平賀さち枝「さっちゃん」
 はずみでツイッターに書いてしまったので、ちと修正して載せる。

 平賀さち枝の新譜。うーん、なんでああいう生ぬるい誉め言葉が多いのかは、よくわかった。 一般的にはあんなものでいいんだろうけど。
 しかし、アフターザグリーンルームの人がいみじくも言ったように、「彼女のうたはわたしにとって癒しでも和みでもなく、まさに克己!肛門引き締まる思いです!」。 禿しく同意。
 音源にはあの身を引き締めざるを得ない、突き放したような?冷徹さみたいなの?がなく、かといって歌もギターもコントロールが万全でなく、残念(体調というかコンディションに問題がある感じも)。ついでにチューニングも怪しい。
 たとえば「私生活」の冒頭、「目を覚ましても退屈な」の最後の肝心な「な」、前にyoutubeに上がってたのと大違いで、あれでよくOKしたものと思う。全体的に詰めが甘い印象。
 伴奏付きの伴奏も必然性が感じられない。一人の弾き語りの方が本来はずっといいはずと思うんだが。
 録音もなんというか、何を狙ってるのかよくわからねえよ。もっとやりようがあるんじゃまいか・・・・・・。 

 細部の苦言になったが、音楽のよさはよく認識してるつもりだ。


5月21日 新宿ナインスパイス 某バンド
ロリポップギターレッスン:  なかなか面白い。楽しんでやってるようでいい。ドラムは強力で、ギターとかのセンスもなかなか。パヒュームは演奏してもらいたかったかも。
 でもよく考えれば、命を削って生み出してるような音楽でもないし、一方エンターテイメントとすればどれ位の対価を払う価値があるんだろうかね? このあたりのこと突き詰めていかないと、結局は「自己満足」の範疇で終わってしまうだろう。(別にそれが悪いとは全く思わないが)

ニシムラウト:  男の弾き語り。一定の水準には達してるとは思うが、それほどグッとは来なかった。

某バンド:  練習の空いたタイミングなんで、それほどタイトでもなかったかな。特にフロントの二人、ちょっと集中力の落ちてたところがあった感じ。それでも体で覚えてるから問題はないが(プロは演奏中、結構他の考え事をしてるらしいね)。
 でも合うべきところはとてもつもなく重く厚いビートになってて驚愕。このところ明らかに成長中だ。「あれはプロの出す音だ」という人もいた。
 あとギター、結構自分勝手に炸裂してたが、もんのすごかった。

kooreruongaku:  すいません、よくわかりませんでした。某バンドの後だったのでぬるい感じだったが、結構受けてたようで。

都心:  いい演奏だった。ベース、だいぶ練習した?

きのこ帝国:  どうなんだろ。演奏は明らかに1ランク落ちる。歌の作りが似たようになってる感じ。

ヤーチャイカ:  悪くはないが。コード進行や歌物演奏のキモをよくわきまえてて、楽曲はそこそこでも、そっちの方でよく聴かせている。1曲目なんかプロの演奏みたいだった。
 しかし、構成に難があるというか繰り返しみたいのが多い感じだったし、レベルが高いだけに、もっともっと唄をよくしていかないと先が開けない感じ。演奏ではスタジオの連中には歯が立たないんだからさ。

サーティーン:  楽曲も唄もよく、パフォーマンスもよかった。しかしこのバンドは、一段上のレベルに行くにはいくつか課題がある。
 まずベース。安定はしていて、現在の演奏には合ってるんだが単調だ。ドラムも同様。リズムセクションが唄をバックアップすればもっとよくなる。
 ギターは代わって、印象に残るようにはなったが、音が立ってない。プロはもっとメリハリがあり、ズバリと弾きたいラインを弾き、あとは裏方に徹したりしている。演奏面では音色にも問題があるようだが、肝心なのはピッキングかな。某バンドのギターを見習うべし。
 んで、神宮氏。こういうメンバーでこういう演奏でいいと思ってるなら、そこが限界となってしまうだろう。

 イベントは素晴らしかったです。

PS   平賀さち枝さん来てましたね。ますますアイドル度が増したようで。一筋縄ではいかない人みたいで素敵。


5月24日 新宿ウルガ 某バンド
 本省の役人どもがこぞってやってくる講演会の準備で死にそうな中(俺は主催者側で講師でもあるウワーン)、ちょっとだけ見て仕事場に戻る。

オワリズム:  5分ほど見たが、よくわからず。でもエーデルワイスの素人芸なんか別に聞きたくはない罠

某バンド:  ボーカルがなんか怒ってるのはわかった。と思ったらドラムも切れてたらしい。でも演奏はちゃんとしてた。ちょっと前にドラム氏が上体のブレに注意したら云々と話してくれたあたりから、確かにいいドラミングになってる気がする。

ギター大学:  俺このバンド嫌いだ。音楽もパフォーマンスも別に面白くないと思う。MCは最低。

HOMMヨ:  唄の力がハンパない。ギターも説得力がある。気になる点といえばどことなく暗いってのと、それもあってか楽曲が似た感じに聴こえるってくらいかな。
 バンドとしては、ドラムとベースは力不足。ギターボーカルと対等にならないと(見えないと)ダメってのはわかってる? 演奏陣は、たとえばギターボーカルなんかよりよっぽど苦しんで努力しないと、対等な表現になってこないと思うんだが。

 雰囲気はなんか殺伐としてたな。(俺の事情?)
なぜかウルガ、音量が前のように大きくなってたようで、それもあってか、中音がやりにくかったらしい。前のナインスパイスでもそうだったらしい。この話はしばらく前面に出てきてなかったが、さてどうなりますことやら。
 あと、この日はボトルズハウスがマーブルでやってたそうで。


5月31日 高円寺無善寺 大森靖子
 そもそもライブバーなんかでのジャズとかは、1バンド、2ステージが当たり前なのでこれをワンマソと言っていいものか。
 この前平賀さち枝がやったときは、「ここは普通1000円(ドリンク付き)だろ。調子に乗ってボリやがって」と思ってあえて行かなかったが、今回行ってみて同じ1500円なのに気が付いた。俺、またなんか勘違いしてたかなあ。

 さて、ライブの方だが、前回モーションで見たときも「パフォーマンスは納得できるもの」と書いたが、今回も同じで。
 前回はなかなか感動的だったが、今回は充実感というかなんというか。いずれにせよ対価として見合うものだ。(俺としては最上級の誉め言葉)

 前から唄に注文を付けているが、肉声だと気にならない(理由は省略)。無善寺は肉声が結構届くってのと、あと、youtubeや音源で予習して行ったんだが、なんか音がいいんだよな。某バンドのライブUストリームも無善寺のはいい音で記録されてるし、なんだろあれ?
http://www.ustream.tv/recorded/9200438 (44:00あたりから)

 んで、大森さん、実はいろんな音楽を聴いてるようで(某バンド某面罵の想像談でもある)、ギターも奥深くて味があるんで、小音量時にももっとはっきり聴こえるように弾いて欲しい。逆にあのギターならもっとハードにストロークしても十分応えてくれるはず。
 ということで、唄もそれに従い、小さい音量でははっきりと聴こえる(染みこむ)ように、大音量では柔らかく(包み込むように)お願いします。そうすりゃもっとパワーもかけられるしダイナミックレンジも広く取れる。
 マイク通すと、小音量だと情報量が落ちちゃうし、音を上げると急にドッカンと来るからね。

 音楽に関してはツイートしたんで省略するが、音楽のつくりは最初期(1970年代中盤まで)の泉谷しげるに似てて、俺にとってはなんともいえないものがある。と言ってもなんのこっちゃかわからんか。

PS   将来的には、大森靖子を演歌歌手としてなんとかしていただきたいw
 演歌作家であるラッキーサウンド氏の父君をPに迎え、ベースはトリプルファイアーのラッキーサウンド氏、ドラムに武道館ドラマーの小林勝彦氏、ギターはカナちゃん、Wキーボードに岡田とカオル君あたりで。
 ジャンルは、メタル演歌やジャズ演歌、ロック演歌、ポップ演歌といったところはすでに誰かやってるだろうから、プログレ演歌か。あ、これはクウチュウ戦がやってたな。じゃあガレージ演歌で。
 あと名前が重要で、「大森靖子とロマンチカ」とか「大森靖子とマグロ漁船団」とか。

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