何週間か前、確か東京新聞で「本当にデフレか?」という記事があった。
 いやほんとそうだと思うよ。物価が下がってるんじゃなくて、それ以上に品質が下がってるような気がする。
 100円ショップで間に合うようなものはものはいい。ユニクロとかも。だけど、こういうもともと安いものが多少安くなったところで、全体に対する影響は少ない。

 たとえば家電なんか、値段据え置きで豊富な機能を売り物にしているようだが、実はいらない機能も多いし、保証期間さえ持てばいいような世知辛い製品が多くなっている。
 まあ一部の家電は進化が激しいので、それほど持たなくていい考えもあるだろうが、それならもっと安くならなければデフレとはいえないはず。

 非常に問題なのは、長く使いたいもの、あるいは日常的に買い続けるものに関して、良質なものがリーズナブルな値段で手に入らないということであって、それゆえ当該記事で「今のデフレは値段も品質も下落」と指摘されるわけである。

 家具なんか一見割安感のあるものが多いが、品質はそれ以上に落ちてる場合が多い。本当にいいものは昔より目玉が飛び出る度合いが高いんじゃないだろうか。

 本当に下がっているのは可処分所得と自由になる時間という気がする。
 
 
PS
 インフレ目標策なんかとんでもない。「上がるのは物価だけで所得は据え置き」という予測は正しいと思うね。
 

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