この日は高校生ギャルバンとして名が知られているらしい、ミコトというバンドの解散ライブイベント。あまりに人が多くて、とりあえずトリで演奏した後、入れ替えしてもう1ステージやったと記憶する。

ミコトは見てたが、ギターがなかなか使えると思った程度。別に普通のコピバンだろうこれは。娘のバンドのメンバー全員もそう言ってたぞ。

目当ては、娘のバンドのドラマーがずっと高校でやっきてるバンド。
バンド自体は大したことはないコピバンなんだけど、やっぱりドラムは見所があった。
アジマ氏の「華奢で小さい子なのに一発の破壊力が素晴らしい」の評の通りで、押し出しが強く、豪快で、ジョンボーナムに似てる感じもある。
前からプロに習ってる割にはフィルなど腕の方が心もとないところがあるんだが、とにかく脚(キック)が強烈。ドラムの基本って、やっぱり大太鼓なんだねえ。
スネアもまあまあで、このレベルだと他の楽器はあんま関係ない感じで、もう基本のビートだけですげえすげえと聴けてしまう。タイバンで元気のいい男子バンドがいくつも出たが、ラウドさもダントツというか異次元だった。
あとシンバールワークもすごい。音楽の中でのドラムの役割をよくわかってるようで、簡単なフレーズやパターンでもかっこよく聴こえるし、また非常にクリエイティブ。娘のバンドでセッションするときも、一回も同じドラミングはしないって言ってた。
ちょっと上手いだけのドラマーは前にも書いたように東京だけでも百億万人いるが、この人のドラミングはおいそれとは代えが利かないという感じがした。

その後出てきたレッチリコピーの男子バンド、なんか曲が進むにつれテンションが上がってって、最後の方はものすごい熱いステージを繰り広げていた。かっこよかったなあ。
ギターの一人なんか、なんとなくジミヘンみたいだったし。


つまりね、コピーでも何でもいいんですよ。
上里君も言ってた「文化祭バンドの方がいい場合もある」ってのは、要するに、自分たちの力を一杯まで引き出せてるか、表現し切れてるか、って問題でしてね。
ちょっと経験を積んだバンドは、往々にして、曲にしても詞にしてもアレンジにしても演奏そのものも「こんなもんだろ」的な感じの場合が多い。どれか一つでも本当に一杯一杯ならそれなりに聴けるもんなのに。
思わず「金返せ」と文句言いたくなるバンドがいかに多いことか。
関内ベイジャングルにて見る。
1984ってのは、いよりさんの新バンド。
男のボーカルギターは幼なじみとのこと。
ドラムは焼芋の人だったのだが、ちょっとこじんまりした印象でそれとわからなかった。
ベースはほとんど初心者との話だったが、ベースとしての役割をシンプルに押さえてくれればテクとかはあんまり関係ないってのがよくわかるバンドだ。
なかなかよろしいんじゃないでしょうか。

黒船は、んー、まあ俺の趣味ではないと言っておきましょう。
俺がしょっちゅう「浪人生には時間が足りなかったという言い訳は通用しない」って言ってたんでプレッシャーになったかも。
でも特に化学はまったくやれてなかったようだ。
で、1月くらいにまったく自信をなくして、かなり下方修正。
模試恐怖症にもかかってたようで、そうなるともう大変だ。(上里君も同じだったみたいw)

しかし、センター入試は私立向けのいくつかの科目はよくできてたようで、成城やらの滑り止め群はセンター入試だけで合格してた。
チャレンジしてるのは去年と同じ千葉大で、狙い所としては法政、武蔵野美術、電通大といったあたり。

結果的には不合格だったのは千葉大だけだったのでまあよしとするかね。でもはっきり言って受験自体は反省点がいっぱいありそうだ。

やっぱり大学受験は甘くない。特にモチベーションがないとね。
俺の場合は、とにかく技術系でやっていくためにはある程度の工学部に入らないことにはどうにもならないことは明らかだったので、首都圏の国公立に「石にしがみついても」入るつもりだった。
そのため俺は「受験のプロ」と豪語して、実際の学力や勉強時間はともかく、「受験に関する情報では俺の右に出るものはない」と自負してましたよ。(勉強したくなかったってのが本音ですが)
で、模試は「日本の名だたる進学校の受験生に対し、笑っちゃう位ちょっとしか勉強してない俺がどれだけ戦えるか、出し抜けるか」毎回ワクワクで本当に楽しみでした。まあスポーツの試合みたいなものですな。
人の参考にはなりませんねたぶん。

PS
 で結局、武蔵野武術大学のファインじゃない学科に行ってます。
「円」は里美さんがサポートしてるユニット。今回はそれに元ドキドキシェイク/ミティの美沙さんも参加するということで六本木モーフへ。
円はぜんぜん俺の趣味ではないが、ドラムも代わり、そこそこいい感じになったかな。
「ひかりの歌」ってのがyoutubeに上がってるので、興味のある人はどうぞ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=LdkwILsGT7I

鍵盤の美沙さんとは久しぶりにお会いしましたが、相変わらずいい腕してました。

タイバンは坂本梨奈/おかもとひろみ/PATIO/オトハネコモレビ/佐野安佳里ってやつだったけど、どれがどれだかもうさっぱり。でももまあプロっぽいのがバックについてるのもあったりして、全体的にはまあまあだったような。
娘の出た高校の吹奏楽部の定期演奏会を見に川崎へ。
このバンドは去年、南関東で金賞を貰っているので、どれくらいの力か楽しみにしてたもの。
確かに、それぞれの種類別管楽器がまるで一つの楽器に聴こえるくらい合ってて、ちょっと驚く。
反面、荒さみたいなパワーを感じさせるものがない。少し濁ってりズレてたりした方がいい場合もあるはず。キレイはキレイなんだが、ベースというか低音とドラムもかなり薄いような気がした。
もう少し「音楽ってなんだろう」みたいなことを根本から考えた方がいいかもしれない。
もっとエモーショナルっていうか、本能的で野蛮なものがないとね。
(大会では勝てないだろうがそれだけが目標でもないはず)

終わったあと、ボトムズアップにgylayを見に行く。
このコラムでも何回か書いた娘の軽音の先輩のO西君が目当てだったが、ドラムはずいぶんまとまってた。
「以前はメチャクチャ叩いてたよね」みたいな話をする。
gylayの音源を後で娘に聞かせたら、「ものすごく古臭い。この手の音楽はさんざんやられてるだろ」とニベもありませんでした。
いよりさんが出るというので大岡山へ。ピークワンは高校生とかたくさん出てるようで、ちょっと安い箱なのかな?

バンドは焼芋のフロントをチェンジしたようなメンバー。
椎名林檎のコピーとかやってたが、腕的にはわくわくバンドと遜色ないはずなのに、あまりにグダグダである意味びっくり。
演奏が終わってトイレに入ってたら、いつのまにかメンバーは全員退散しててまたびっくり。
その後、ロカビリーロックみたいのが出てたけど、どっかで見たことがあるような気がした。

しょうがないんで、この前見たnanairoを再度確認の意味で代々木ラボへ向かったが、こちらも2曲くらいしか聴けなかった。笑

ラボのブッキングはよくわからない。

stray sheepを見に行ったんだが、珍しくタイバンがまともだった。
nanairoは女スリーピースで俺は面白いと思ったが、娘さん曰く、
「各メンバーが何かに影響されてるのはしょうがないというか普通のことだが、それを消化融合してバンド全体で何か新しいものを生み出していかなきゃならないのに、まだそれができてない」
と手厳しい。確かにそうかもだが、だからこそ今後に期待できるってことはある。あとドラム、自己流っぽいけどなかなか創意工夫が見られていいですよ。

のあのわってのは、フロントがチェロボーカルでへえーって感じ。演奏力はなかなか聞かせる。みんな感心してたようだが、俺は楽曲に魅力を感じなかった。

ベースメントバー、音はなかなかいい。

ひさしぶりにtyt(現irecohiik、小森圭一郎)を見に行く。
音源で聴けるバンドメンバーが楽しみだったが、ドラムがちょっと音が硬くて思ってたほどでもなかった。ギター/ベースはなかなか。

タイバンのバックでベースBob+ドラム金澤沙織といういいリズムセクションを発見。特にドラムはジャズ系で女子ではなかなかのレベル。

PS
 金澤さんはその後、ドキドキシェイク/ミティでトロンボーンのフロントを張っていた塩野谷宏子さん(へれてん)とバンドを組んでいるようです。
O.D.SKYがやってるoo border、今回が最後とのことでお疲れさま。このイベントは面白かった。
わくわくバンドも発見だったなあ。

あ、O.D.SKYの音源、すごくいいですよ。
クリスマスソングは大好きだが、クリスマスは糞食らえだ。
今年はどんな一年になるのやら。
なんかイカ天の番組をやってが、ほとんどの放送のビデオをいまだに後生大事に保管してる(&押しかけ在宅審査員だった)俺としては、物足りないことおびただしかった。

PS
 日記を「イカ天」で検索してくる人が最近すごく多いです。

Emiさんを見に行ったんだが、Nape of Jadeってバンドに説教を食らわしてやったところ、そのドラマーの日記↓
http://pksp.jp/nape-of-jade/diary.cgi?o=7&m=1&n=253&s=111
「見知らぬおじさんからはドラムについて色々アドバイスやお褒めの言葉を貰ったのだけど、アドバイスが近日スコットさんや岡林さんに言われた事(アタックに関して)と全く一緒でビックリ!
これからの課題だ☆ 頑張ろう♪
つか俺モーラー奏法気味だったんね。言われて、DVD見て、初めて気付いた(笑)」
俺はそんなに褒めた覚えはないけどな。

SunnyPlaceってのはいいのか悪いのかさっぱりわからない変なバンドだった。

ところで、この後、4月くらいからEmiさんのライブには足を運んでないんだが、たまたま2、3ヶ月、月一のタイミングが合わなかったことから始まり、あと事務所のHP見てもタイバンがわかんないのと、その常連のタイバンの面子がなんとも俺好みじゃなくて。

いつも書いてるが、ほとんどのライブハウスはブッキングの内容に比べて高すぎる。
もちろんEmiさんはプロといってもいいけど、たとえば曼荼羅やワープだと、2000円で目当てのバンドに加えてプロを2バンド(しかもひとつは村松邦男!)見れるわけで、そこらあたりを考えていかないと、ライブハウスの音楽シーンに先はないだろう。

里美さんが所属してる「和泉3丁目」。ギターのクロネコさんが他のバンドでも出ずっぱりという企画。
里美さんはフレットレスを普通に弾いててびっくり。

他バンドでは、浅野清美ベース、岩崎貴俊ドラムがいいと思った。岩崎氏はRCC出身のようだ。

里美さんは誕生日だったとのことでおめでとうございます。
前にドキドキシェイク/ミティでベースを弾いてた理沙さんがstray sheepってのをやってるってのはずっと知ってたんだが、池袋アダムでやってたんで見てきた。

あんまりよくなかったらこっそり帰ろうと思って隠れて見てたら、案の定発見されてた。笑
曲はポップで俺は好きだな。演奏も悪くないし、ボーカルもキャラが嫌味がなくてすごくいい。今まで見てきた中では一番売れそうなバンドのように思う。
でも娘さんは「こういうコードが頻繁に変わる曲は好きくない」とバッサリ。

PS
2008年のミュージックレボリューションでは関東甲信越ファイナル(ゼップ東京)まで行ったようです。
http://straysheep02.web.fc2.com/
吉祥寺曼荼羅で、音沙汰、朝野純、Eckkoというのを見る。

音沙汰はそんなに変わらない印象。

浅野純はなかなかよかったように記憶してる。バックのギターの片桐幸雄氏、これはすごかった。やっぱプロのギタリストはぜんぜん違う。カホンはイマイチ。

Eckkoってのは知らなかったが、ピアノとボーカル。バックが村松邦男、安部OHJI、やまだ晴香、黒田佳宏というもので、「R・O・M・A」とかいうのとほぼ同じメンバーのようだ。
こんなところで村松邦男を聴けるとは思わなかった。MCのとき、細野晴臣の古いギターを後ろでチャラチャラ弾いててウワーって感じ。
黒田佳宏は面白いドラム。

曼荼羅はプロを聞けるのでいいですね。
青山学院大学の文化祭で、Dr.菊地久江、Gt.小黒いより、Bs.深井里美というメンバーが青学の文化祭にサポートで出るっていうんで見てきた。
あの菊池さんが久しぶりにステージに立つのを知ってた人はあんまりいなさそうだ。

演奏はちょっと短くてね。PAもロクでもなかったし、とんでもなく押してたし、主演の団体も結構グダグダでしたね。
でもこのメンバーでの演奏は結構昔から楽しみにしてたもので、やっぱり期待が裏切られることはなかった。特にギターは力強い音を出したかな。

それにしてもKeyの藤本愛子さんってなかなかフレンドリーな方だったんだけど、何者だったんだろ。

あと、その後に出てきたバンド、確かそんなに昔ではなく、渋谷サイクロンかどっかで見たことがあった。
威海で中国のテレビ番組を見てたら、asia-pacific youth arts festivalとかいう、いろんな地域の個人だったりグループだったりがパフォーマンスを演じるのを中継してて、たぶんこれ中国や周辺のTV局がそれぞれ出し物を用意してるんだろう。
演奏、曲芸、演劇、踊り、なんでもアリだったが、まあたとえばピアノの天才少年の演奏を持ってこられたところで別に面白くはない。
ただ、へー世の中にはこんなのもあるのか、という新しい発見にはなった。

確かベトナムの民族的な出し物で女が7、8人、胸に小さな太鼓を抱えて叩きながら踊ってて、男が一人、スチールギターみたいなのを演奏してたのが良かった。(他にも一人二人、何かを演奏してる男がいたかもしれない)
スチールギター?は駒沢裕城を髣髴とさせるすんごいセンスあるフレーズを弾いてて、思わず見入ってしまった。やっぱり音楽は人類共通のものなのか。

誰かこのベトナムの民族音楽?について知ってる人いない?
 
なぜか月に一度は見に行くことになってるEmiさんだが、9月は行けなかったので、10月は早い時期にと思って。アウトブレイクはボーカルは抜群の箱だと思う。

行ったら、若い女性が満杯で怖かった。Radio Foundationというバンド目当てだったらしい(娘も聞いたことあるといっていた)。2、3曲聴いてみたが、悪くはないんだろうが俺にはピンと来なかった。

あと、グリーンストロベリーか。前にも書いたけど演奏がイマイチなのでバンドの練習方法やドラムについて結構話しておいたんだけど、さてどうなりますか。
ボーカルの力があるんで、ライブではいいパフォーマンスで素晴らしく聴こえるんだが、音源で聴くとそれほどでもない感じ。もうちょっと練ったほうがいいのかもしれない。

Emiさんは風邪気味なのかちょっと調子悪しで、こういうときはこういうスタイルは苦しいよね。バックバンドの話を湊さんにもしておいたんだけど、これまたどうなりますか。
 
さらについでに、これまで書いてきた「別格バンド」以外で、「1曲聴いただけだがちょっと気になっている」「もう一度聴いてみたい」というような高校生バンドやその他ミュージシャンをメモ代わりに書いておきたい。

神奈川で一番印象に残ってるのは、大和南の青-shingo。腕もなかなかだったし、何より雰囲気の素晴らしいバンドだった。女子2人のリズムセクションがすごくよかったように記憶してるのだが、実際、HP見るとベースなんかすごく上手そうに見える。一年下になるが東大付属のチェンジが似たような雰囲気のバンドだった。

それからもう解散してしまったが、関東国際?のレッドスコア。このバンド、俺はスケールが大きくていいと思った。

ありゃ、これくらいしかないか。じゃあしょうがないので現役を。

津久井のステップアップブラザーズが結構衝撃的だった。このバンドは面白いというか、ちょっと高校生離れしてる。

あと、やっぱり焼け野原のボーカルを挙げとくか。「冬の憂鬱」以外の曲もいいようだし、インディーズレーベルから話もあったと聞くが、まあじっくり力を付けてもらいたい。とても期待している一人。

PS1
 関係ないけど、最近あのバウワウのボーカルの人見先生で検索してくる人が何人かいたのでついでに書いておくが、首都圏の高校軽音関係の活動にはなんとしても氏をかませていただきたい。今は千葉県御三家の県立船橋にいて、軽音の顧問もしてるそうだ。

PS2
この原稿?はとっくに書いてあったんだけどアップし忘れてたよ。
 
ベースについてはあんまりよくわからないのであくまで見た目、弾き姿重視で笑。

まず、やっぱりハイビスカスのN籐君。繊細にして力強いベースはもう大好き。フレージングは細かいところまで神経の行き届いたもので、右手のフォームもそんな印象だ。
ハイビスカスを支えてるのは実はこの人。

それからいつぞや書いた鬼面さん。
本人は不本意な演奏だったらしいけど、その片鱗は http://202.228.194.137/asx/ele060819_tungsten_song.asx で見ることができる。この人は特徴がありすぎるので、逆にどんなジャンルのどんなプロに紹介しても面白がられるのではと思う。

あと娘の学校の吹奏関係からむりやり3人挙げとく。
一人目はO.D.Sky。骨格の太い、アンサンブルに秀でたベースを弾く。
大会などでレッチリやブリンク?のコピーをたくさん見てきたが、この人の演奏したものは圧倒的に別格だった。

二人目は、娘と同期のコントラバスで芸大を狙ってる女ベーシスト。シャープやフラットが5つも6つもあって真っ黒になるぐらい書き込まれた譜面を初見でスラスラ、しかもそのラインを歌わせることができる(はず)ということで選んでみた。

三人目は先日書いた1年の女ベース。結構上手そうだったし、何よりエロエロなのでプロに紹介しても喜ばれるはず笑。

あと、大手の専門学校のトップクラスの連中が何人かいるかな。
たとえばドキドキシェイクの理沙さん、15jamに加入していた涼子さんなどはなかなか上手だった。

ホワイトクローのベースも前はいいと思ってたが、今のスタイルはぜんぜん好きじゃない。
 

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