1984、サトウリュースケ、GREEN STRAWBERRY（下北沢屋根裏）

2008年10月29日日常

1984はいよりさんがやってるバンドで、結成当初にベイジャングルで見たことがある。
あれから、初心者といってたベースはずいぶん上手くなったし、ドラムも本領発揮でいい意味で荒っぽく叩くようになった。アンサンブルもなかなかいい。
結構3曲目なんか好みなんだが、方向性を模索してる最中という話だった。

さて、以前もコメントしたGREEN STRAWBERRY。
「うまくなったかね？笑」と聞いたら、「まあ聴いてみてください」と、なんでもレーベルに所属したとのことで自信満々の返事。
しかしねえ、実際何も変わってないって印象を受けた。屋根裏の人がすぐ近くで「惜しいよねえこのバンド」と言ってたので、以前からの印象などをちょっと話した。

まあぶっちゃけてしまうと、本人達に問題意識がなければ、何を言われたところで響かないよな。焼け野原と同じだ。

ちなみに、俺が言ってるのは単なる演奏技術上の問題であって、全体のコンセプトだとか方向性の話ではない。
何回も書いてるが、そういう点には絶対に干渉すべきではなく、見守るだけにしなければいけない。たとえば、風景画を書いてるのに「人物画を描くべきだ」といったところでどうなる？　とりあえず彼らが目指しているところまで、つまり一枚の絵を書き上げるまで、まずはやらせるべきだ。その上で評価したり、次のコンセプトの話をすればいい。
まあ俺もあんまり感心しないときなど、「わからない」と率直な感想を述べることも多いが、「これはやるべきではない」「こういうのをやりなさい」のような方向性に関する下手なアドバイスは絶対にダメである。
それをやってしまうと、もうそのバンドならではの自由な発想、伸び代は期待できなくなってしまう可能性がある（ハイビスカスのような強い信念を持つバンドは例外だけどが）。とにかく自由に思い切りやってもらわないとね。

しかし、グルーブが出ないとか、キメがが決まらないとか、そういうのは別な話で、また自分たちで録音したのを聴けば課題がわかるはずで、問題意識を持ってやれば半年も経てばずいぶん違うはずなんだが・・・・・。

サトウリュースケ氏、長野県飯田市のギター弾き語りで、ギターはなかなかのセンスを感じた。ちょっと話したがフレンドリーでいい奴だ。11月24日に上田のカエルブルーに出演するとのこと。

PS
　ストレイシープのサポートドラムがりとるめんというバンドで出てきて驚きましたよ。そういや、最近は１つのライブで知ったバンドやメンバーを複数見る。
いいこと？　いやいや、それだけ見るものが偏ってきてる証拠だろこれ。これまでまったくなじみのなかったところも行かなきゃな。
　りとるめん、ギターの女性ステキでした。