娘が先日、公文からなにやら箱をもらって帰って来た
なにかと思ったら、公文に通って継続している溜まるポイントを
ポータブルCDプレーヤーと交換したのが来たんだという

娘が公文に通い出したのはもう6年余り前の
小学校の2年生の秋だった
娘は算数に関して学習障害があった
なんども繰り返し教えても
10までの数が把握できなかった

私は、はじめそろばんを習わせたのだが
数の概念が把握できない娘には
そろばんの球をはじけても
繰上げ繰り下げがわからず
いくらやってもできなっかった

もちろんその前に、学校の先生には何度も相談をしているが
お家でも見てあげてください
というだけで、なんの進展も無かった
それどころか、いつまでたっても
プリントに取り組んで終わらない娘は
休み時間になっても、続けていることも多く
それがもとで、娘へのいじめが酷くなってしまったのだ

仕方なくそろばんはやめさせて、私が帰宅してから
ドリルや、空の卵のパックを使って何度も教えた
しかし、物を変えても、なにをしても
娘に数の概念を把握させることは難しかった
そうでなくても正社員で働いていた私は
当時食事をしている以外は、座る暇もない生活だった
食事を作ったり、洗濯物をたたんだりしながら
娘の勉強に付き合ったが、
上手くできないとどうしても説明する声が大きくなってしまう
また、忙しいことで私もついイライラしてしまうので
これでは、娘にとっても私にとってもよくないと思い
わらにもすがる思いで近くの公文の教室に相談に行った

公文の先生がおっしゃるには、
学習障害も含めて、なんらかの障害をもっている子が
公文を多く利用して、効果を上げているというので
御願いすることにした
先生は、プリントが先に進まないと苦情を言われる親御さんが
いらっしゃるのですが、その人のレベルによりますので
ご了承くださいとおっしゃった
私は、先に進めることは一切考えていないことを伝えて
本人にきちんと基礎を理解させることだけで十分です
先に進めてしまったら、学校と同じになり意味がないので
学校に追いついていなくても構いません
ただ、できれば、小学校に卒業するまでには
追いつけたらと思いますと伝えた
先生は、責任を持ってお預かりしますとおっしゃってくれた

2年生であっても、公文で学年は関係ないので
数字の書き順からプリントが始まった
公文の独自の方法で、いろいろなプリントや
練習をしているうちに
少しづつ娘は数の概念を身につけてくれた

公文に通い始めたばかりのころ
娘が一枚の葉書を持ってきた
そこには、娘のポイントが書いてあった
毎月継続するたびにポイントが溜まり
景品と交換できると書いてあった

娘はそれをずっと眺めていて
CDプレーヤーがほしいと言った
でも、それをもらうには
とても多くのポイントがいるんだよ
と娘に話すと
娘は、「これがもらえるくらいまで頑張る。
そうすれば算数もできるようになるし」と言った

毎日コツコツとプリントをやり続けた娘は
おかげさまで、小学校6年生の時に
自分の学年のレベルまで追いつくことができた

そしてとうとう
娘はため続けたポイントでCDプレーヤーを手にしたのだ
パナソニック製のちゃんとしたCDプレーヤーで
娘はかなりうれしかったらしい
これで、英語のレッスンCDも気軽に聞ける
(公文の英語では、レッスン用のCDを聞きながら発音するから)
と喜んでいた

もしかしたら、買い与えてしまった方が
手っ取り早くて、安かったかもしれないと思うが
娘にとっては、自分の力で手に入れることができた
あこがれのポータブルCDプレーヤーということで
喜びもひとしおだったらしい

公文を続けてくることで、
娘は少しづつ自分を前に進め
目標をクリアしていくことを
身に着けたのかもしれない

全てのお子さんに効果が出るものではないと思うし
これから高校受験を控えて、このまま公文を続けていても
いいのだろうか?と思うこともある
ただ、娘は、塾に行って一方通行の授業を受けるより
今やってる、公文と通信添削で頑張りたいから
それを続けさせてほしいという

もっと、受験が近づいてきたら
公文を辞めて塾に通わせることになるかもしれないけど
家が通っている公文の先生は
試験前には、範囲を聞いて
オリジナルで問題プリントを作成してくれるなどの
努力もしてくれているので
もうしばらくは続けさせてみようと思う
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索