今日は、読んで不快感を感じる人がおられることをあえて承知で書いてみたいと思う。決して悪意のあるわけではありません。

 リスカ、ODという言葉に代表されるメンヘル系のサイトを割りとよく見ている方だと思う(最近はそうでもないけど)。
 まあ共感できる部分があるから見てるわけで、悪い意味で「健全」な人はまず理解できないし、近づかないジャンルでもあるだろう。
 
 ところが、自分でもイマイチピンとこない部分があって、それは何だろうとずっと考えていたのだが(その多くが女性であることも原因?)、最近、それを見事に言い表している論評をネットで見つけた。
 
 まず、これを読んでいる中に関係者がおられるかもしれないのでなかなか書きにくいが、故南条あや氏について。
 前にも書いたとおり私はGON!の初期からの読者なので、当然リアルタイムに読んでいたわけだが、すっかり忘れており、昨年そのメモリアルサイトを見て改めて思い出した次第だった。

 次いで、2chのメンヘル板を見てみると、やはり南条スレが立っており、しかも過去いくつもあったらしい。
 詳しくはhttp://life.2ch.net/test/read.cgi/utu/1011465205/を見ていただきたいが、やはりいろんな意味でかなり叩かれてるわけだ。
 叩くほうの意見もわかるし、まあそれが一般的な見方なのだろう。

 さて、そのスレの397に紹介されているhttp://member.nifty.ne.jp/windyfield/bpd.html
 書き手の精神科医である風野春樹氏は、
「なぜ、こうしたサイトがこんなに多く存在するのだろう、というのが私が感じた疑問である。なぜ、彼らはサイトを作るのだろう。そして、ときには鋭敏な感受性を示す文章をしたためながら、なぜその一方で、多くの人が嫌悪感を抱くであろうリストカット写真を載せたりできるのだろうか。さらに、なぜあれほど薬の名や細かい作用に関心を持ちながら、自らの病理についてはあまり関心を持っていないように見えるのだろうか。」
と3つの疑問を述べている。まさにコレが私の感じたピンとこない点そのものであった。

 私は精神医学については何も知らず、氏のコラムで始めて鬱と境界例の違いも知ったくらいであって、紙面?の関係で個人的見解は後日にさせていただきたいが、少なくとも最初の2つの疑問については、ある程度納得いく見解を始めて読んだ気がした。
 しかし、残りの疑問点の「薬の知識と自分の病理の無関心」については言及がなかったのが少し残念である。
(まあ想像をたくましくすれば推測できないことはないけど)

 このネタ、明日に続くかも。

 
PS1
 風野氏のサイト、私家版・精神医学用語辞典を含めて結構面白いっす。

 

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