4バック考

2003年6月25日
 現代サッカーでは守備においてボールをなるべく高い位置で奪い、それを15秒、2タッチ以内でゴールすることが求められる。

 3バックの場合、宿命的にサイドに弱点があるので、サイドに効果的に出されないよう、出所を抑える組織的なプレスが必要になる。もしそれでボールを奪えれば高い位置にいるので、得点のチャンスが増える。しかし、それをかいくぐってサイドを上手く使われてしまえば失点も覚悟しなければならない諸刃の剣である。

 4バックの場合は、最終ラインに一人増えている分、サイドががら空きになることは少ないが、ボールを奪うラインも低めになるわけで、そこから15秒、2タッチということは、やや長めのボール主体ということになる。

 つうことは、下がったバックラインの一人であるSBが長い距離を走って攻撃参加して得点にからむということは可能性としては少ない。
(遅攻からコーナーキックを得たりファウルを誘う場合は別として)

 ということで、私は「攻撃的な4バック」というのはありえないと思っている。
 もしサントスを得点にからむように攻撃的に使うなら常時上げておかなければならないので、実質3バックと変わらなくなるし、それには中盤に決まりごとバリバリの組織的プレスがないと機能しない。

 大体、フランスに失点したのはサントスの連携不測。本当に彼が本職のSBとしてできると思っているんだろうか?
 
 一応疑問を呈しておきましょう。
 

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