大庭浩さんのこと1

2002年4月26日
 昨日の日記とも関係するが、多くの方の就職活動を見て、自分の場合はどうだったかと思い出すことがある。
 昔のことなので今とはまったく違うのかもしれないが、当時は学科に来ていた募集?のようなものをひとつづつ、一人一人に就職担当の先生が当てがっていた。
 自分の場合は、タイミングの関係でたまたまK重工業がぽっかり空いていて、まんまと便乗しただけである。入社試験も何か簡単なものをやらされたのは覚えてるが、実は面接をした記憶がない。(そんなことってあるんだろうか?)
 
 とはいえ、学科きっての劣等生だったので、人一倍就職には不安があり、自分の頭でも入れそうなところを皆とは違って自主的にシュウカツしていた(普通の応募ってやつ?)。Y発動機、Kウッド、C化工建設、T印刷、Nオイルシールといったところだったと思う。入れれば何でもよかったんである。

 勉強のほうは一月くらいかけて問題集のようなものをやり、4年間の勉学の代わりとした。(それまで機械工学のクセに梁の問題とか知らなかったんですよ。考えられます?)
 
 小心者のクセに最後は妙に図太いところがあって、まあコンディションもよかったんだろうが、面接はだいたい開き直りで突破した。
 
 Kウッド(当時はTリオ)の名物社長に「坂口安吾は卒業したかね?」と聞かれて(おそらく応募の何かにそう書いたんだろう)、「テメエに安吾の何がわかる!」と反撃したことを覚えている。
 あと、別な会社では、国体選手としてやっていたスポーツの勘所をナントカ工学の見地から聞かれて、「それは気合です」とか答えていたし・・・。
 それでもナントカなるといういい(かげんな?)時代だった。

 自主的なシュウカツで内定をいくつか貰ったのはいいが、実は、断るのにモノスゴイ苦労をした。結局就職担当の先生にすいぶん骨を折っていただいたのだが、さぞやあきれていただろうと思う。
 
 だが、学科斡旋のK重工を蹴るわけにはいかないのは当然としても(後輩のこともあるしね)、一般応募の内定で学生を縛るのはいかがなものか。
 向うが選ぶ権利があるのなら、こちらにも選ぶ権利があるだろう。これはどこぞの会社の面接でハッキリ言ったし、今でもそう考えている。

 思わず話が長くなってしまったが、書こうと思っていたのは、私がK重工に入社して配属された事業部の長であった大庭浩さん(実名)のことであった。
 明日に続く。


PS1
 思い出した! K重工にはよく知らないどっかの教授の推薦状なんかをムリヤリ持たされたんだが、それについて聞かれ、「さあこの人誰なんでしょう」と答えて苦笑されたんだった。あれが面接だったような気がする。

PS2
 結局面接なんてものはよぉー(デキスギさん曰くの泉谷しげる風)、そのときのテメエを素直に出せばいいんだよ! ビビってんならビビってんでしょうがないだろ? 小心者なら小心者のよさがあるってもんだ。人真似をしたってだめだぜ。
 あとよぉ、人事とか採用担当のやつらが人を見るプロだなんて話、大ウソだ!(自分が実例であります) そんな簡単に人間のことがわかってたまるもんか。 男子(女子もだけど)、3日合わざればカツモクして見よ、だ!

PS3
 某無料HPサービス(CSC)からのメールのタイトル、「GW中に素敵な出会いをみつけませんか?」に妙に心動かされております。
 そんなオレをどう思うか。
 

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