2011年6月 前半

2011年9月21日 日常
6月2日 新宿レッドクロス 某バンド
 これは何なんだろう、普通のブッキングか?  本日の評はちょっとピント外れてるかも。

THE MASHIKO:  諸先輩方が営々と築き上げてきたJコンテンポラリーミュージックの良さを受け継ごうとしているバンドと見た。曲はいいのもあったと思う。
 しかし演奏面では、肝心なところがうまくいってないのは、ベースがちょっと違うからだ。フィル前のところから新しい展開に入ってのフィールがうまく出ていない。見たところかなり自己流のようだし、むしろ途中でやってた和音を使うのをフューチャーして新しいスタイルのベースを追求すべきかと思ったり。
 ドラムは落ち着いて叩いてていい感じ。ボーカルの声色はなんか楽曲と合ってない感じ。
それとさ、客がしけた(冴えない)面してるのは演奏がしけてる(冴えない)からだよ。当たり前じゃん。

某バンド:  ボーカルに力があってよかった。
 ギターは迷子になりかけるなどちょっと粗い点もあったが、クールに弾き倒してた。怪しげに見えても音はバッチリなのはさすがにプロのミュージシャン。
 迫力ある演奏で満足。

スニーズ:  別に言いたいことはなさそう、ていうか俺にはあんまり伝わってこなかったが、その割には音楽もパフォーマンスも面白くない。ギター、音色がよくなくて聴こえてこない。ドラム、こりゃ基本からやった方がいいよ。

minimals:  諸先輩方が営々と築き上げてきたJコンテンポラリーミュージックに極めて大きな影響を与えたシュガーベイブを髣髴とさせる。
 んで、それなら唄の感じ(歌い方等)に改善の余地があると思った。シュガーベイブを聴いてみれば、ボーカルがほとんど音楽を決めるっていう重要性がわかるはず。
 ドラム、音が硬い(てことはフォームが悪いってこと)。頭のピコピコ振動もあるし。
 曲はいいのあると思う。

キングヌラリヒョン:  これは俺は面白いと思ったんだが、世の中にはそれほどでもないっていう人もいるようだ。
 それは曲で分かれるようで、いい曲だと思えば、非常に効果的に支えてる(演奏してる)んで、評価も高くなる。あんまいい曲でないと思えば、まあどんな演奏をしたところでダメだ罠w
 最後のダンサブルといってた曲、まだまだグルーブが細いと思う。
 ところで、ドラムはあんな感じでもいいんだよ。高橋幸宏なんて人差し指をスティックに沿ってまっすぐ伸ばして、ほとんどリスト使わない(ように見える)じゃん。でもリバウンドの前後では微妙に離してるからちゃんと音が出る。この人がそうやってるのかどうかはわかんないけど。

 ちょっとレッドクロス、気にいらなかったこともあって辛口になりました。そんなことじゃいかんのだろうが気にしない。



6月10日 下北沢スリー エジプト文明ズ企画

エジプト文明ズ:  入ったらもう演ってた。曲もそこそこ面白いし、まとまったいいバンドだと思う。アロハ、色合いはいいと思うがヒエログリフでなかったのが残念。

salsa:  なんかいくつかの継ぎはぎみたいな音楽で、演奏はドラム、動きが妙でちょっとまずいんでねえの、っていう感じ。

ソコラノグループ:  こういうの好きな人いるんだろうな、とは思ったが俺にはあんまり面白くなかった。もう少し演奏力があれば・・・・・

太陽民芸:  最初にやった曲なんか俺にはノー天気すぎて全く付いていけない。新しい要素も少ないし。しかし途中にはそのようでもないのも1曲かそこらあったような気がする。ドラムはそこそこ。

大森靖子:  加持氏の曲は自分のでないからか、もともとイーブン気味に歌ってるが、今回みたいに部分部分ポイントだけ歌詞が聞こえるって感じもいいね。意外と計算されたステージのようだが、いい曲たくさん持ってそうなので、そろそろセットリスト変えてもいいんではなかろうか。

SuiseiNoboAz:  さすがに出す音はしっかりしている。このように少し抜き出たバンドになるためには、演奏で何か違うものがないとダメだが、このバンドの場合はベースだろう。その点では八十八箇所巡礼やキングヌラリヒョンに似ている。後半にやった長い曲はいい曲だと思ったが、他はそれほどでもって感じ。

ボーイ☆ジョージ:  エジプト文明ズとどう違うのかさっぱりw。演奏力のあるバンドと思うが、特にベースはああいうピック弾きはありだろうと前から思ってたスタイルなんで納得。ドラムは、クラッシュの叩き方に改善の余地があると思う。曲はもう少し練ればもっともっとよくなりそう。



6月14日 新大久保アースダム 某バンド
 アースダムは初めてだが、なんかもう一つ部屋があって、そこが恐ろしい・・・・・・
神楽坂エクスプロージョンや池袋サイバーなんかと違って、本格的な怖さw

功:  ああそうだ、ゲイ系ってのそもそも本当のエンターティメントだ罠。このバンド、演奏もわりとしっかりしていて(特にドラム)、面白かった。音楽については、ドゥームにアイドル系、歌謡曲系、演歌系をどうミックスしていくか、ってところでもうひと工夫できそうな感じ。

ENDON:  これは凶悪。途中で持ち歩いてるトレペで耳栓したが、最初からしてなかったのを悔やんだ。ところであれは乾燥したままがいいのか、水で濡らした方がいいのか?

えんだぶあ:  元・中学生棺桶のベースとギター、そして元・かたすかしのドラムがいるバンド。
 なかなかいい。ドラム、こんなに自己流だったっけ?と思ったが、やってることは面白い。ベースもハマってるし。もう一人のギター、頑張って欲しい。

某バンド:  ところどころビートが合ってないような気がしたが、聞き返すとそうでもない。よくわからないよ。でもいい演奏はいい演奏だった。

Grieved:  前はZombie Blasphemyという名前だった。史上最年少会計士云々とかいうメンバーがいるとかいないとかいう噂だがあんまし関係なかったかな。俺にはドゥームとかノイズはよくわからないが、とにかく音楽的なものは別にして、次に何が起こるのか何をやるのかっていう点に見るべきものがあれば、客は目を離せないというか帰れないというか。このバンドもそこそこ面白かった。

 アースダムのこの日、客層は他の箱とは全く違って、女性も2人だったか。でも客も演者もみんな気さくでいい人ばかりだったとのこと。うん、確かにみんな熱心って感じがした。某バンドも一生懸命に聴いてくれてたし。



6月15日 学芸大学メイプルハウス 岡田のポップショー
 去年以降、ライブを減らして来たセンチメンタル岡田の企画。前に同じくメイプルハウスでエース?アルプス?とかと演ったライブは正直言っていいとはいえず、その後のパフォーマンスが心配だった。行ってみると、人数は少なかったが、モデさん、某バンドのドラム、京さんなどがいた。
 以下、順番とかバンド名とか実はかなり怪しい。

魚拓: まあ普通の学生バンドといった印象(学生じゃないかもしれないが)。にしては少しはマシな曲も1、2曲あったような?

The home alones: 案外と伸びてない。あんまり変わらない印象もあるが、前より雑に思えた。
 表現としてはいいものを持っていると思うし、その本質ってのはずっと変わらないものだが、ライブを続けていくうちにデテールであるとかスケールであるとかキメ細かさであるとか、あるいは逆に迫力とか、また演奏上の細かいテクニックであってもいいが、何か向上していかなければ嘘だ。出るハコとが対バン、そしてやり方等があんまり変わってないんじゃないかな。

poro: なんか洋楽風? あんまりピンとこなかった。

Sosou: ボーカルがいい意味で変で、全体としても面白かった。特にドラムはなんか別格という印象(クウチュウ戦のドラム)。やっぱりあのレベルで刺激しあって演ってくると、こういうのバンドの中では別格に見えるのも当然か。

すっとこどっこい: 曲も演奏も評価できると思うが(特にドラムはなかなか)、なんというか、ステージ上の音(演奏)だけで全てが伝わらないと嘘だと思う。コスチュームや小芝居に頼ってるようじゃなんとも・・・・(そもそもコンセプトが間違ってる、ってことかもね)。
 変な大人が結構来ていたが、あんまり相手にしないことだ。なんかのコンテストで優勝したらしいけど、そういうのもあんまり意味はないねえ。

センチメンタル岡田: 前回の企画と比べて、今回はリラックスして復調の兆しが。しかし、彼と話してもまだモチベーションは戻ってはいない。パフォーマンスには、天才の片鱗が見え隠れしていたが、彼に真に覚醒するのはいつだろうか。
(20110923記)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索