パチモン研究の成果
2002年6月25日 毒を食らわば皿までということで、この際、徹底的に買い物をしてしまうべーと思っている家所です。
まもなく恒例のダイエットを試みる季節であるわけで(もう遅いって噂もアリ)、興味津々だったアブなんとかについて。
このたぐいはEMSといってちゃんとしたトレーニング機器でありまして、存在は商売柄昔から知っていたのだが、はたして安物、パチモンで効果があるだろうかという話。
結論として、やっぱりやめといた方が無難かもしれない。
まず、こういうものは筋力トレーニングであって、筋肉量を増して基礎代謝の増大を図るものなので(脂肪は筋肉内でしか燃えない)、基本的に筋量の増えにくい腹筋を鍛えてもそりゃ腹は少しは引っ込むかもしれないが、ダイエットとはあまり関係ない。
で、きっちり人体各部の筋トレができるものとして、周波数やパルス幅が変えられパッドの大きさや数が十分なこと等を考えると、元祖のツインビートか、その廉価版のトレリートということになる。2chでも評判いいみたいだ。イタリア製のXフォーマーというのも筋トレ用として十分な機能があるらしい。
さらに一歩踏み込むと、筋肉を動かすための50HZ前後の低周波はあまり深いところまで届かないので、これを改善するため、プロ機では数千HZの2つの中周波を干渉させて内部に低周波効果を出したりしている(中周波は筋肉深部まで届く。たとえば5000HZと5050HZ)。また、ロシアンカレントといってロシアが開発したらしいのだが、中周波を50HZで断続させて同じ効果を出すというのもあるらしい。
中周波と称して巷に出回っているものがいったいどういう方法をとっているのがわからないのが、あまりオススメしない理由のひとつ(単なる中周波だけでは筋肉を運動させる効果はない)。
あと、波形についてもなんかウンチクがあるらしい。よく聞くのは生体電流波。ちょっと調べてみたけどよくわからなかった。第一、そこまでよく理解して作っているのは医療機器メーカーだけのようだ。
ただし、中周波で腹部の脂肪の減少する実証例はあるらしい。どういうメカニズムになっているのか、これもよくワカラン。
よく動かす部位には脂肪はつきにくいという性質があるので、パチモンで腹筋の浅いところをいい加減に運動させるだけでも皮下脂肪に対する多少の効果はあるのかもしれない(もちろんマッサージによってリンパの流れをよくする効果もあるだろう)。
なお、ちゃんとしたEMSは筋肉痛も起きにくいし、ピリピリ感もあまりしないそうだ。
ということで、多分買わない(トリレートで5万円もするんだもん。トレーニング機器はすでにいっぱい持っております)。
PS1
韓国の運動選手はパワー系に強いが、これは遺伝と、食生活等に起因する脂肪の利用効率の高さによるもの。結構前に運動生理学の大先生に教わったことがある。
PS2
ベッカムが話題になってるようですが、ちょっと話し方が変でしたね。甲高くて何かバカっぽい。数十人の欧米人と話したことのある私ですが(いやほんとは会話になってないんですけど)、あんな英語は始めて聞きました。
その後聞くところによると、ロンドンの下町英語とのこと。でもオーストラリア英語よりはわかりやすい気がする。
>蜜柑さん
よろしくお願いします。
まもなく恒例のダイエットを試みる季節であるわけで(もう遅いって噂もアリ)、興味津々だったアブなんとかについて。
このたぐいはEMSといってちゃんとしたトレーニング機器でありまして、存在は商売柄昔から知っていたのだが、はたして安物、パチモンで効果があるだろうかという話。
結論として、やっぱりやめといた方が無難かもしれない。
まず、こういうものは筋力トレーニングであって、筋肉量を増して基礎代謝の増大を図るものなので(脂肪は筋肉内でしか燃えない)、基本的に筋量の増えにくい腹筋を鍛えてもそりゃ腹は少しは引っ込むかもしれないが、ダイエットとはあまり関係ない。
で、きっちり人体各部の筋トレができるものとして、周波数やパルス幅が変えられパッドの大きさや数が十分なこと等を考えると、元祖のツインビートか、その廉価版のトレリートということになる。2chでも評判いいみたいだ。イタリア製のXフォーマーというのも筋トレ用として十分な機能があるらしい。
さらに一歩踏み込むと、筋肉を動かすための50HZ前後の低周波はあまり深いところまで届かないので、これを改善するため、プロ機では数千HZの2つの中周波を干渉させて内部に低周波効果を出したりしている(中周波は筋肉深部まで届く。たとえば5000HZと5050HZ)。また、ロシアンカレントといってロシアが開発したらしいのだが、中周波を50HZで断続させて同じ効果を出すというのもあるらしい。
中周波と称して巷に出回っているものがいったいどういう方法をとっているのがわからないのが、あまりオススメしない理由のひとつ(単なる中周波だけでは筋肉を運動させる効果はない)。
あと、波形についてもなんかウンチクがあるらしい。よく聞くのは生体電流波。ちょっと調べてみたけどよくわからなかった。第一、そこまでよく理解して作っているのは医療機器メーカーだけのようだ。
ただし、中周波で腹部の脂肪の減少する実証例はあるらしい。どういうメカニズムになっているのか、これもよくワカラン。
よく動かす部位には脂肪はつきにくいという性質があるので、パチモンで腹筋の浅いところをいい加減に運動させるだけでも皮下脂肪に対する多少の効果はあるのかもしれない(もちろんマッサージによってリンパの流れをよくする効果もあるだろう)。
なお、ちゃんとしたEMSは筋肉痛も起きにくいし、ピリピリ感もあまりしないそうだ。
ということで、多分買わない(トリレートで5万円もするんだもん。トレーニング機器はすでにいっぱい持っております)。
PS1
韓国の運動選手はパワー系に強いが、これは遺伝と、食生活等に起因する脂肪の利用効率の高さによるもの。結構前に運動生理学の大先生に教わったことがある。
PS2
ベッカムが話題になってるようですが、ちょっと話し方が変でしたね。甲高くて何かバカっぽい。数十人の欧米人と話したことのある私ですが(いやほんとは会話になってないんですけど)、あんな英語は始めて聞きました。
その後聞くところによると、ロンドンの下町英語とのこと。でもオーストラリア英語よりはわかりやすい気がする。
>蜜柑さん
よろしくお願いします。
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