とある人物のプロフィールを見ていたら、好きな本だか座右の書だかの欄に「新明解国語辞典」(三省堂)とありまして、思い出しました。

 単行本でも出てますので、結構有名だと思います。例として常に挙げられるのは、


恋愛(第5版より)
「特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。」

動物園(第4版より)
「生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀なくし、飼い殺しにする、人間中心の施設。」


 すごいです。ある意味説得力がありますね。
(存在としては悪魔の辞典といい勝負でしょう。悪魔の辞典の半分は現在では意味不明ですし)
 ところで、金田一/山田共著となっていますが、実際は山田忠雄主幹の個性がバリバリ反映されたものだそうです。
 そのあたりはhttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/yamada.htm「山田主幹よ、永遠なれ」 に見事に述べられています。このページは最高におもろいっす。
 
 
PS
 注目すべき初版の序文はhttp://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~konami/kotoba/sinmei.htmlにあります。
 

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