続き

2003年3月19日
 今読んでいるフォーサイスは「ネゴシエーター」。
 知ってる人もいるだろうけど、石油と中東がらみで、まさに時を得たもの。書かれたのは結構前だけど、シチュエーションにリアリティがあるので、まったく古さを感じさせない。
 でもまだ読んでる途中なので、感想はまた後日。

 その前に呼んでいた本があって、二見文庫「童話ってホントは残酷」と知的生きかた文庫の「この一冊で聖書がわかる!」。
 実は100円均一でこのような本を暇つぶし用として結構仕入れているのだが、この2冊は、シリーズやタイトルのうさんくささと裏腹に、なかなかクォリティが高い。

 前者はたぶん若い人がゴーストで書いているが、コメントは結構気が利いている。それにしても(オリジナルの)童話の救われなさには驚く。そういえば坂口安吾も日本の昔話についてそのようなことを書いていましたなあ。

 後者はその分野に強いライターが書いたもので、部分的には上滑りな点もあるが、なかなか目配りも広く、よくまとまっている。ちゃんとした学者の著作に対しても疑問点を提示しているなど、なかなか骨もあって気に入った。

聖書については、疑典外典のトンデモ本や色川武弘の「私の旧約聖書」を含めて20冊近く持っているが、この本が一番ニュートラルでわかりやすい。
 やっぱり聖書についてある程度わからないと、今回の戦争の背景もわからないだろう。
 

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