ハードボイルド

2003年7月30日
 ひと月から半月くらい前、日本のハードボイルド小説を少し読んでたんだけど、あんまり面白くなかった。
 
 もともと大藪春彦は大体読んでるんだが、まあ暇つぶしは暇つぶし。(理由はわからないけど、松田雄作の映画でちょっとショックを受けたことがある)

 今回は、生島治朗や花村満月。
 生島治朗はまあリーズナブルだが、花村満月はこりゃひどいね。「こんなこと、絶対言わないだろ」ってセリフが随所に。
 誰だか忘れたが解説の「ハードボイルドは女々しい小説である」というのは卓見で、すごく同意するが、こうリアリティがなければどうしようもない。
 
 大藪春彦なんか、ほとんど会話や独白がないんだが、こういう風に行動だけの記述だけで勝負するのは面白いというか、実は基本だと思う。
(行動の記述だけでその裏に流れる感情や考えを伝えることができればスゴイですね) 
 
 

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