の写真がありますよね。

「あれは時間的に逆に違いない」

ってヤツです。


 さらに思い出した! ああいう広告ページに出てくる人物の徹底追跡って企画をGONかなんかで昔やってました。
「神奈川県にお住まいのNさん(27歳)、その後の体重(と写真)をお知らせください(あるいは探してください)。ご連絡いただければ謝礼を差し上げます。」
っていうような感じです。
 確か誰一人として突きとめられなかったような記憶が。当然ですね。
 

GW進行に苦しむの巻

2002年4月11日
 昨日ムダ足となった会社に朝一で訪問しました。

 所要を済ませ、某編集部へ移動。早速とっつかまって監禁状態となり、原稿書き。キビシイ監視の目が光る中、人目を忍んでこれを書いとります。
 
 やっと先ほど1つ書きあがりました(自分で言うのも何ですが、いい出来です。ただ、字数大幅オーバー)。
 これで安心してはいけません。今月はあと1本ございまして、また別な雑誌にも2本。昨日のムダ足が効いて、いよいよヤバイ状況です。見かけはまだ11日かもしれませんが、実質18日とかのわけなんですから。

 これまでまだ穴を空けたことはありませんが、先のことは誰にもわかりません。白紙だけは絶対に避けたいです。(かつて実際にそうした雑誌があったらしい。恐ろしい話です)
 
 例によって秘密兵器、カフェイン錠剤を服用してますが、なんか最近効きが悪くなってきたような気もします。そんなことってあるんでしょうか。
 
 現在、どうやってここから脱獄するか、思案中です。帰ってちょっとしたプログラミングもしなければならん。
 昔はトイレの窓から逃げたもんだが・・・。(嘘


 ということで、短いですがすいません。

 
PS
 今月号の噂の真相も面白いですよー。筒井康隆の連載がオススメです。
 一昨日書いた大崎善生も取り上げられていました(なんたる偶然)。
 それによりますと、1作目の「聖の青春」は新潮学芸賞、2作目の「将棋の子」は講談社ノンフィクション賞を受賞し、立花隆に「見事な作品というほかない」と評されたと書いてあります。ただ、その立花隆をまた別なページで「映画を見る目がない」と叩いているのはいかにも噂の真相らしいです。
 で、3作目は「パイロットフィッシュ」。これは吉川エイジ新人賞を受賞したらしい。
 んー、複雑な気分。変に売れっ子作家になってしまわないことを望みます。
 
 
 私は自他共に認める遅筆です。いつも締め切り近くになると身柄の拘束話が持ち上がります。(悲
 言い訳の常習犯でもあります。私を含め、一族郎党、何回病気や事故にあったかわかりません。なんて病弱で不運な家系なんでしょうか。
 残念ながらプロバイダも絶不調で、よくメールが紛失いたします。
 書き出せば速いんですけど。(遅筆の方は皆さんそう言うらしいです)

 最後は監禁です。
 先ほど、編集長に「もう家所さんが来ている時期なんだ」と言われてしまいました。
 なんとも申し上げる言葉もございませんです、ハイ。
 資料を人質に取られてしまいましたので、明日も通いの監禁(!)となりました。
 

無駄足だったの巻

2002年4月10日
 今日は、せっかく所要で東京に出かけたものの、ちょっと遅くなってしまい、何と訪問先の会社はクローズしておりました。
 7時で誰もいないとは、このご時世、いい商売してます。大丈夫かいな。
 
 ということで、若干ムカついてますので、ムカつきついでにたまにはプライベートな心境でも書いておきましょうか。
 
 実はこれはエイプリルフール用として用意していたものですが、ボツにするのも何ですので、若干修正の上、アップしてみます。
 当然のことながらフィクションがだいぶ混ざっています。気分が悪くなるので読まないほうがいいかもしれませんよ。
 
 
 
 残念ながら私の家族は崩壊し、すでに存在しておりませんので、私も別に働く必要はなく、すべてを呪いながらただぶらぶらと過ごしております。
 心臓をはじめとする内蔵がときどき痛かったりしますが、別にかまいません。健康である必要もないですから。ただ苦しむのはイヤですね。ですから、起きてる時間は血中アルコール濃度を一定にすべく、四六時中飲んでおります。
 ところで、人間性悪説にのっとり、裁判は継続中です。
 
 雀の涙ほどの蓄えがどんどん少なくなるのを黙って見ている毎日であります。なくなったらどうするのかといわれてもよくわかりません。
 どうも生活保護は一族郎党にお触れが回るらしくて、さすがにマズイです。
 障害者年金を狙って、精神科には行っております。リタリンなんかを処方されたら直ちにXXする予定(違法行為)。でも、今のところ金目の薬を処方してくれないので、処方箋はそのままゴミ箱行きです。
 昔は不眠を訴え、ごく軽い眠剤を何ヶ月か飲んでましたが、今はその必要もありません。別に眠れなくたってかまわないんです。
 毎回、仮病(というか薬を飲んでいないこと)が医者にバレないか、ヒヤヒヤもんです(たまに血液検査するんだよな)。
 まあ今のところ、金輪際働くつもりはありません。国家か実家か、いずいれにせよ家と名のつくものからムシリ取れるだけムシリ取るつもりです。その後のことは考えてません。
 こういう自分はまさにビョーキであるってことも、よくわかってます。
 
 私は人の悩みや苦しみに対して大変冷淡です。
 精神系のサイトなどを見て自分より悲惨な状況の人を探して溜飲を下げようとします。
 私には多くの人の悩みが理解できません。みんな残りの人生が長い。何より家族も友達もいるじゃないですか。仕事もあるし休職もできるじゃないですか(ない人もいるけど)。
 私は自ら全ての人を遠ざけました。少なくともそんな世迷言は、何週間も誰とも話すことのないような状況になってから言ってください(と思います)。
 年老いた両親も心配してくれますが、はっきりいってその心情に思いを馳せる余裕がまったくないのです。
 
 私は世の中のすべてのことに怒っております。投げやりで自分勝手な怒りです。
 幸せそうなヤツらを見ると顔をぶん殴りたくなります。ホームから突き落とそうかとも思います。自分で自分の腕を抑える感じで結構危ないです。ですからあまり人を見ないようにしてます。
 
 私は反社会的な行為をして気をまぎらわせます。
 走っている車の窓から大きなゴミ袋を投げ捨てます。夜中に粗大ゴミを道の真ん中に置き放ちます。
 自転車のチェーンをカッターで切り、乗っていきます。それが出来ない自転車は蹴り倒します。バイクを倒すのは気分がいいです。
 トラブルになった時のための武器も携行しているので安心です。
 万引きも日常茶飯事です。
 わざと危ない歩き方をします。当たり屋になろうとしているのです。
 チンケな反社会的行為です。でもいずれは、裁判所や気に入らない店や家に爆弾を仕掛けるつもりです。そのための研究も怠りません。
 別につかまって刑務所入ってもいいですから。私には失うものは何もありません。
 
 昔は自分なりのモラルをきっちり持った人でしたが。
 
 この怒りが方向を変えて自分に向かえば、ひとたまりもなく鬱になることは明らかです。てゆうか自分を守るために他罰的になってるんでしょう。
 
 私は誰も信用しませんし、近づけません。
 私は何一つ悪くありません。みんな回りが悪いんです。
 
 
 
 ということで、かなりの部分、フィクションでしたが、まあ心理的にはこのようなもんです。
 
 実は昔から将棋が好きでして、割と囲碁将棋チャンネルをかけっぱなしにしるときが多いです。
 でも対局そのものはもう数多く放送されてますので、タイトル戦の決勝なんかを除き、別に一生懸命見ることはないです。

 このチャンネルで記憶に残った放送のひとつである、桐谷広人氏解説による升田幸三特集が本日から再放送されてまして、大変うれしく思っとります(早速録画しました)。
 あと、中川大輔解説による奨励会対局(1回だけですが)や村山聖特集などが印象的でしたね。
 囲碁番組だと、世界戦とか道策なんかの名局解説が好きです。

 ところで、村山聖は、年代としては現名人の丸山忠久、佐藤康光らと同じで、異能派ながら実力抜群、残念ながら早世された棋士でした。
 「聖の青春」という有名な本があるので、ご存知の方も多いでしょう。ビッグコミックオリジナルかなんかでも現在連載されています(私は好きではありませんが)。

 さて、「聖の青春」の作者の大崎善生氏ですが、2作目「将棋の子ら」も出てます。どちらも注文をつけたくなる部分はありますが、素晴らしいお話だと思います。
 「聖の青春」は「泣ける」といって評判だったらしいですが、確かに公園でばったり出会うシーンとかは出色です。

 この大崎氏、早くも3作目が出るそうです(ちなみに将棋物ではないらしい)。
 なんでそんなにたくさん本が出せるのかって、誰かがテレビのインタビューで聞いていたんですが、
「自分の中の感情のレベルがある水準より高くなったとたん、いくらでも書けるようになった気がする」
と話しておりました。

 確かにそういうもんかもしれません。
 自分自身の人生経験もそうですが、見聞きし関わる経験(とそれによる感情)が蓄積され、そしてある時、堰を切ったように溢れ出すということだと思われます。
 ネットでも、たまに感銘を受ける文に出会うことがありますが、おそらくプチそのような状態になってるんでしょう。

 ちなみに、まだ私にはそういう経験はありません。実際のところ、研究課題となっとります。
 最近では筆の立つ人も増えてますから、いわゆるプロでない方が、こういう状態ですごくいいものを書いている場合があります。

 たとえば角階優人「流れ星たちの長野オリンピック」(潮出版)
http://pws.prserv.net/Freestyler/Book&;Video.htm)。
 私がスキーというかモーグルに興味を持つきっかけともなった本ですが、これは「聖の青春」にも匹敵するくらいの出来です。
 「モーグル・テクニック・バイブル」っていう技術書も、もはや哲学書の域まで達してます。(先日の荻村伊知郎の「卓球の戦術・技術」と同じです)
 例によって、ぜひご一読をおススメしたいと思います。
 

PS
 でも、別に人生経験が豊富である必要はないと思うんですよ。ジェーン・エアかなんかを書いたブロンテ姉妹の一人は、生涯に出会った人の総数は数人だったそうです。
 自分がわかればすべての人がわかる、ってのも原理原則としては納得できます。

 ちなみに私の将棋の実力は2、3級くらいで、たいしたことはありません(奇襲というか引っ掛け将棋一本槍です)。囲碁も同程度です。
 スキーは、小中学生のとき数回と、社会人になって数回行った経験があります。
(私の父親はノルディックの国体選手(北海道代表)だったことがあるらしい。天涯孤独で苦学した彼は若い頃の話を決してしようとはしませんが、クロスカントリー用のかかとの上がるビンディングといくらでも後傾になる靴で、急斜面をスイスイ足をそろえて滑ってきたのには中学生当時の私もびっくりした記憶があります。)
 
 

昨日の続き

2002年4月8日
 今日は内容について。

 自分の書きたいことを書いて、それが鑑賞に耐えるのは素晴らしいことである。おそらく日記という形態はそれでいいのだろう。また、誰しも私小説に近い形で説得力のある1作を書けるのは事実だと思う。

 しかし、ずっと書き続けなければならないプロにとって、私小説という方法論はありえないし、間違っている。
 多くの小説家が私小説や純文学を批判し、自らエンターテイメント主義、大衆作家を名乗ったが、私も賛同する。

 では、どう言う方法論があるのか。
 現在、一番多く見られるのは、幻想の市場原理に基づく需要と供給から生み出される作品である。
 要するに自分の言いたいことが特にあるわけでもないのに、ただ部数が伸びればいいとするもの。これは広告に踊らされる一般大衆が最大の原因なのであるが・・・。ナントカ賞なんかも結局はその商業システムに組み込まれている。
 ベストセラーになるのはいいが、そのうちどれくらいが次世紀に生き残るというのか。金をもらっても読みたくないたい本が多すぎる(時間を返せ!)。
 何回も同じ人を例に出すが、典型的なのは田口ランディとかだろう。必死でネタさがしをして結局は盗作疑惑ってことになる(疑惑じゃなくて公式に認めて謝罪したらしいね)。

 そこで、プロを目指す皆さんにお奨めしたいやり方がある。これは私としては独力で考えたオリジナルだが、当然すでに誰かが言っているはずだ。
 要するに「自分の読みたいものを書く」ということ。音楽でも美術でも応用可能である。
 これは、「書きたいものを書く」というのよりは少し客観性があり、自分が読んで面白いのであれば、あと何人かは面白く思ってくれるはずという考えに基づいている。また多くのプロがこれで書いている(ように思う)。

 たとえば、螺鉄さん(http://diary.note.ne.jp/21773/)が4/4に紹介している「半茶」http://www.ne.jp/asahi/nsc/gon/
 すごく面白いテキストサイトだと思うが、この中の「テキストサイト管理人に100の質問」で、「自分のサイトが1番面白いですか?」という質問に対して、次のように答えている。
「自分が面白いように書いているので、忘れたころに読み返すとすごく面白い。でも、もっと面白いサイトがあることも知っている。」

 これである。おわかりだろうか。
 自分が読みたいものを書くというのは一見簡単だが、実は難しい。てゆうか恐ろしい。
 最初は既存のものの亜流になったり寄せ集めになったりする。そしていずれは、まだ世の中に生まれていないもの、想像すらできない見たことも聞いたこともないものを自分の中から自分の力だけでひねり出してこないといけない。だいたいそんなことってできるもんなのか?
 いちおうやってみたとしても、絶望的になること請け合いである。曰く「俺の真に読みたいものって、この程度?!(悲」。
 誰もがシェイクスピアやトルストイになることはできないワケで、いずれは悲嘆が諦観に変わることになる。
 「もっと面白いサイトがあることも知っている。」っていうのは結構深い。

 ところで、螺鉄さんがネタとした一週間の歌の歌詞であるが、半茶さんの考察は確かに面白いものの、私ならもう少しオリジナルのロシア語歌詞、訳詞の来歴、その他歴史的事実、等を調べるだろう(それだけでも面白そうじゃありませんか)。その上で、それと接点があるようなひねった考察をすると思う。
 そういうのが私の読みたいものなのである。


PS
 実は、もうひとつの方法論があるらスィー。割と最近、大崎善生が専門番組のインタビューに答えていて、なるほどと思ったものがあるのだ。明日はそれを書きます。
 
 ご存知の通り私はいわゆるライターとしてプロ経験がある。
 
 それは20代後半だったが、当時は元気な有名編集者も多くいて、数年間、自分なりに面白い仕事をさせてもらった。
 現在やっていないのは、別に筆が立たなかったわけではなく、少なくとも自分は「取材する側ではなくされる側にいたい」と思ったから。これは私の数少ないオリジナルの中でもよくできたスローガンだと思っている。
 たとえば出版社に就職希望の方もいらっしゃるようだが、基本的にそのあたりの考え方は押さえておいた方がいいのではないだろうか。

 さて「文才」というお題であるが、少なくとも私はプロの世界でその言葉を聞いたことがない。その代わりに聞くのは、「読みやすさ」である。

 レベルの高い編集者は、ライターの書いた文に対して、決していいとか悪いとかは言わない。その代わり「読みやすい」という言葉をよく使う。たとえば原稿を直すと「ずいぶん読みやすくなりました」とくる。版で押したように皆そう言うので、最初はおかしかったものである。

 この「読みやすさ」は、ご想像の通り、一般の人が考える読みやすさとは少し違う。
 編集者は、ライターに原稿を頼むときにすでにイメージしているものがあるわけで、それと違うと読みにくいのである。
 切り口や視点自体が違っていると「読みにくい」。
 筋立てに不備があったり冗長だったりすると「読みにくい」。
 当然考察すべきもの、言及すべきものが抜けていたりすると「読みにくい」。
 
 一方でライターは、編集者の意を汲むのは当然として、さらにそのイメージを越えるようなもの、いい意味で裏切るものを書いてやろうと思う。
 実は私も、発売された雑誌に覚えのない原稿が載っていて唖然としたことが一回だけあるのだが、それは基本的な視点の違いから、編集者が勝手に全文を書き直したものであった。
 今は知らないが、昔の一部の編集者は結構鬼畜入っていたし、またライター側も含めて皆、こだわりがあったと思う。
(これは現在の小説の世界も同じようなもので、テーマから材料から編集者が用意して仕掛け、アドバイスの上、出来たものをいやんなるほど修正させてやっと本ができあがる場合も多い)

 ただし、一般的な意味でいう読みやすさは、プロとして絶対に不可欠なものである。
 BSフジの村上秀一の番組で吉田美奈子が「プロは上手くなくてはいけない。ヘタウマはありえない」と言っていたが、まったくそのとおり。文の場合はそれが一般的な読みやすさに相当する。
 そして、その追求には限度がない。
 もし文章が上手くなりたい人がいたら、まずは読みやすさを念頭に置いてもらいたいと思う。「小学生にもわかるように」って言い方があるが、できるだけ理解できる年齢を下げることも必要。
 小難しい文を書くのは、名前が売れてからの話だ。内容に関しては後述する。
(ただ、皆さんの少なくとも日記に関しては、読みにくい、ってことはあんまりない。てゆうか読みにくければ読まない。)

 読みやすさについては、私もずいぶんこだわりがある。
 いつもテキストエディタで文を書くのだが、フォントはMSゴシックの9ポイント、行間を1.5行にしている。一行は全角20字または40字である。
 
 WEB上の場合、行間が狭い場合が多く、文自体は問題なくても読みにくいときがある(なので、私も空行を多く入れるなどして、いろいろ工夫している最中である)。
 また書く側で句点以外の場所に勝手に改行を入れる人もいるが、それには反対(最終的に一行何文字入る媒体に転載されるかわからないから・・・詩の場合は別だが)。分かち書きなどは論外だと思う。
 基本的にそういうの(一行の文字数や行間、フォント)はブラウザでも設定できるようにしてもらいたいものだ。
 なお、一行は60字でも読みやすい文は可能なはずで(印刷物ではたまにある)、そうすることでスクロール量を減らすこともできると思うのである。

 ちなみに、このダイアリーノートのフォントは一定ピッチではなく妙に可愛らしい印象を受けるもので、実はそういった文体がマッチしている(読みやすい)ようなんだが、どう思われますか?

 続きは明日。
 

PS
 実は、個人的には文才というのはあると思ってます。
 それは、あっという間にすらすらと、何の修正の必要もない文を書く人。聞くところによると芥川だか三島だかがそうだったらしい。
 私の場合、最初に書いてみた文は、最終的に出だしからケツまで、ほとんど原型をとどめないのが常でした。ですからそういう意味では文才はありませんで、実は今プロパーでやってないのは、時間ばっかりかかってリツの悪い商売だったってこともあります。
 ということで、とりあえず書き殴っているこの日記で私を評価されても困ります。もしカネを取る文ということであれば、たとえばネタは同じでもまるっきり違う書き方をしていると思うワケです。


 

訂正

2002年4月6日
 日付が前後しますが、4月7日、日曜日朝に書いております。

 昨日の日記ですが、大間違いしておりました。スローガン男さんの情報によりますと、安里屋ユンタの入ってるアルバムは「ハライソ」でした。「安泰洋行」の次のヤツだと思います。
 記憶だよりで結構間違ってますので、皆様ご指摘、どしどしお願いします。スローガン男様、ありがとうございました。

 ハライソ、まだCDとしては買ってませんが、もちろんよく聞いてました。全体に音がカラフルで、スゴイ音してる、って当時は評判でした。
 一曲目の「東京ラッシュ」が大好きです。
 フジヤマママもいいですね。

 最後に入ってるMCも含めて、これだけ完成度の高いアルバムを出して、この後どこへ行くのかな、ってちょっと危惧(というほどのものではないですが)してたことを思い出しました。
 そしたら、次はYMOだったので、なるほどというか、いろいろ考えてしまった記憶があります。

 細野ハルオミ、YMOも結構ですが、それより前のがすごくいいです。「TROPICAL DANDY」の「3時の子守唄」なんか、あまり知られていませんが、名曲中の名曲だと思います。
 その前のはっぴいえんどでも細野氏のいい曲がたくさんあります。ぜひ聞いてみてください。
 
 仕事というほどのものではないんですが、堺に来ております。
 で、全然面識のない人数人と軽くビールなどを飲りながら会ってました。
 そのうちの一人がいきなり沖縄三味線(三線ってやつね)を出してきて、「安里屋ユンタ」を弾き語り始めたんですよ。
 こんな海の上でそんなものを聞く破目になろうとは、思いもよりませんでした。皆さんは慣れているらしく、さーゆいゆいとかなんとかコーラス入れてましたが、私は固まっておりました。
 
 しかし、この歌は名曲ですな。
 昔々、細野ハルオミがカバーしているのを思い出しながら聞いてました。アルバムタイトルは確か「安泰洋行」か何か。私のお気に入りの一枚です。
 1曲目の「蝶々さん船長さん」(だっけ?)は私の超大好きな曲。何かにつけて聞いてます。
 あとやはり沖縄風の「ルーチューガンボ」。女性の沖縄コーラス隊がぞくぞくするほどすごいです。エンディングでなぜか「ハイサイおじさん」になるのが素敵ですが、オリジナルの喜納昌吉とは比べ物にならない分厚い音をしてます。
 確か、このアルバムでは細野御大自らドラムも叩き、当時のプロドラマーを震撼させたという話があったはず。
 
 まあ聞かせてくれた人は素人さんなので、そりゃあ細野ハルオミ並みとはいきませんが、一応サマにはなってました。でもあまり一般的ではない趣味だと思います。

 話は変わって、その三味線ですが、ちょっと見せてもらいました。ずいぶんと高価なものだそうで、確かに芸術品です。皮はヘビ、ネックは黒檀らしいです。バチではなく、人差し指に付け爪のようなものを嵌めて弾きます。面白いです。

 すいません、今日はこの程度で。
 

昨日の続き?

2002年4月4日
 そうだ、もうひとつHPを作ろうと思ってたんだ。題して、
「家所伊右衛門の卓球指南−世界の秘儀」

 俺が高校大学と卓球に打ち込んでいたのはあまり知られていない。 
 それはともかく、秘儀というのは、たとえば口で息を吐いて前髪を吹き上げるやつ。あれは卓球の選手が始めたものだが、次いでテニスのエドベリ?エドバーグ?がやり始め(卓球王国のスウェーデンの選手だからね)、その後、いろいろなジャンルのスポーツに広まっている。この前、スキーの選手もやってた。
 他には、プレーの合間になぜか決まってネット際のコートを触るとか、そういったたぐいのもの。それを研究するのである。

 手本となるサイトは、「現代卓球」(http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Athene/3908/)。
 卓球界では有名なHPだが、世界の奇サイト特集というものがもしあれば楽に入るくらいのスゴイものである。
 
 引用しよう。(どうせ誰も見てくれないと思うので)

 発行人の伊藤条太氏は元世界チャンピオンであるが(大嘘)、最近の卓球界を「精神主義には目に余るものがある」と批判し、
「ラケットを持たず精神力だけで試合をする者、試合に負けて腹を切る者が後を絶たない。」
「このままでは日本の卓球は、世界選手権で勝つどころか銃刀法違反で現地警察にしょっ引かれるのがオチである。」
と指摘する。まったく同感である。
 そして、卓球日本の復活のためには、「卓球の徹底的な合理化しかない」と主張する。

 具体的には、
「得点するということは、審判のカウンターがめくられるということである。従って最も有効な方法は、自らカウンターをめくることであろう。」
「カウンターをめくるといっても、のこのこめくりに行ったのではたちまち屈強な審判団にはばまれることは必定」
 最終的に、
「大きくて速いフットワークがそれを可能にする」
と実例を挙げて(!)結論付けている。
 
 また質問コーナーでは、「練習する環境がない」という悩みに答え、
「イメージトレーニングを取り入れ、普段から声を上げたり手足を動かしましょう。その結果、病院に入れられればしめたもの。病院の卓球場で好きなだけ練習ができます。」
と真に的確なアドバイスがなされている。

 あと、マンガもすごく面白いんだが、残念ながら卓球をしたことない人にはわからないかもしれない。

 このHPを超えるものが目標である。
 
 
PS
 尊敬してやまない故荻村伊知朗氏の名著「卓球の戦術・技術」がタマスから復刊されたらしい。これはもう哲学書のたぐいです。ぜひご一読を。(ちょっとマニアックすぎたか)
 
1.東京で新入社員や就職活動をしているらしい若者を多く見かける
 
 あんまり感想はないが、就職活動、大変なんだろうなと思う。
 
 俺の場合は大昔だったこともあり、あんまりそんなことをした記憶がない。
 そしてとりあえず某重工業で5年働いたんだが、いずれやめるつもりだったし、「会社は俺に何を与えてくれるか」、「俺は会社をどう利用できるか」しか考えてなかったんで、ほんとヒドイ新人社員だったと思う。(外見はまじめにやるのでさらにタチが悪い)
 
 このご時世、どんな会社も先はわからんからね、本当に安定を求めるのなら公務員か、極めて限られた企業ということになる。
 そうでないなら、やっぱり自分で起業・独立できるくらいの力をつけることを目標にやる方がいいんでないだろうか。

2.WEBサイトをいくつか手がけることになる
 
 WEBサイト構築はこれまで仕事でいくつかやったが、あんまり面白くない。
 
 てゆうかポリシーに納得できないサイトが多すぎる。W3Cの勧告なんかどうでもいいとおもってるんではないだろうか。

 フレームの幅やフォントのポイントを固定したり、テキストで済むのにグラフィックを多用したり、意味のないトップ(導入ページ)があったり、構造がわかりにくくナビゲーションしずらかったり。IEとネスケで同じように見えるように強要されたり。どうでもいいじゃんデザインなんて。
 あとテーブルで、黒いセルの中に1ピクセル小さい白いセルを入れて枠線作る、ってのも好きじゃない。

 ということで、仕事ではなくいくつかサイトを手伝うことになったので、好きなようにやらせてもらうことにする。
 ひとつは娘のHPで、やるやると言っておきながら、趣味がころころ変わるんでなかなか始められない。オマエはほんとに父親似だよ。(今はバンプオブチキンらしい。以前はポップンミュージック、その前はガンパレードマーチだった)
 もうひとつは大学のクラブのHP。(現役&OB共用)
 結構錚々たるOBがいるのであまりヘンなことはできないが、今後あまり時間をかけてもいられないので、オールCGIで構成し、実際にページとして作るのはトップだけ、っていうのを考えている(更新情報なんかも自動だ!)。内容は俺は知らん。
 でもこの機会に医者のOBとコネを作っていざというときに備えるつもり。
 
 あといくつかあるんだが省略。
 
 そろそろ自分のHPも作るぞー。タイトルは聞いて驚くな、
「株式&転換社債で大儲け」
「ゴルフ・スイング3つの鍵」
だ。どうだまいったか!
 
 

何もしなかった日

2002年4月2日
今日は長時間都心を運転して帰ってまいりました。

ひょっとして、それだけ?
 

PS
まあ強いて言えば、昨日から本を読んでいたことくらいでしょうか。

カドノ浩平「ビートのディシプリン」
 to be continued で残念。面白いっス。

中村エリカ「ダブルブリッド7」
 あんまし好きではありません。読んでいる分には楽しいですが・・・。


あと、お気に入りは100件程度が限界らしいです(変なメッセージが出てまいりました)。
チト登録しすぎたようです。もう誰が誰やらわかりません
だいたい、最近モノ忘れもひどいんです。(号泣
 
娘が実家(東京の外れ)に行きたいといったので、やむなく帰省しております。

相も変わらずパルス回線なのに加えて(そんなもんどこで設定するのか忘れちまったい)、何と20年以上前フィリゆきさんとなって生き別れになっていた妹の一家が寄生しておりました。

妹一家は4人。娘の友達が2人もいますので、寝る場所のない私は廊下を寝床とする毎日です。
夜中は遅く帰ってくる人やネコに踏まれ、朝はジジイが手加減せずなにかごそごそやり始めます。そしてなんといっても床が固い! ほとんど眠れません。

昼は昼で居場所がなくて、ウロウロ。
ちょっと調べものをしようと思ってたのに、どこにいてもうるさいどころか、座る場所さえない。

最悪の2日間でした。

でもハーフのガキどもは面白いです。中2の甥っ子はとてもやさしいいい奴ですし、小4の姪は、昔から寡黙な甘えっ子のくせに行動力は抜群、自分のことは自分で始末をつける大物です。
コトバはタガログ語がメインですが、英語と日本語も少々。
なかなかインターナショナルな奴らです。

PS
妹野郎はマニラの大学でプロフェッサーをしているらスィー。
藤沢周平に凝っているなどと言い出し、私の本を奪いかねない勢いでしたので、相手にせず放置プレイしておきました。
 

今日の日記

2002年3月31日
 いつどこで毒を吐くか自分でもわからないため、このシリーズでは、原則として素人さん(?)を相手にしません。多くの方々にすでに論じらていれる著名な日記を俎上に上げることにしています。

 ということで、今日は大御所のNICOさん(http://diary.note.ne.jp/14817/)です。日曜に更新されてましたので、次回は数日後でしょう。サクサクやってご本人の目にとまらないうちに早いとこ過去のものにしてしまいたいと思います。(ワタクシ結構小心者です)

 この方の日記は、マジ有料化候補の筆頭です。いやマジかどうかは知りませんが、本当にそれくらいのもんです。文章を読みなれた人であれば、まず気に入ると思います。それほど好き嫌いもないはずです。

 いつも皆さんの日記を読んで感心するのですが、よくもまあ普通の日常生活から細かい出来事や感情などを拾い上げてうまいこと書くもんです。特に女性の方。男には基本的に出来ない芸当と思うんですよね。

 ワタクシの私淑する坂口安吾師匠は昔こんなこと言ってました。
「俺の(というか男の)精神世界は見かけは大きくて立派な建築物かもしれないが、中はがらんどうで殺伐としている」
 対して女性はどうなのか、説明は不要と思います。(当然異論はあるでしょうが)
 確かに坂口安吾のエッセイとか評論は今もって燦然と輝いておりますが、小説はひどいもんですからね。おそらく日記を書かせてもツマランかったでしょう。(ちなみに私も師匠ゆずりです)

 で、WEB上の日記には基本的に3つのタイプがありまして、ひとつは自分の感情をメインに切々としっとりと書く方法。二つ目は物事中心に面白く斬っていくタイプ。3つ目は分類は違いますが、なんであれ詩のようなものにするやり方です。(もちろんこれらの中間というか複合技や、別なタイプもアリですが)
 2番目のタイプなら男も書ける可能性がありますが、女性の達人が大勢いらっしゃいます。その代表格がNICOさんです。

 とにかく不思議な楽しい文章(文体)でして、こんなの見たことがありません。
 バックナンバーを読んでみたんですが、書き始めた頃はまあ普通だったんですね。どうも去年の夏過ぎくらいから変身が始まったようです。完全オリジナルなんでしょうか? たぶんそうでしょうが、ノーベル賞を差し上げたいくらいなもんです。

 最近の語り口が語り口なので、ちょっとご本人の素顔が見えにくいところがあります。ですからかえって興味がわいてきます。
 内容はあまりデテールに偏することなく、落ち着いてます。あるいは動じないところがあると申しましょうか。どなたかが大物と評してましたが、ワタクシもそのように感じます。
 私の敬愛する父さん(http://diary.note.ne.jp/19151/)の3歳の時生き別れた妹という珍説もあるようですが、この際、真偽のほどはほっときます。バックナンバーを読みますとどんないきさつで現在の生活になったのかがわかるんですが、とにかく情熱的で行動力のある女性のようです。適応力も抜群と見ました。ニックさん、これからも大切にしてあげてくださいね。

 日々のタイトルも含めて、内容は文句のつけようがないほど完璧です。このタイプの日記にこれ以上のものを望むのはほとんど不可能なのではないでしょうか。
 どの日をとっても面白いです。ぜひ読んでいただきたい。NICOワールドの世界が時空に展開されます(なんか重複してますか? 頭痛が痛いみたいな)。
 大体において不思議な余韻を残すんですが、それがまたとてもイイんです。

(最近のものでは「驚愕の新療法オレ流メーテルセラピー」(2/5)とか「そうさオマエは夢追い人」(3/14)とか)

 OL生活を始められたとのこと、これからもお体に気をつけて楽しい日記を書いてくださいませ。
(でもあくまでマイペースでお願いします)
 

半死半生です。

2002年3月30日
日記のタイトルを変更しました。
実はこれまでのものは娘っ子のホームページのタイトルを無断借用してたんですが、見つかってしまいました。
こっぴどくしかられた上、折檻を受ける破目に・・・。
全治2週間と思われます。

PS
昨日のバンドメンバーは

ギター 森正明
ベース 渡部道啓
ドラム 森本尚仁

と判明。
ギターとドラムの人は基本的にスタジオ/ツアーミュージシャンで、最近ではジェンダワヤンとやらのバックもしているらしい。
ギターの森氏は、ルート812というアコギの癒し系インストのソロアルバムも出している。やっぱりアルバムを出すってことはそれなりのものを持ってるってことだよな。
ベースの渡部氏はスプラッシュのメンバーだが、やはりワヤンがらみで呼ばれたみたい。

うーん、知らない人材がまだまだいますなあ。村上秀一の番組に呼ばれるよう、精進してくださいませ。
 

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