2011年1月 前半

2011年9月12日 日常
1月4日 下北沢シェルター 某バンド
 新年1発目のライブがシェルターとは恵まれた奴らだ。

うみのて:  これは楽曲はいいんじゃないかな。
 音ははっとさせるものがあったが、シェルターのせいもありそう。
 しかしまず、歌はあれでいいんだろうか。万人に届くとは言い難いものがありそうで、改良の余地があるように思う。
 ドラムは、センスは感じるが、いかにもキックが遅れそうな上体の動きをしているし音もぼやけてる。しかし、メンバーの感覚がいいんで、バンド全体としては弱点にはなってないようだ。
 しかしまあ、こういうメンバーでやることの意味はなんなのかねえ? 緩くやりたいわけ?? 
 たまに何となく似た感じはあった。

グーミ:  気持ちいい音楽を目指しているようだが、その突っ込み具合がモノ足りない。もう気絶するほど気持ちいいを追求してくれなければダメよこういうのは。向う側に逝っちゃわないと。
 楽器では、ギターはコンセプト上の問題なので置いとくとして、ドラム、抑えすぎでは? ベースはそこそこと思うが、たぶんスラップ、つまり生指で弾くべき。

gigadylan:  男のギター弾き語り。
 これまで、弾き語りはあんまりコキ下ろさないようにしてたんだが、あくまで自分との相性という観点からならいいよね?
 詞も歌い方も俺にはまったく合わん。

某バンド:  ドラムはそこそこコンディション悪くなかったみたいだが、全体的に結構粗いっていうか。ベースも途中、指動いてなかったし。
 しかし、最後の曲(マサオ)は、これまでにないような観客を引き込む出来だった。なんなんだろあれ。

金田(ラブ人間):  男のギター弾き語り。曲も詞も、っていうか、1から10まで、何から何まで作ってる感じがして俺にはとても無理。

よしむらひらく:  コンセプトよくわからず。頭に?が湧き出て渦巻いてくるようなバンド。

 そういえば、某バンドは誰かに構成がどうとかこうとか言われてたようだったが、並みのバンドならともかく、まったくピントが外れている。
 なぜなら、某バンドの当初からの最大の特質は、緊張感と音楽的な面白みだからだ。だから、同じフレーズ、リフを延々と繰り返すような音楽を全く苦にしない、というか、むしろそういうのが大好物なのである。実際、「壁」では6分半の間、ベースは基本的にワンリフを弾き続けている。実はそう聞いて、正直なところ驚愕したものである。
 もちろん、やってる本人達がダレてしまうようなら構成も一考しなければいけないとは思うが。
 いずれにせよ、誰に何をどう言われても、柳に風、蛙の面にションベンでやっていただきたい。「誰にも影響されるな」とは、故・荻村伊知朗氏のお言葉である。


1月10日 新宿モーション 某バンド
 25分持ちで結局最後は10時を過ぎるってのは納得いかない。 祝日なのでもう少し早めに始めてもいいと思うが。

s-explode:  結構面白いんじゃね?

某バンド:  珍しくベースがハイファイっていうかドンシャリで、ギターはかなりのハイ落ちだった。演奏は普通。

Alan Smithee’s MAD Universe:  キーボード、ギター、ドラムのトリオ。ラストから2曲目はそこそこ面白いと思ったけど、全体的に展開が遅い。展開するんじゃなくても演奏が変わっていけばいいんだけど。あれでいいと思ってるんだったらかなり問題だ。ポップスでサビを何分以内にとかいわれるが、別にポップスでなくても考え方というか感覚は一緒。クラシックでもアフリカ民族音楽でも。
 キーボードは何をどう鳴らしてるのか、さっぱりわからなかった。ドラムはバッチリ。

not great men:  外で本読みながら聞いてたら、なんとなくやりたいことはわかる気がした。でも俺にはうるさくて無理。

ハクビシン:  前に見た印象と変わらず。
しかし、このバンドをいったいどうしたいのか、またどのようなバンド活動をしたいのか、ってのがよく見えてこない。たぶん考えてないんだろうと思う。そこがある意味いいとこかも。


1月15日 下北沢ベースメントバー&スリー 某バンド
 2つのライブハウスを自由に行き来できるイベント。最近こういうの増えてるが、いろいろ意味深な気がする。

otori:  スリーの一番手だったが、音がハイ落ちで変。下の方は少し出てたが、あのキンキンしたところを削って下を出すと、なんかそこらへんによくいるバンドみたいになっちゃって、otoriのよさがなくなるように思うが。

某バンド:  ベースメントバーの一番手。ハコの音がよく、またドラムが調子よくてタイトないい演奏だった。
 某バンドの演奏が粗いという人もいるようだが、確かに少し前の何回かのライブではそういうところがあったが、このところはいいんじゃないだろうか。
 フロントのギターとボーカルは、その場で即興的に、音程や出音のタイミングを思いのままに適当に演奏するんで、それが粗く聞こえるのかもしれない。
 粗くない証拠としては、某バンドのライブは大抵はそのまま音源としても十分通用するってことで、ニコニコに上がったやつもよく聞くと意外と細かい部分まで面白いでそ?

SCUTTLE:  キーボードが入ってたバンド。音楽は俺は別になんとも思わなかったんでノーコメント。演奏面ではドラムがイマイチかな。

THIS IS PANIC:  別に深いことを言いたいようでもないし、エンターテイメントならエンターテイメントでいいと思うが、その割には演奏っていうかパフォーマンスが付いていってないように思う。エンターテイメントを狙うならもっとプロフェッショナル(性)に徹しないと。ドラム、一曲目でノリが不十分で仕切り直ししてたよね?

かたすかし:  曲は意外といい。パフォーマンスも安定している。

狂うクルー:  あんまり聞いてなかったが、よくわからなかった。

都心:  都心の出す音を聞くと安心するっていうか。こういう方向の可能性を示してくれるバンド。演奏は甘いところもたくさんあるように思うが、ドラムがしっかりしてるんでいい。

中学生棺桶:  もっといい楽曲があるのにとは思った。でも好きな人にはいいんじゃないかな。

Horse&Deer:  やってるのは様式美の音楽であり、これはこれでアリだろう。問題はどう自分達のものを足していくかってことで、MCでは無用で、音楽のみで勝負していただきたいというのが俺の意見。ドラムはしっかりしていたような気がした。

ECD + イリシットツボイ:  序盤はダルかったが、中盤から凄みが出てきた。本物のヒップホップはこういうものか。レコードのギターやコーラスが実際にステージにいるような感じだったもん。攻撃的な鋭いMCも後味がよく、素晴らしい。素材にジョージベンソンやジミヘンや朱里エイコのように力があるものを選んでいるのが効いてるよなやっぱり。

GROUNDCOVER.:  ちょっと見てたが、充実した気力あふれる演奏だったのはわかった。

imamon:  すまんが聴いてない。

 ということで、メチャメチャ疲れてしまって最後までいなかったんだが、出るバンド出るバンド、なんか気合が入ったいい演奏ではあった。
 それにしても、あらためて某バンドは別格の感を受けた。ECDにはストレートな説得力で劣るかもしれないが、バンド全体でみるとジャズやらも髣髴とさせるンストインプロヴィゼーションまであり、かなり玄人受けする深い音楽をやっている。そりゃそうだ、奴ら、実は近年の邦楽洋楽を集大成したようなバンドだからな。ライズとか、近年は2世的なバンドがいくつか出てるが、実は某バンドもその一種といえば一種。この件に関してはまた。

PS   カレーを食おうとしたが、2人先でライス切れだった。それにしてもあの人結構不気味。

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