関根謹が青木にレッスンを受けたときの話をテレビでしていたので忘れないうちに書いておこうと思う。
(地上波でやっていたので見ていた人も多いはず)

 それによると、30分だか1時間だかボールを打たせて、別に何も教えることなく、「今のはボール見てた」「今のはボール見てなかった」って指摘し続けただけだったらしい。
 関根もこれにはさすがに驚いたが、次いで青木本人が、「俺もときどきボール見てないことがあるのよ」と言ったそうで、「ゴルフは単純なことに奥の深さがあるのを痛感させられた」と説得力のあるコメントをしていた。

 ゴルフスイングは要素がたくさんあって複雑で、アマチュアはつい各部の動きなどに気をとられてしまい、ひとつのことに十分集中してスイングを身に付けることができない傾向がある。

 俺もここ2、3週間いろいろ試行錯誤してきたが、結局、「ボールを見続けられるスイング」がポイントであることがわかってきた。
 頭(つまり目の位置)がほんのわずかでも飛球線方向に動いていると、視界自体はそのへんにあるのだが、もうボールをはっきりと見ていることができない。

 ということで、そうならないためにはどうするかと考えていくと、スイングイメージ(ボールを打つということに対する根本的イメージ)がまったく違うものになってくる。俺はヒマだし大体コースに出るつもりがないのでいいが、構えからボールの見方から全部変えなければならず、普通の人にはまあ無理というものだろう。
(プロだって練習量でなんとかごまかしてるヤシがいっぱいいる)
 
 青木本人は毀誉褒貶ある人物だと思うが、こういったたった一つのことに何も考えずに徹底できるという資質は、勝負師あるいはスポーツマンとして尾崎その他を凌ぐと思われる。
 

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