本日記の方で3月にコメントいただいた方にエヴァについて書くといっておきながら忘れてました。
ってことで簡単に。

エヴァってのは重層的な物語なわけです。どれに感情移入しても、感銘を受けてもかまいません。
あの難解さにみんな首を捻ってウンウンいっていたとき、とある人が「これって単なる少年の成長物語じゃね??巨人の星みたいなさ」って言って、みんな結構びっくりしたという話があります。

しかし、まだあります。使徒に代表される神学的な物語がもともとメインなのかもしれませんし、そこから一段踏み込んで文明論的な話ともいえます。

シンジ以外の個々人としては、レイ、アスカ、ミサト、ゲンドウといます。
レイ、アスカについては、もちろん「成長物語」の一種でしょうが、最終的には「救い」がテーマになっているような気がしますね。私は文学作品などではやっぱり救いをとても重要視してます。

ミサトは何と申しましょうか、その生を全うしたといいますか、ユング的な言い方をすれば最後は「元型に突き動かされた」人物ですね。

で、ゲンドウですが、結局、エヴァってのはゲンドウの物語といってもおかしくないわけです。あの動機はどうなのよ、って話もありますが、とにかくすべてはゲンドウから始まってます。で、彼は最後は救われたんでしょうか?? 逆に物語の方から投げかけられているような気がします。
私は中年男なので、結構ゲンドウ、ハマりますねえ。何をトチ狂ったかコスプレしようと思ったこともあるくらいです。(娘に止められて事なきを得ました笑)

物語としては、リツコ親子はツマミですね残念ながら。救いも何にもないです。かわいそうにそんなのでいいのかなあとは思いますが、しょうがないでしょう。そして、ゲンドウがリツコ親子と関係を持つのは、物語上の必然です。

てなことで、今日のところはこのへんで。感想をお待ちします。
 

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