NHKのBSでやってる「FBI失踪者を追え」というのはすごく面白いと思うのだが、今日は23話「自分をさがして」(Lost and Found)というのをやっていた。以下あらすじ。

 セリーンという16歳の少女がFBIにやってくる。幼い頃バーンズ夫妻の養女となり、不自由なく愛されて暮らしていたセリーンは、3歳のころに誘拐された同名の幼女の捜索願いをインターネットで見つけ、それが自分かもしれないというのだ。
 インターネットに載っている幼女は、実母が薬物中毒だったため施設に引き取られ、その後施設から何者かに連れ去られていた。その事件が起きたのは、セリーンが養父母のバーンズ夫妻に引き取られたのと同じ、13年前だった。
 捜査員たちは、バーンズ夫妻にセリーンを紹介した養子斡旋所の職員ポーターから、セリーンの実母だという女性テレサの情報を入手する。しかし、テレサの写真を見せられたセリーンは、見覚えはあるが母ではないという。その後、DNA検査でもセリーンとテレサは親子関係がないことが裏付けられた。
 この時点で、インターネットで捜索依頼を出した実母は、薬物中毒から立ち直っていることもあり、セリーンを(養父母のバーンズ夫妻から)引き取って育てる権利が発生し、そのように主張した。
 一方、13年前の連れ去り事件当時、目撃されたのと似た車をテレサが当時レンタカーとして借りた記録が発見された。これにより、テレサが連れ去り事件の犯人と思われた。しかし、テレサは「兄に頼まれた」と思いがけない自供を行う。
 テレサの兄は、当時薬物中毒で乱れた生活をしていた実母と関係があり、その後すぐ刑務所に入っていて、連れ去り事件の数週間前に出所していた。テレサの兄は、自分の子であるセリーンの施設での生活を見て、なんとかしてやろうと連れ出したのだ。しかし、連れ出したはいいがすぐに生活は行き詰まり、ポーターからの「いい里親がいるから引き取ろう。見返りに金はやる」という話に乗り、セリーンを手放した。ポーターは出生証明書などを偽造しリベートを取る悪徳職員だったわけだ。テレサの兄はその後また事件を起こし長期の服役中である。
 これで事情はすべて明らかになったが、最終的にセリーンの実母は、セリーンとバーンズ夫妻に会い、「やっぱりセリーンは養父母と暮らした方がいい。ときどきは会いに来て」と言う。

 お涙頂戴のところは全部省略したが、好む人は想像してみればいいだろう。やろうと思えば部分部分、いくらでも泣けるシーンになる。
 私がいいと思ったのは、悪徳職員はまあ別として、みんなセリーンのことを考えていたという点である。だから見終わったあととても救われた感じがあった。

PS
 「24」のシーズン3?(ジャックが上司?同僚?を殺す話のあるやつ)はあんまり好きじゃありません。人が死にすぎです。最後でジャックが泣いてるのはよくわかりますけどね。
 

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