昨日の続き。

 私的な大御所は、村上秀一、林立夫、つのだひろの3人。次いで、島村英二、山木秀夫、青山純。このあたりはそれぞれ世界を持っていて、誰に聞いたって文句ないところだろう。
 意外かもしれないが、この中ではつのだひろ、次いで島村英二が好き。ポンタだが、実はそんなにぴったりくる感じがしない。

 ところで、確かその村上秀一のソロアルバムで呼ばれていたのは沼澤尚、村石雅則、菅沼考三、YOSHIKI、真矢、森高千里、森山タケオあたりだったっけ? 森高や森山はともかく、まあ日本を代表するメンツといっていいだろう。椎名林檎で叩いている河村カースケもポンタと仲がいいらしいね。

 しかし、私はマニアだけあって、もうちょっとマイナーなドラムに心惹かれるものがある。

 たとえば、私はもともとミカバンドと泉谷出身(?)なので、高橋幸宏はずいぶん見聞きした。スネアがジャストという非常に珍しいタイプで、小さく細い体だけど、ミカバンド解散時あたりの全盛期はストロークも大きく、かなりの爆音だった。

 見たことないけどすごく好きなのは大滝エイイチのアルバムでも叩いていた上原"ユカリ"裕。もともと村八分に在籍していたらしい(なんと!)。音は島村とか林の系統。

 あと、プリズムの木村万作、浪速エキスプレスの東原力哉。向井滋春バンドで叩いていた時期の吉田和雄もお気に入りだった(現スピック&スパン)。
 相良宗男、ジョニー吉長、原田裕臣、田中清司、見砂和照なんてのも嫌いじゃなかったけど、今の若い人は知らんでしょうな。

 あんまり好みじゃないのは、神保アキラ、則竹裕之、鈴木"リカ"徹などのあまり味を感じないフュージョン系。意外なことにそうる透や古田たかしもなんかピンとこない。メタル系も同様。

 
 まとめとして、現役の中で一番好きなのは渡嘉敷祐一。1976年に彼が杉本キヨシグループでプロとして第一歩を踏み出したときから見ており、こりゃリズムの切れるドラマーがでてきたと思った(そのときのベースも岡沢章)。躍動感溢れる、心が浮き立ってくるようなドラミングはあの島村英二をも凌いでおり、彼でないと聴けないもの。岡沢章とのリズム隊は無敵だ!!

 そして現役でない人で、トニー木庭。
 山下洋輔の昔のアルバムなどで聴けるけど、この人は凄かった(ぜひ検索を)。
 ジャズのイベントで、出だしにいわゆるゴールデンリズムを叩いたことがあったのだが、それだけで出番でもない大物ミュージシャンがステージに出てきてしまったことがあるくらいだ。
 以後、それに類するノリを聞いたのは渡辺香津美バンドのオマーハキム(とマーカスミラーのセット)くらいだったが、それでもだいぶ差があった。
 あの伝説のドラマーはどこへ行ってしまったんだろうか。
 
 
PS
 山下洋輔「寿限無II」のミュージックランド、私の最も好きな曲のひとつであります。
 あと、書き忘れてましたが、最近見た若い人ではあらきゆうこ(最近スガシカオのプロモにも出ている)と中村達也が印象に残ってます。あらきゆうこの後任のスモーガスの女ドラマーもなかなか。
 

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