ハイビスカスと同年の盟友バンド、マイルドピスタチオの初企画ということで、元八幡へ。昔千葉に住んでいたことがあり、このあたりもテリトリーといえばテリトリーで、懐かし感じがした。
 出演は、マイルドピスタチオ/THE SNEEZE/The hibiskas/SHORT LEG SUMMER/GUM-SYRUP/A.K.C.S.(山梨)etc...

 まずハイビスカスから書いてしまうが、この1年間の集大成ともいえるような演奏をしてくれたと思う。
 1月29日の浅草のライブの時、「すごいグルーブが出てるところがある」と彼らに感想を伝えたが、具体的にはそれは新音源の「人気者」で聴けるもので、今回はあのバージョンの演奏をしてくれた(パンク風というか脱力風というか)。この日行かなかった娘さんにこの話をしたら無言だったW。脱線になるが、私はゴジラとかめぐる気持ちとか旅行く人とか、ギター2本のハイビスカスを全部聴いたことがある。また1枚目のアルバムの初期バージョンも持ってるぜ。どうだうらやましいだろう!
 いつもドラムばかり見る傾向があるので、他の楽器やボーカルを見てようとしたんだけど、頻繁にはっとするドラミングがあり、どうしてもそちらに目がいってしまう。この日は特に充実してたと思う。
 思い起こせば1年前、MPSで彼らの最初の演奏を見たときの話だが、楽曲ももちろんガツンと来たけれど、「人気者」の最後の方のドラムのフィルで、普通ならタムとクラッシュのコンビネーションでやるところ、一箇所カップを入れててね。それを見て「ああこいつは人と違うことやろうとしてるな」と強く思った(コミックバンド系でああいうパターンがあるのかもしれないけど)。この日だったかその前のライブだったか、そのフィルを久しぶりに見ることができて嬉しかった。
 また、後でベースの内藤君が「今日はズレてなかったと思います」と言っていた。いつもわりと派手にズレるところがあり(音源にもある)、それがあんまり気にならないのも彼らのすごいところだ(「ハイビスカスにはそういうところは求めない」と言った人もいた)。世に名高いライブアルバムの中にも結構ズレ、ミストーン、楽器トラブル、雑音などがあって、そういうのも含めて評価鑑賞されているわけで、それに似たようなところがある。もっとやり込めばズレがズレに聞こえなくなるんじゃないだろうか(ズレもまた音楽)なんて思ったりした。
 
 最初の音源通りにステージでも演奏していた去年3月までを第一期とすれば、この日までが第二期といえそうだ。去年のMPSでの熱金魚のエンターテイメント系ステージに影響を受けたようで、めぐる君に「あいつらすごくないですか?」といわれたこともある。確かにその時点でかなりの力の差はあると思ったんだけど、なぜか私の口から出たのは、「いや君たちもスゴイよ。ぜんぜんいける」。まあそれが自信につながってくれたのなら嬉しいし、その後あっという間にいいパフォーマンスのステージを見せてくれるようになった。私が彼らに言ったことといえばこんな程度↓
1.全員で歌うスタイルを崩さないように
2.ドラムは相対的にキックが薄く聞こえるときがある
3.ベースももっとローが欲しいときがある
4.ギターはピッチ注意
 2から4も去年の秋以降はほとんど気にならなくなっていた。
 
 彼らの1年をふりかえってみて、あらためてそのやる気と努力には頭の下がる思いがしますた。
 

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