ミカバンドの新譜について その2
2006年11月20日演奏に関しては、結構恐れ入った。
融通無礙で強力な小原ベースに、基本「打ち込みみたい」(娘談)にもかかわらず、クリエイティブに反応する幸宏ドラムを堪能できる。
特に俺には、タイムマシンの「好きな時代に行けるわ」の頭、それまでとは一転して実に静かなグルーブになって出ているのが衝撃的だった。こういうのはやっぱりこのバンドじゃないとできないんじゃないだろうか?
と思ったら、加藤和彦もそれを言っていた。「波形を見ると、Aメロの頭は全員がジャストに出ているが、「好きな時代」のところはみんな何も言わなくてもそろって遅れて出ている。これを試しにジャストに直してしまうと、途端につまらなくなる。これこそがバンドのグルーブなんだよ」
うわーっと思ったね。
あと幸宏ドラムで言えば、やっぱり「好きな時代」へ入る直前のタムやスネアのロール、ベースのグルーブに合わせて1つだけ入れる16分ハネ?のハットの刻み、1分03秒などのフィルでの音程感のあるフロアタムなどがとにかく非凡だ。叩き姿もむちゃくちゃいいよね。矢野顕子が村上秀一より高く評価するのはよくわかる。
高中のギターに関しては、こういう黒船の頃のスタイルが一番好きだ。ストラト1本とピック1枚だけ持ってレコーディングに現れたというが、ノーエフェクターでもああいう音になる秘密はピッキングの強さにあるということを俺もはじめて知った。http://columbia.jp/smb/timemachine.htmlで見れるメイキング映像でのハーモニクスを使ったバッキングのバージョンもすごく魅力的だ。
オリジナルの(黒船全体の)演奏も、どっか突き放したというか突き抜けた感じがあってすごいいいけど、新譜では余裕かましてるのは同じだけど、楽しんでるって感じを強く受ける。
PS
ちなみに黒船に入ってる「どんたく」は最近PEZが「日本のジャズ」でカバーしてますが、悪くないです。
あと後藤次利ベースのロンドンライブ録音の「どんたく」もすごい好きですね。聴き終わったあとの充実感は、ハイビスカスの「朝だよ」「おっチョコガール」に通じるものがあります。
融通無礙で強力な小原ベースに、基本「打ち込みみたい」(娘談)にもかかわらず、クリエイティブに反応する幸宏ドラムを堪能できる。
特に俺には、タイムマシンの「好きな時代に行けるわ」の頭、それまでとは一転して実に静かなグルーブになって出ているのが衝撃的だった。こういうのはやっぱりこのバンドじゃないとできないんじゃないだろうか?
と思ったら、加藤和彦もそれを言っていた。「波形を見ると、Aメロの頭は全員がジャストに出ているが、「好きな時代」のところはみんな何も言わなくてもそろって遅れて出ている。これを試しにジャストに直してしまうと、途端につまらなくなる。これこそがバンドのグルーブなんだよ」
うわーっと思ったね。
あと幸宏ドラムで言えば、やっぱり「好きな時代」へ入る直前のタムやスネアのロール、ベースのグルーブに合わせて1つだけ入れる16分ハネ?のハットの刻み、1分03秒などのフィルでの音程感のあるフロアタムなどがとにかく非凡だ。叩き姿もむちゃくちゃいいよね。矢野顕子が村上秀一より高く評価するのはよくわかる。
高中のギターに関しては、こういう黒船の頃のスタイルが一番好きだ。ストラト1本とピック1枚だけ持ってレコーディングに現れたというが、ノーエフェクターでもああいう音になる秘密はピッキングの強さにあるということを俺もはじめて知った。http://columbia.jp/smb/timemachine.htmlで見れるメイキング映像でのハーモニクスを使ったバッキングのバージョンもすごく魅力的だ。
オリジナルの(黒船全体の)演奏も、どっか突き放したというか突き抜けた感じがあってすごいいいけど、新譜では余裕かましてるのは同じだけど、楽しんでるって感じを強く受ける。
PS
ちなみに黒船に入ってる「どんたく」は最近PEZが「日本のジャズ」でカバーしてますが、悪くないです。
あと後藤次利ベースのロンドンライブ録音の「どんたく」もすごい好きですね。聴き終わったあとの充実感は、ハイビスカスの「朝だよ」「おっチョコガール」に通じるものがあります。
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