ヘソ曲がりの私としましては、童話(寓話)のオリジナル版とか、あるいは新解釈っていうのは、ずっと興味があったんですが、これまで機会がなく、今日あらためて検索してみました。
そしたら愕然。すでにいっぱい言及されてます。
もう遅いかもしれませんが、急遽、ちょっと述べさせていただきたいと思います。

1.ウサギとカメ
現実的な問題として、コースの長さと所要時間、それからウサギが目安として考えていた昼寝時間、カメのウサギの能力といったところがもともと興味あったところだったんですが、まあそれはいいとしましょう。(引き続き研究中です)
いろいろなサイトで言及されているように、カメが勝った最大の理由は、寝ているウサギを起こさなかったからであることは明らかです。
勝負であるので、これはこれでよろしい。「フェアプレーの精神」とかいう意見をよく目にしますが、完全に的外れです。また、「ストーリーとしては」ウサギが昼寝するのは必然でもあります。

しかし、これをカメの側から教訓的に、「コツコツと頑張ればナントカなる」などと理解するのは根本的に間違っております。バカバカしくて反論する気も起きません。そのような精神が竹やり主義を生むのです。

カメの側からすると、この勝負は一回だけで、2回目はありません。ワンチャンスに賭けており、大変リスクの多い戦略であることは明らかです。
一方、ウサギの側からすれば、勝負自体には基本的に問題はありません。
ということで、これは、「自分の得意とする分野で数多く勝負せよ」「だが油断するな」「一発勝負なら可能性に賭けよ」と読み取るべきお話しなのです。

このレース、確か全然たいしたものはかかっていなかったように記憶してます。とすれば、要するにウサギは「どうでもいい」と考えていたかも知れず、それはそれで睡眠不足解消・体力回復・健康増進を図ったわけで、ある意味正解です。

 
2.アリとキリギリス
改めて指摘するまでもないでしょう。
夏にこころゆくまで遊び、冬にはアリに助けてもらうきわめてラッキーなキリギリスの生き方。これは理想であります。
私は四半世紀以上前からキリギリスを目指すと宣言し、バカ教師に顰蹙買いまくりでしたが、その信念は健在であります。
(ただ、最後までキリギリスがつらい目にあうというような話もあるようです)
 
 
その他、いくつか考えてた話もあったはずなんですが、すぐにはまとまりませんでした。
(例のオオカミ少年なんて、オオカミ側も含めて3者への複雑な教訓話になってます)
それにしても、イソップって、実際にはどんな人だったのか、とっても興味あります。
 

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