大学を考える

2003年3月6日
 大学で何を学ぶのかと改めて考えてみた。

 まあ工学部の場合は社会に出てそのまま使える講義科目とかあるけど、普通はそういう実学ではない場合も多いだろう。

 やっぱり大学のポイントは、問題の解決や何かの研究や開発をするにあたって、どうやれば何ができるかという方法論やアプローチを教えてくれる点にあるのではないかと思う。
 だから本当は、どんなDQS大学だって専門学校だって、指導教官そのものはそこそこのレベルなんだから、やる気さえあればそういうものは学べるはずだと思う。

 しかしそうはいかないのが現実で、実際に大学の研究室を見聞すると、圧倒的なレベルの差がある。(見事なくらい階層化されるのが不思議だ)

 東大とかだと、指導教官がとてもじゃないができそうもないことを命じてくるんだが、多少出来の悪い学生でも、とにかく全部が「できるのが当たり前」という雰囲気なので、院生に聞きながらでも何とかやれてしまう。

 一方DQS大学だと、教官もハナからあきらめていて、それこそ親切丁寧、手取り足取りの穴埋め問題のような課題しか出さない。しかも社会に出て即戦力になるように親切心を出すのか、既存技術にのっとったものになりがちだ。(未知のものに挑戦しない)

 本来、東大あたりに突っ込んでも何とかやれる学生も結構いるはずだし、そういうやつは視点がいわゆる秀才とは変わっていたりして、速さとか精度はともかく、仕事として評価できるケースも多いはず。(本当の天才は別として、実社会での仕事ってそういうものでしょ?)
 
 
 それが大学の格差だといってしまえばそれまでなんだけど、DQSだって仮にも最高学府だろ? なんか納得しがたいものがある。
 
 
PS
 要は意識の問題だと思うんですけどね・・・。(ただし学生側の話)
 
 

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