一昨日の続きです。ココロは代表のウクライナ戦徹底分析にすっ飛んでいってしまってますので、いいかげんモード炸裂でごめんなさい。

「労力を省くための労力を惜しむな!」

1.環境その他

 早寝早起き(夜型はダメ)とか、勉強後はソッコー寝るとか、復習のタイミングとか、記憶術、勉強術の基本的なところは大丈夫ですね?
 机とかイス、照明、騒音(音楽)はどうですか?
 あるいは快眠法、栄養補給、適度な運動、気分転換なんかは実践してますね?
 このあたり、一つ一つ追求しようとすればきりがありませんが、ベースとなる部分にハンディがあるとまずいです。

 お勉強に関する基本的な考え方として、立花隆「知のソフトウエア」(講談社現代新書)、野口ユキオ氏の「超・勉強法」その他のシリーズは必読です。
 こんな人たちがどう効率的に頭にインプット/アウトプットしようかと一生懸命工夫してるんです。あなたがたはそれ以上のいい環境や方法論をナントカしようとしなくては話になりません。
 今後はサブリミナルを含む催眠とかドーピングとかを考える人も当然出てくると思います。

 モチベーションを維持する手段ですが、原則的には、きめ細かい短期的な「アメとムチ」の繰り返ししかありません。いいところを見せようとか、ごほうびにデエト+αするとかの異性関係をうまく活用してください。
 あと、個人的には気功をオススメします。「通慧功」とか「通天貫地功」とかがいいと思います。

2.基本的なところは授業で完全に理解する

 授業中寝てるなんてもってのほかです。先生方はあなたがたのお金で喰ってるんですから、理解できるまでこき使いましょう。
 受験に関係なく、聞く価値のない授業は内職をするのではなく、最初から出ないことです。最初からそう公言しておけば大丈夫でしょ?

 私にとってそれは古文や日本史でした。
「日本史は世界史に含まれる。もっと大局的な視点から日本の歴史を見ればよろしい」
「たとえば聖書は日本人にとっても必読だとは思うが、それをオリジナルのヘブル語で読む意味はまったくない」
っていうのがその屁理屈でしたが、古典の先生、あのときは皆の前で泣かしてしまってごめんなさい。

3.参考書などを選ぶ

 これが最大のポイントです。どんな参考書、副読本がいいかは、前掲の本にも書いてありまして、まったく同意見です。
 少なくとも、1つあたり5冊くらいはトライしてください。ちょっと始めてみて、理解しにくい感じがしたら、すぐに放り投げて別な奴をやりだすことです。出来の悪い本で勉強するほど効率の悪いことはありません。

 それから、問題集や単語などの記憶モノは特にそうですが、とにもかくにも「頻度順」に徹してください。
 絶対に1冊やりきろうなんて考えてはダメです。最後の方はどうせ時間切れになることは火を見るより明らかなんですから。
 2割の人が8割の富を所有します。有名なパレートの法則でございます。合格ラインに合わせて、たとえば問題集の半分までやるか、3分の2までやるかを決めればいいだけです。(でもそう決めてしまうとまたできませんので、目標としてはもう少し上としておきます)
 私が受験勉強していたときは、頻度順はほんの少ししかありませんでしたが、今は、志望校群などに焦点を絞った、もっと精度の高い頻度順があるのではないでしょうか。
 よく調べてください。お金(本代)と調査時間を惜しんではいけません。
 
4.計画を立てる

 全体の道しるべです。どうせ計画通りにはいきませんから、何回でも立て直してください。とにかくしゃにむに勉強する、っていうのは、たとえ受かったとしても評価できません。(ハア?)

 常に全体の中で自分がどういう状況にいるか把握してないと、時間がなくなってきたときにヤバイです。
 まさか、全科目イーブンに勉強しようなんて考えてないですよね? どうせどれかは時間切れで見切らなけりゃならないんですよ。あなたがたはそんなに能力高くないはずです。
 常に状況に合わせて、今現在、何をやれば最も全得点に効率よく貢献できるか、よく考えることです。
 
 
 これらの見通しがある程度立ってから、実質半年間のお勉強は必要でしょう。
 長くなりましたので、各論はまた後日にしたいと思います。
 
 
PS
ベースはアイバニーズのエントリーモデルを買いました。
女の子なのでヤマハのミディアムスケールのMB50か、プロの女の子バンド(Go!Go!7188とかPolysicsとか)のよく使っているSBV500の方がよかったかも・・・。
 

マンボNo.5

2002年3月22日
 某BBSで代表について激論を戦わしているワタクシです。
 3年前、新橋のキムラヤでトルシエをハケーンしてサインをいただいて以来の親トルシエ派でございます。でも、サッカーマニア暦はずっと古いんですよ。なにせ柱谷幸一の新人時代のサインも持ってるくらいですから。
 
 でも今日はサッカーではなく音楽の話です。
 車に乗ってたんですが、CDが1枚しか入ってなくて、これでもかっていうくらい聞いてました。

 高中正義のTAKANAKAです。2曲目はあのマンボNo.5でして、これは日本ではオリジナルのペレス・プラド楽団のものより有名でしょう。出来もはるかにいいです。

 耳にすっと入ってくる曲ですが、よく聞くとすごい演奏してます。
 右チャンネルには松岡直也のピアノが入ってるんですけど、ほかの皆さん、負けてないんですよね。これは極めて稀なことです。
 小原礼のベースは正確無比。
 ドラムは村上秀一ですが、一聴して音量的にはあまり目立ちません。これはいつものことでして、たとえば今やってるBSフジの番組でも、プレイバック聞きながら「ドラムいらない」とか「音量ゼロでいい、ゼロで」とか本人がむちゃくちゃなこと言ってるシーンが見られます。
 この前は吉田美奈子がゲストでしたけど、「ポンタは歌うドラムなのでボーカルが困っちゃう」なんて言われてました。
 確かにその通りでして、よく聞くと手数がかなり多い。てゆうか、すごく表情があるんですね。だから音が小さめなんでしょう。
 この前も番組を聞きながら何かしてたんですけど、聞こえてきたフレーズにハッとして思わずテレビを見入ってしまいました。(曲自体はなんてことないのに)
 日本のジャズ/ロックの背後霊(not守護神)といわれ、これだけ音楽を聞き込んだワタクシがですよ、しかもドラムのフレージングなんかほとんどのパターンを聞いているはずなんですけど、思わず耳をそばだててしまう。さすがです、ポンタ様。

 パーカッションは斉藤伸雄(ノブ)と浜口モトヤです。ギターソロに入るところ、よく時代劇で使われるジャーンっていう奴が入ってますが、すげーいかしてます。
 そして、高中本人のギターですが、後の「魅惑のムードギター」時代以前ですからね、パワーとオリジナリティあふれる妙なギターを聞かせてくれます。
 左チャンネルのバッキングのギターも気合いが入ってて素晴らしい。味があります。
 サックスは多分ジェイクHコンセプションです。

 このアルバム、専門家筋では実は昔のB面、つまり5曲目以降が素晴らしいとされています。オススメですよ。

 ところでこのマンボNo.5、村上秀一の割と最近のアルバムでも、ほぼオリジナルのメンバーでカバーされてましたが、もうリラックスしまくりで、底知れないパワーを感じさせる恐るべき演奏でした。ポンタのドラムは相変わらず音量小さめでしたけど。
 やっぱりミュージシャンは歳をくわねば。
 

噂の真相 VS BUBKA

2002年3月23日
 圧力に屈しないのは噂の真相だけかというと、そんなことはない。
 あの「奥菜恵ニャンニャン写真」以前から、コアマガジン(あの百夜書房系列)のBUBKAが頑張っている。
 俺もものすごい圧力があるだろうにとずっと不思議に思っていたのだが、4月号の噂の真相でそのあたりのことが記事になっていた。曰く、
<芸能人暴露写真スクープで突っ走る「BUBKA」衝撃ビデオの封印事件>

 まあ内容はともかく、最後は、
「危惧されるのは、所詮はキチク系であり、スキャンダルを掲載する際になんの思想性もジャーナリズムの原則も持ち合わせていないことだ」
と締めている。
 
 それに対して、「裏BUBKA」にレス記事が掲載されているのを今日発見した。
 まず、「噂の真相に認められた」と喜んでるのは普通として、キャッチがいい。
「思想性もジャーナリズムの原則も持ち合わせていませんが、それが何か?」

 噂の真相の記事そのものに対しては、基本的に否定のスタンスだったような気がするが、「編集、ライターとも口が異常に軽いので、情報源は皆自分だと思われてるはず」というような笑わせる悩みや、取材に来た記者に対しては、断片的な話から記事を構成したことについて、「もしかして、あなた天才の方ですか?」とのコメントを載せている。

 現在の噂の真相は、ボディコンで面接に現れたという伝説の神林氏以来、教養あふるる女性の編集者(というよりは記者)が多いという。
 まあ内容に文句をつけるつもりはないが、確かにもはやエリート臭漂ってるかも。「所詮キチク系」とはあんまりではございませんか。

 コアマガジン、ミリオン出版、三和出版他、UGの本流をいくエロ本ビニ本の流れを汲む奴らに共感を覚えるのは俺だけですか?(実際、錚々たる面子が輩出してるんですけど・・・)

 ところで今月の噂の真相、「盗用常習の田口ランディ」、「皇太子妃出産記念本はまったく売れず」そのほか、思わず快哉を叫ぶ情報が満載! 2chのひろゆき氏のインタビューもなかなか考えさせられる。

 個人的には、3月危機の話とか、河合ハヤオの批判記事とかが興味津々。
 なぜか噂の真相は、昔から河合ハヤオ大先生こき下ろしなんだよな。オカルトじみてるのもあるし、確かになんかよくわからんところがある(創価学会系の出版社ともつながりがあるようだし)。少し前、フルートのTV番組に出ていたのにはさすがにがっかりしたもんだ。
 

花粉症

2002年3月24日
 日記には一切プライベートなことを書かないのを主義としているワタクシです。

 しかし、先週の原稿締め切り以来、体の調子がどうも変なので、昨日は医者に行ってきました。
 具体的には、頭がすっきりせず、疲労感があり、昼間に寝てしまう(いくらでも寝れる)。口の中が荒れて痛い。などなど。
 こんなこと、あまり経験がないんですが。

 結論として、引き金は花粉症のようです。
 鼻水が出るので口を開けて寝ていて、口の中が乾くらしい。
 そして「睡眠時無呼吸」とやらに陥っている可能性があり、結局のところ、睡眠不足、酸素不足のようです。
 そのチェックは血圧でするんですねー。酸素/2酸化炭素の関係を考えれば当然のことですが。(起きぬけに高血圧だとその恐れアリだそうです)

 その無呼吸症、夜の「特命リサーチ」でもやってました。なんと50人に一人は見られる症状だそうです。鼻が悪かったり(副鼻腔炎?気味?)、首筋まわりが太っていたり、口の周りの筋肉が落ちていたり、っていういくつかの原因もきっと該当してるんでしょう。

 でもまだ決まったわけではありません。そんなに高血圧でもないし。
 これで様子を見ろということで、とりあえず花粉症の薬をもらってきました。
点鼻液として「フルナーゼ」、アレルギー薬として「ジルテック」です。

 点鼻薬を鼻に吹き込むのはいいんですけど、すぐに鼻かんじゃきっとダメじゃん>俺
 でもさすがによく効くみたい。ジルテックの方は就寝前ですので、眠気も関係ないようです。

PS
今日の日記、少しでも皆様のお役に立ちましたでしょうか?

 

今日の日記

2002年3月25日
 夜、急にOutlook Expressの調子が悪くなって、慌てておりました。なんか去年の8月あたりまでのメールしかないんですけど・・・。それより新しいのは全部パーですか?
 パソコンを何回か再起動したところ元に戻りましたが、もう不信感いっぱいです。といってもどうすりゃいいのやらわかりません。
 まあいくつかのパソコンでも受け取れるようにしてますので、バックアップはあります。こんな手しかないんでしょうな。

 さて、やるやるといっておいてあんまり引っ張ってもなんですから、日記評論をぶちかましたいと思います。エライことにならないといいんですけど。
なお、不定期ですのでよろしくお願いします。

==================今日の日記====================
第一回は胃の酸さん http://diary.note.ne.jp/20126/ です。

 ある特定のテーマを追求したHP(http://kyoto.cool.ne.jp/ino3333/)を運営されてまして、それに付属するスタイルの日記です。だから、特に相互リンクなどは関係ありません。
 ちょっと正確には思い出せまんが、何人かの方がそういった関係のお悩みごとを日記に書かれていたような気がします。
 私個人はそういった方面のフェチでもなんでもないんですが(実はまた違ったとても人に言えないような趣味だったりする)、ユーモアあふれるHPと日記で楽しいです。なんといいましょうか、人柄が出ている感じです。ある意味、癒し系です。
 最初は、よく毎日考察できるなと感心してましたが、よく読むと納得できるものばかりで、結構奥の深いテーマであることがわかりました。
 こうなったら私も協力しましょう。かつてノーベル賞候補に挙げられた私の研究論文、「エロマンガにおける胸の揺れの表現の変遷」(改訂版)をいずれ胃の酸さんにお送りする予定です。(ただしフランス語で書かれてます)

 ぜひ皆さん、HPのトップにあるアンケート、答えてあげてください。

 そうそう、このHP、知る人ぞ知る「よくわからないホームページ」http://www.coara.or.jp/%7Ewakaran/index.html の素材が使われていて、オッと思いました(もちろんリンクも貼られてます)。
この中の「よくわからない日記」、謎だらけです。ぜひご一読をオススメします。
 

熱い胸騒ぎ

2002年3月26日
 言わずと知れたサザンオールスターズのファーストアルバムです。
(すいません、音楽ネタが一番楽に書けるもんで・・・。いつも苦しんでるんでよ。明日は恐怖の文才ネタにトライする予定ですのでご勘弁ください)

 昨日、中古CD屋でゲットしてきました。
 これは、大学のクラブ(体育会)の合宿で、誰かが発売直後のLPをダビングしたテープを持ってきて、四六時中流していた思い出のアルバムです。皆、大好きでした。

 今聞くと、ずいぶん粗いです。演奏はいわずもがな、音に厚みがありません。ホーンセクションはあのスペクトラムの残党(新田一郎、中村哲など)なんですけど、バンド本体よりよっぽど切れがよくて、ちょっと違和感さえあります。

 でもそんなことどうでもいいんです。
 楽曲は素晴らしいです。特に私の大好きな4曲目「恋はお暑く」、かなり以前、葉山マリーナの嵐の中のライブでアコギの弾き語りやってくれましたが、本当に感激しました。
 桑田はある意味天才です。

 それにしても原由子、バンドサウンドにマッチする素晴らしいピアノを弾いてます(2枚目からはピアノの音量が上がってます)。コーラスや掛け声も最高です。
 大昔の「私はピアノ」もそうでしたが、現在ヒット中?の曲もあるそうですね。いいんじゃないでしょうか。
 
PS
体調は薬のせいかあっという間に回復しております。
なんて単純なんでしょう。
 
 よく見ると週間サッカーマガジンのお値段って450円なのね。
 ずいぶんお高いような気がしますが、今までそれに気づかなかったワタクシもワタクシです。(ついにヴォケ入ってきたか?)

 今夜はポーランド戦だコノヤロー!(違ったりして)
 

==================今日の日記====================
 今日はエミリ。さん http://diary.note.ne.jp/19923/ です。
 この方の日記についてはすでに多くの方が言及してますし、ご本人ももう慣れっこになってると思いますので、ここで取り上げても問題ありませんでしょう。

 このダイアリーノートを見渡しても、もし有料化されても読む日記っていうのは、あんまり多くありません。せいぜい両手の指で数えられるくらいでしょうか。
(ただ、多くの方は有料化されると今までどおりの日記は書けないと思います。これはひとつの比喩にすぎません)
 エミリ。さんの日記は、ちょっと人によって好き嫌いはあるかもしれませんが、ワタクシ的には十分お金を払って読むに値するものです。

 どんな日記かは、他の人のコメントを見れば明らかでしょう。

父さん曰く「ほんわかぱっぱの癒し系」
ワタクシ曰く「心が洗われる奇跡の日記」
玲さん曰く「やはりあなたはすごい人」
スミカさん曰く「ああいう女性になりたいものだ〜。」

 いやまったく。でもそれだけではないのです。結構泣かせてくれるんですよコレが。
 さりげなくお母様について触れているところとか、友達さよの巻とか、はからずして号泣モノになっているような気がします。

 でもひとつだけひっかかっていることがあるのです。
 ひらがな混じりのかわいい文体も含めてですがね、ひょっとして全部計算づく? 実は全然違った人格の持ち主だったりして・・・。
 
 そんなことを想像してしまう自分がイヤだ。
 
 今日は自分のためのメモで申しわけない。

1.ポーランド戦
 勝ったけど、これはまずいね。監督にとっても誤算だったろう。この時期、もう少し問題点がはっきりするような相手でないと。
 あと、中田の動きがいいゆえにボールが集まりすぎ。中田抜きだとどうなるか、よくわからなかったのもチト不安材料。(本番では必ずマークされるからね)
 稲本は次は攻撃面も頑張ってくれるだろう。
 市川の起用、スタメン定着は当然。馬力もあるしキックも正確、何よりクレバー。守備力も波戸よりはあると思う。
 岡田氏の解説はよい。

2.公共広告機構のCMに激怒(いや前からなんだけど)
 なんでお前らにごみ捨てだとかモノを大事にしろだとか言われなきゃならないんだ。ふざけるのも大概にしろってんだ。そのCMの金はどこから出てるのか、きちんと公開しろ。
 大体、これだけ経済成長型のシステムを作っといておきながらだよ、いまさらうまく機能しなくなってきたなんていうのがおかしい。先を読んでそういうものを作り上げていくのが政府の仕事だろ。(役立たずの議員は選べるかもしれないが、役人は選べないなんだよヴォケ!)
 で、そういったシステムの方向転換にまた税金を使うわけ? 冗談じゃない。当時の無能責任者の給料とか退職金を返還させてそれに充当するべきだね。(狂牛病対策とかも全部そう)
 もう怒った。
「すいません、今までのやり方が間違ってました。まだシステムはうまくできてませんので、国民の皆さんの意識変革やご負担の方から先にお願いします。」
と正式にお願いされない限り、おれは絶対に分別ゴミだとかリサイクルだとか(その他いろいろおかしいと感じること)には協力しないぞ。
 大体今のリサイクルとか根本的なところで間違ってる。ちゃんとした研究者から批判本もいっぱい出されてるもんね。

3.井上ひさしの解説
 藤沢周平「橋ものがたり」(新潮文庫)の解説は、文春「本の枕草紙」の中の井上ひさしの一文を再録したもの。
 井上氏の五味康祐および藤沢周平に対する評価がうかがえて嬉しいが、加えて
「大衆小説の変質は、読者が小説に<物語>を求めなくなった途端にはじまった」
「読者はいつのまにか<物語>のかわりに<情報>を読みたがりはじめた」
「その功罪を気短に問おうとは思わないが、藤沢周平を読むたびに、大衆小説家のひとりとして、物語の再創造や文体の練り上げにもっと意を注ぐべきだと反省させられる」
と、すっと腑に落ちるようなことを言ってくださってる。
 あと、俺も本を捨てられない人間なんだが、井上氏もそうらしく、その理由が書かれている。これがまたそうだそうだと改めて頷けるもの。
 さすが井上ひさし、こういった小文でもちょっと違う。
 
4.BSフジでイマワノキヨシローの番組やってる
 2000年のロードムービーか? おもろい。
 バックのラフィータフィーのベースの藤井裕って、確か大昔上田正樹とサウストゥサウスのメンバーだったような記憶が。
 名曲、「雨上がりの夜空に」?のSAXは、ぜひ片山宏明でお願いしたい。
 

メモメモ

2002年3月29日
今日もメモどまり。

1.なかなかのCGIを見つける
画像掲示板(タグで貼り付けるのを除く)って、ちょっと前までは探してもイメージボードとフォトBBSくらいしかなかったんだが、今日、「クール&クール」http://www.coolandcool.net/index.shtml というのを発見。
デザインがシンプルなのと、アイコンが使えるのがいい。投票もできるようで、機能満載。これでサクサク動けば文句なし。ちょっとソース見てインストールしてみっかな。
あと、ネットマナーについても少しまとめられている。とてもまじめなサイトで好感が持てる。
と思ったら「お笑い」のコンテンツもアリ。(まだ見てないのでどんなもんかは知らん)

2.普通電話止められる
コメントなし

3.コクトさんの研究
あ、それすごく面白いと思う。ぜひやってください。てゆうか、やっぱり実例を挙げてください。
私自身はあまり目にしたことないです。

4.トガシキ祐一もどきを見る
BS日テレの深夜番組でアニソンのライブみたいな妙な番組をやってる。
ドラムの顔や叩いてる姿、グリップ、音なんかもトガシキ祐一に似ているなあと思って見ていたが、やっぱり年齢からして別人のようだ。
ベースは若手でものすごく使える。いずれ有名になりそう(てゆうか俺が顔をしらないだけかも)。
キーボードもギターもそれなりに上手。こんなステージにもったいないくらいのクォリティでびっくり。
アンコールで鉄腕アトムやってた。ライブでは特に盛り上がる名曲であることを再確認。「街角で」ではじまる3番を始めて聞く。
知り合いのセミプロバンドがライブでやってたオオカミ少年ケンも最高だったのを思い出す。

5.モバイルにトライ
新しいノートパソコンに携帯/PHSカードをインストールするのに四苦八苦。
ちょっと古いカードなので、中のファームウエア?がWin2000に対応してないことが判明。別なカードを明日入手予定。
明日から3泊ほどちょっとどっかに行ってきます。もしうまくゲットできなければ、日記更新はなしってことでヨロシク。
 

半死半生です。

2002年3月30日
日記のタイトルを変更しました。
実はこれまでのものは娘っ子のホームページのタイトルを無断借用してたんですが、見つかってしまいました。
こっぴどくしかられた上、折檻を受ける破目に・・・。
全治2週間と思われます。

PS
昨日のバンドメンバーは

ギター 森正明
ベース 渡部道啓
ドラム 森本尚仁

と判明。
ギターとドラムの人は基本的にスタジオ/ツアーミュージシャンで、最近ではジェンダワヤンとやらのバックもしているらしい。
ギターの森氏は、ルート812というアコギの癒し系インストのソロアルバムも出している。やっぱりアルバムを出すってことはそれなりのものを持ってるってことだよな。
ベースの渡部氏はスプラッシュのメンバーだが、やはりワヤンがらみで呼ばれたみたい。

うーん、知らない人材がまだまだいますなあ。村上秀一の番組に呼ばれるよう、精進してくださいませ。
 

今日の日記

2002年3月31日
 いつどこで毒を吐くか自分でもわからないため、このシリーズでは、原則として素人さん(?)を相手にしません。多くの方々にすでに論じらていれる著名な日記を俎上に上げることにしています。

 ということで、今日は大御所のNICOさん(http://diary.note.ne.jp/14817/)です。日曜に更新されてましたので、次回は数日後でしょう。サクサクやってご本人の目にとまらないうちに早いとこ過去のものにしてしまいたいと思います。(ワタクシ結構小心者です)

 この方の日記は、マジ有料化候補の筆頭です。いやマジかどうかは知りませんが、本当にそれくらいのもんです。文章を読みなれた人であれば、まず気に入ると思います。それほど好き嫌いもないはずです。

 いつも皆さんの日記を読んで感心するのですが、よくもまあ普通の日常生活から細かい出来事や感情などを拾い上げてうまいこと書くもんです。特に女性の方。男には基本的に出来ない芸当と思うんですよね。

 ワタクシの私淑する坂口安吾師匠は昔こんなこと言ってました。
「俺の(というか男の)精神世界は見かけは大きくて立派な建築物かもしれないが、中はがらんどうで殺伐としている」
 対して女性はどうなのか、説明は不要と思います。(当然異論はあるでしょうが)
 確かに坂口安吾のエッセイとか評論は今もって燦然と輝いておりますが、小説はひどいもんですからね。おそらく日記を書かせてもツマランかったでしょう。(ちなみに私も師匠ゆずりです)

 で、WEB上の日記には基本的に3つのタイプがありまして、ひとつは自分の感情をメインに切々としっとりと書く方法。二つ目は物事中心に面白く斬っていくタイプ。3つ目は分類は違いますが、なんであれ詩のようなものにするやり方です。(もちろんこれらの中間というか複合技や、別なタイプもアリですが)
 2番目のタイプなら男も書ける可能性がありますが、女性の達人が大勢いらっしゃいます。その代表格がNICOさんです。

 とにかく不思議な楽しい文章(文体)でして、こんなの見たことがありません。
 バックナンバーを読んでみたんですが、書き始めた頃はまあ普通だったんですね。どうも去年の夏過ぎくらいから変身が始まったようです。完全オリジナルなんでしょうか? たぶんそうでしょうが、ノーベル賞を差し上げたいくらいなもんです。

 最近の語り口が語り口なので、ちょっとご本人の素顔が見えにくいところがあります。ですからかえって興味がわいてきます。
 内容はあまりデテールに偏することなく、落ち着いてます。あるいは動じないところがあると申しましょうか。どなたかが大物と評してましたが、ワタクシもそのように感じます。
 私の敬愛する父さん(http://diary.note.ne.jp/19151/)の3歳の時生き別れた妹という珍説もあるようですが、この際、真偽のほどはほっときます。バックナンバーを読みますとどんないきさつで現在の生活になったのかがわかるんですが、とにかく情熱的で行動力のある女性のようです。適応力も抜群と見ました。ニックさん、これからも大切にしてあげてくださいね。

 日々のタイトルも含めて、内容は文句のつけようがないほど完璧です。このタイプの日記にこれ以上のものを望むのはほとんど不可能なのではないでしょうか。
 どの日をとっても面白いです。ぜひ読んでいただきたい。NICOワールドの世界が時空に展開されます(なんか重複してますか? 頭痛が痛いみたいな)。
 大体において不思議な余韻を残すんですが、それがまたとてもイイんです。

(最近のものでは「驚愕の新療法オレ流メーテルセラピー」(2/5)とか「そうさオマエは夢追い人」(3/14)とか)

 OL生活を始められたとのこと、これからもお体に気をつけて楽しい日記を書いてくださいませ。
(でもあくまでマイペースでお願いします)
 

1 2

 

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索