佐久間語録
2002年10月8日 これを書いてるのは木曜日でして、ちょっとやる気ないんですが、しょうがないので書きます。
たぶん今出ているドラムマガジンだと思うんですが、数週間前、PE’Zのドラムが書いているのを読んで感心しました。曰く、
「右手のハイハット(またはシンバル)でノリを出す人が多いが、自分はバスドラと左手のスネアだけでノリを出せるように練習した。そうすると、右手は(フィルインとかでもリズムが途切れることなく)いくらでも自由に使えるようになる。これは、野音とかですごく遠くからだとハイハットがほとんど聞こえず、タイコの音だけしかしないことから思いついた」
なるほど、さすがに考えることが違うなと思いました。
また、この人は山木秀夫のボーイを長くしてたらしいです。(山木秀夫は村上秀一クラスのスタジオドラマー。渡辺香津美バンドでのパフォーマンスは忘れられません)
次に、例の四人囃子のHPで佐久間が言うことには、
「スタジオの仕事で、山木秀夫に、いつもやるようにバスドラとスネアだけスコアを書いて渡したら、なんとその通り叩きやがった。しかも誰も気づかず、後日ミックスのとき「ハイハットがない!」と気が付いて愕然。山木秀夫、恐るべし!」
つまり、師匠である山木にはそれが楽々できてたってことです。
ハイハットなしでアンサンブルに支障をきたさないとは、これはもう達人の技です。実はポンタもハイハットからスネアに切り替えて、そうとは気付かせない技をよく見せます。(KYLYN LIVEの一曲目のイントロとか)
また、この話、実は師匠から弟子に伝わったのかもしれませんね。
ついで佐久間は、ギターメーカーのHP(http://www.esp.ac.jp/gtworkshop/)で、
「自分がプロデュースしているバンドには、ドラムのハイハットを叩かないようにして練習させている。細かいリズムはついハイハットに頼ってしまうが、本来、それはギター(またはキーボード)で出すべきもの。この練習をすると圧倒的に上手くなる」
と述べてます。
なるほど、こりゃ秘伝的なものですが、ルーツは山木にありそうです。
何も言われなくてもそれができた山木、やはり恐るべしです。
(佐久間は岡井をすごく高く評価してますが、なんか出来そうもない気がするんですが・・・。でも岡井の上品で繊細なドラムがあるがために四人囃子の音は決して荒れたものにならない、という見解には無条件に賛成です)
バンドをやってる方の参考になりますたでしょうか。
さてここからが本題です。
佐久間はブルーハーツのプロデュースもやってたんですが、メンバーの梶原徹也のHP(http://www.the3peace.com/kaji/)で、
実に示唆に富んだ発言をしています。
「レコーディングの時、最初のいくつかのテイクに満足できず、何度もやっていると、ミスはないがこじんまりとまとまってしまい、これも満足できないときがある。これは、まだちゃんと出来ていない、出来るようになっていないことを意味する。」
「前日のテイクを聴き直して、イマイチだと思っても、手直しすることはしない。だって、その日にいいと思ったんだから。その日の触感を信じる。」
これねえ、すごく意味あることを言ってると思うんだよね。
たとえば日記ひとつとっても、いざ書き出したはいいが、「まだこのネタは自分には書けない。熟してない。」って、途中で思うことあるでしょ。そういうときは無理やり書かないほうがいいようです。
あとオレも、ひどく酔っ払って書いたときは別として、後で削除したり大巾改変したりは、決してしないことに決めています。
PS1
佐久間はなんと、あのビビアン・スーとバンドを組むことにしたらしい。いや実は、オレもあのビビアンはボーカルとしてすごい才能を持ってると思ってたのよ。土屋昌巳と屋敷豪太もメンバーらしい。楽しみです!
PS2
梶原氏のHPでは、ジッタリンジンのドラムの入江美由紀との対談も読むことができます。
たぶん今出ているドラムマガジンだと思うんですが、数週間前、PE’Zのドラムが書いているのを読んで感心しました。曰く、
「右手のハイハット(またはシンバル)でノリを出す人が多いが、自分はバスドラと左手のスネアだけでノリを出せるように練習した。そうすると、右手は(フィルインとかでもリズムが途切れることなく)いくらでも自由に使えるようになる。これは、野音とかですごく遠くからだとハイハットがほとんど聞こえず、タイコの音だけしかしないことから思いついた」
なるほど、さすがに考えることが違うなと思いました。
また、この人は山木秀夫のボーイを長くしてたらしいです。(山木秀夫は村上秀一クラスのスタジオドラマー。渡辺香津美バンドでのパフォーマンスは忘れられません)
次に、例の四人囃子のHPで佐久間が言うことには、
「スタジオの仕事で、山木秀夫に、いつもやるようにバスドラとスネアだけスコアを書いて渡したら、なんとその通り叩きやがった。しかも誰も気づかず、後日ミックスのとき「ハイハットがない!」と気が付いて愕然。山木秀夫、恐るべし!」
つまり、師匠である山木にはそれが楽々できてたってことです。
ハイハットなしでアンサンブルに支障をきたさないとは、これはもう達人の技です。実はポンタもハイハットからスネアに切り替えて、そうとは気付かせない技をよく見せます。(KYLYN LIVEの一曲目のイントロとか)
また、この話、実は師匠から弟子に伝わったのかもしれませんね。
ついで佐久間は、ギターメーカーのHP(http://www.esp.ac.jp/gtworkshop/)で、
「自分がプロデュースしているバンドには、ドラムのハイハットを叩かないようにして練習させている。細かいリズムはついハイハットに頼ってしまうが、本来、それはギター(またはキーボード)で出すべきもの。この練習をすると圧倒的に上手くなる」
と述べてます。
なるほど、こりゃ秘伝的なものですが、ルーツは山木にありそうです。
何も言われなくてもそれができた山木、やはり恐るべしです。
(佐久間は岡井をすごく高く評価してますが、なんか出来そうもない気がするんですが・・・。でも岡井の上品で繊細なドラムがあるがために四人囃子の音は決して荒れたものにならない、という見解には無条件に賛成です)
バンドをやってる方の参考になりますたでしょうか。
さてここからが本題です。
佐久間はブルーハーツのプロデュースもやってたんですが、メンバーの梶原徹也のHP(http://www.the3peace.com/kaji/)で、
実に示唆に富んだ発言をしています。
「レコーディングの時、最初のいくつかのテイクに満足できず、何度もやっていると、ミスはないがこじんまりとまとまってしまい、これも満足できないときがある。これは、まだちゃんと出来ていない、出来るようになっていないことを意味する。」
「前日のテイクを聴き直して、イマイチだと思っても、手直しすることはしない。だって、その日にいいと思ったんだから。その日の触感を信じる。」
これねえ、すごく意味あることを言ってると思うんだよね。
たとえば日記ひとつとっても、いざ書き出したはいいが、「まだこのネタは自分には書けない。熟してない。」って、途中で思うことあるでしょ。そういうときは無理やり書かないほうがいいようです。
あとオレも、ひどく酔っ払って書いたときは別として、後で削除したり大巾改変したりは、決してしないことに決めています。
PS1
佐久間はなんと、あのビビアン・スーとバンドを組むことにしたらしい。いや実は、オレもあのビビアンはボーカルとしてすごい才能を持ってると思ってたのよ。土屋昌巳と屋敷豪太もメンバーらしい。楽しみです!
PS2
梶原氏のHPでは、ジッタリンジンのドラムの入江美由紀との対談も読むことができます。
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