それはカウントである。

 かつて村上秀一がイカスバンド天国の審査員として何回か出てきたとき、ずいぶんアマチュアに苦言を呈していたもんで、たとえば以前書いたタム回しする度に手の位置が違うだとか、頭が揺れるだとか、いろいろあって、本当に面白かった。
 アマに注文を付けるだけではなくて、本当は実力を伴わないプロに対しても、言いたいことがいっぱいあったのではないかと容易に推測できる。

 その中でもよく、「カウントがなってない」、「カウントの練習をしろ」って何回も指摘していたのがすごく印象に残っている。
 元気のないダレたものでもダメだし、音が大きけりゃいいっていうもんでもない。音楽や演奏に対する姿勢や気迫がカウントに現れるっていうのは、もう無条件で賛成できる(でしょ?)。

 かなり以前のドラムマガジンに、若いミュージシャンが村上秀一のドラムを見て、「カウントするためにスティックを軽く上げるわけだけど、先に手首がクイっと持ち上がるでしょ。もうそれだけで全体の雰囲気が変わったのにはびっくりした。」なんてことを書いていたのを記憶するけど、確かにそういうもんなんだろう。
(単にポンタに皆ビビっていただけかも)
 
 
PS
 巷で話題になってますスティーブガッド、私も何回か見ました。最初はスタッフでしたが、韓国のサムルノリとの共演は強烈でした。彼のルーディメンツ的ドラムは大好きです。
 でも、今出ているドラムマガジンでは、山木秀夫と後藤次利との対談の方が面白かったですねえ。
 

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