半年

2012年1月15日 日常 コメント (2)
 倒れて半年ということで、これまで書こうと思っていたことを。

 最初に入院したT病院のことだが、さすがに大病院であり、医学的な治療のことはともかく、食事のまずさもともかく、看護に関してはプロフェッショナルだと思った。リハビリをしたt病院とはやはりかなりの差があった。

 思い出すのは、ようやく歩けるようになって、食器などは自分でかたずけるようになったわけだが、受け入れ担当の本吉さんが、それを見かけたのか、一言二言、コメントしてくれたことである。別に「よかったねえ」とかそんな感情的?なことではなく、ご自分の担当ではないがリハビリ的な、バランスがどうとか、そういったことだった。
 動揺してなんと答えたのかろくすっぽ覚えていないが、これはだいぶ後で思い返してみると、ありがたいことであった。
 転院間近、何人かの方がわざわざ話をしにきたのも印象的だったが、これまた動揺してなんと言ったのか覚えていない。
 
 本当に人の役に立つとは、私が思うには、同情のようなものではなく(まあ確かに「共感」とかはあるのかもしれないが)、意外とビジネスライクでしかしドライでも雑でもなく、よく理解し、冷静に第三者的なことを言ったり、してくれたりすることではないだろうか。

 たとえば看護師の対応だが、「あれはシステムなんだ」という人もいるかもしれない。しかし、そのシステムの裏にはなんというか、人の苦痛を和らげ、治す、といった理念を感じる。情熱的なもの、といってもいいかもしれない。
 そして、皆さん、その理念に賛同してプロフェッショナルな看護師になられているんだろうと思う。

 それは、その後のリハビリを担当してくれた理学療法士、そして退院後の日常的なかかりつけの医者、ひいては仕事にしても同じことである。

 そういった、ポリシー(のようなもの)を持つ多くの人が関わってくれた、くれていることを忘れずにいたい。と同時に、自分もそうあらねばと思っとります。

PS
 人の役に立つという話では、河合隼雄氏と水谷修氏がほとんど同じような初期のエピソードを述べていることも印象的である。

コメント

nophoto
Lettie
2013年4月11日16:46

That’s rlealy shrewd! Good to see the logic set out so well.

nophoto
Maetjane
2013年7月7日22:15

You’ve got it in one. Codlun’t have put it better.

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