エピソード・ワン

2002年5月7日
 一日25時間周期によるズレ込みの遅れを取り戻そうと、ムリヤリ書いている家所であります。
 
 さて、私の日記はコラム系というものらしいんですが、今日はちょっと趣向を変えて、昨日というか下の続きです。


 えー、これは娘とカミさんの話ですが、慣れないので極めて簡単に荒筋だけ。それだけでわかってくれる人向けであります。

 
 娘が幼稚園くらいのとき、一家三人で比較的すいた電車に乗ったことがありました。
 ところが、いわゆるホームレスの方がいらっしゃり、異臭と異彩を放っておりまして、なんとなくその空間には人が寄り付いてないわけであります。
 
 ところが、娘は電車に乗るなり、平気な顔してその方に近づいていくのです。
 別にホームレスの方でなくても、離れていこうとする子供を呼び返すおやごさんも多いのではないでしょうか。この話を他の人にしたところ、車両を替わる、と言った方もいらっしゃいました。

 さて、こういった状況について、私はすばやくまたよく気づくのですが、行動は結構優柔不断です。
 ところが、うちのカミさんは何もないかのようにホームレスの方の方へ近づき、その面前で娘とごく普通に話しておりました。
 自分で言うのも何ですが、娘は(当時は)非常に可愛く、おそらくその方を好奇心いっぱいで純真無垢な目で眺めていたのではないかと思われます。

 この光景を見て、私はいたく感心いたしました。
 単に、母親が鼻が利かないとか、目が悪いとか、鈍感であるという話もありますが(それは当たっておりますが)、このように、すべからく構えずに物が見え、また行動できるのはすばらしいと思いました。
 
 大学1年のころからですから、その時点で15年以上一緒に暮らしてきた二人でして、お互いよくわかっております。
 しかし、力を合わせて外の世界に立ち向かうのはできるとしても、お互いに向き合って、自分にないものを開発していくのはなかなか難しい。
 相手のいい点を改めて見る、見るだけでなくなんとかする。そういった努力をしてみようと心に誓ったことでありました。
 
 
 しかしながら、何事も自分勝手なワタクシの力量不足も明白でありまして、やっぱりダメだったみたいです。
 
 
 
 以上、過去の私の日記も含めまして、なんか感想がありましたらヨロシク。(数日更新しないかもしれませんので)
 
 
PS
 これは、何人か方が前に書いていたニオイネタで思い出したものでもありますが、なんで子供や動物はニオイに対して好き嫌いがないんでしょうかね。
 

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