一昨日は見逃してがっかりしていたら、さっそく再放送をやっていた。

んー、不思議な映画だ。力は比類ない。
まあ一言で言えば、コッポラにとっての戦争をリアルに描いたものだろう。
それに対してどのような感想を持つかは、見た人に任せられている。

気になったのは、「ある村でカーツの部隊が子供たちに小児麻痺の予防接種を行ったところ、ベトコンは子供たちの腕を叩き切った」という下りで、カーツはそれを濁りない叡知と強固な意思が生んだ純粋な行為だと賞賛し、「こんな男たちを10師団を与えてくれれば、この戦争を終わらせる事ができる」と言っている(奥地の死の王国建設のきっかけ)。

これは単なる無知により、毒かなんかを注射されてそのままでは死んでしまうと思ったからではないのか? もしそう思い込んだら俺だって命には代えられないと平気で腕を切り落とすはずだ。最愛の子供ならなおさらである。

もちろんワクチンの何たるかを知った上での話なら納得できるインパクトがあるが、ここが???だったので、ちょっと以下ノレなかった。

最後はこんな落ちだっけ? 確か昔見たときはカーツの後釜に座って終わったような記憶があるんだが。しかしこれはどちらでも構わないだろう。

 
PS1
いたるところ考えさせられるシーンばかりですが、特に謎の黒人迫撃兵が神懸かりの狙撃をした後、「指揮官はいるか」と聞いて、「ああ」とだけ答えて行ってしまったのが特に印象に残りました。
ドラッグ云々の説明をしているサイトもあるようですが、そういうことではないように思いますが・・・。
 
PS2
立花隆の解説本があるようです。
 

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