日曜日のNHK3チャンネル、将棋と囲碁の番組の後にやってるのが「こころの時代」。
この日も「フン、よくある里子/里親の話か。そろそろ出かけるかな」みたいな感じだったのだが、「12人の里子を育てた」と聞いて仰天。

これは子供に恵まれなかった坂本さん夫婦の話で、『どうして子供を授からないのだろう』と考えている夫婦と『どうして自分には親がいないのだろう』と考えている子供たちは歩み寄れると思って里親になることを決意したとのこと。

18年前、3歳の男子を最初の里子にしたが、社会の無理解と差別に苦しみ荒れる毎日となり、5年後には行政判断によりやむなく施設に戻さなくてはならなくなった。その後も連絡を取っていたが、彼は17歳の夏、バイク事故で不慮の死を遂げてしまう。
そこまで行かなくても、「この家にいたくない」と家出されたり。

しかし一方では、虐待され施設暮らしを経てこの家へきた小学校3年生の男の子の、「この家にいるとね、幸せなんだよ」という言葉。

「子供たちは『2度と施設に戻りたくない』という覚悟でこの家に来ている。ならば私も」
「子供は親を選べない。親に逃げられた子供の傷は本当に深い。私は逃げません。踏ん張りますよ」

数多くの挫折を経験し、困難さを承知でそれでも前に進むこの夫婦、いやこの一家は、偉大だ。

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