間々田優＠渋谷ラママ

2007年8月25日

ライブ自体は別に全然悪くはないとも思うが、俺は満足しなかった。もっともっといいはずだ。
で、前に本人が言ってた、「引かれることがある」って話に関連して。

実は俺もライブはちょっと引いた。笑
あと何人かに音源を聞かせたら「あんまりタイプじゃない」という感想もあって、もし「売り出す」んであればちょっと損な点があるんじゃないかなと。
やっぱ「引かれない」方がより多くの人を取り込めるし、それも、持ち味を殺さずにできるはずと思っている。
ただ、音源はわりと「引かれない」ように出来上がってると思ってたんだが、あれでも「あんまりタイプじゃない」って言われちゃうんであれば、ちょっとつらいというか大変というか何というか。どう考えるべきか、ちょっと俺にはよくわからない。

ライブパフォーマンスに関しては、間々田さんにもちょっと感じたことだが、一般的な話をこの機会にしておきたい。

結構同じバンドを何回も見に行くことが多いので、セットリストや各曲のアレンジ、演奏は毎回少しでもいいから変えてもらいたいというのが本音だ。やってる方も毎回判で押したように同じではつまらないだろうし。
そして、もし仮に各ライブを十分いい音で録音できるとしたら、どのライブでもそのバンドのデビューアルバムとしてリリースできるような、常に「客観性」のある演奏を強く望む。出来不出来、調子の良し悪しとはまた別の話で。
（音楽の評価なんて主観的なものであるのは百も承知だが、まあここでは時代・地域（国）・人種に関係なく、少しでも多くの人間に評価される、というような意味で使っている。客観性という言葉が悪ければ、人類が共通していい音楽と感じるれる「普遍性」と言い換えてもいい）
ライブ会場にいる全員が身内なら適当な演奏でもかまわないのかもしれないが、一人初めて聴く人がいるならば、そのただ一人にこそ、「これが俺たちだ」と胸を張って自己紹介するようなびしっとした演奏をしてもらいたいのである。またそうでなければその人に対して失礼だろう。
身内が多いと「なあなあ」気味な、緊張感に欠ける演奏をするバンドが結構多いのであえて書いてみた。ホームゲームでリラックスして演るのはいいんだけど、やっぱり決めるところは決めないとね。

PS1
　俺が見てきた限りでは、やっぱりアウェイの箱や大きなステージとかで、本番前、（それこそションベンちびりそうなくらい）緊張する方がいい演奏になりますね。まあスポーツとかでも同じですけど。

PS2
　間々田さんの紹介文に「人間とは、音楽とは、表現とはこういうものだと思える人。」というのがありますが、これこそ前に私が矢野じゅんこやピッピ隊長を見て書いたことでして。それを人間としての限界までやり切れれば、もはや「引かれる」ことはないはずです。
　