街を徘徊して思う。

2002年5月28日
1.
 昼時のオフィス街の路地裏を歩いていたら、猫の鳴き声がしたので見てみると、親子の野良猫がいた。
 親は薄汚れた白っぽい猫。子猫はやはり白系で、とても小さい。どちらが泣いていたのかわからないが、近寄って手を伸ばすとさすがに親猫は身を引くが、子猫はあまり逃げない。
 
 子猫を撫でていたら、気が付くとまわりで何人かの人が見ていた(野良猫は通常薄汚いだけでなく、目やになど、疾患を抱えていることが多いが、私は触ることはあまり気にならない)。
 親子ともに拉致していきたくなったが、飼える環境でないので、思い切って早めにその場を去る。

 ところが、簡単な用事を済まして、ひとつ離れたやはり細い道を歩いて帰ろうとしていたら、さきほどの親猫を見かけた。(10分後くらい?)
 でも、子猫がいなかったんだよな。ちょっと心配になって回りを探してやったんだが。
 
 あの親子は今ごろどうしているんだろうか。とても気になる。

2.
 今日は珍しくしらふで運転していたが、霊柩車に事故られそうになる。
 話のタネにそういう目にあってもいいかなとフト思う。
 それにしても、霊柩車っていくらくらいなんだろう。次はアレを買うぞ! そしてキャンピングカーに改造だ!

3.
 新聞の「ゲンダイ」を電車の網棚から拾って読む。
 これは辛口というよりもこき下ろしの新聞で、わりとまともな政治批判とかもやっているが、同じ調子でスポーツ選手や芸能人を攻撃するのは完全に間違っている。
 トルシエがずいぶん批判されているからというわけではないが、庶民に迷惑をかけているわけでもないし(税金からサッカー協会に出ている金なんて相対的には微々たるもんだ)、私腹を肥やしているわけでもないし、権力を私物化しているわけでもない。ちゃんとした契約で、信念に基づいてやっているだけだ。
 
 だが、まあこういう名前の知られた時の人を叩かないと売れないんだろうな。
 
 ちなみに、私、若くカネのない時分は、駅のゴミ箱あさりを趣味としていた。
 いろんな人が見るに見かねてヤメロと忠告してくれたが、私は「まだこれが原因で病気になったことはない」と豪語して歯牙にもかけなかった(今のように新聞雑誌が分かれていないゴミ箱だったけど)。
 だがある日、いつもの調子で週刊誌をゲットして読み出したところ、手に痰がべっとり。
 しかし、かといって病気にはならなかったし、それで懲りることはなかった。でもあんまり思い出したくない話であることは事実。
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索