マンボNo.5

2002年3月22日
 某BBSで代表について激論を戦わしているワタクシです。
 3年前、新橋のキムラヤでトルシエをハケーンしてサインをいただいて以来の親トルシエ派でございます。でも、サッカーマニア暦はずっと古いんですよ。なにせ柱谷幸一の新人時代のサインも持ってるくらいですから。
 
 でも今日はサッカーではなく音楽の話です。
 車に乗ってたんですが、CDが1枚しか入ってなくて、これでもかっていうくらい聞いてました。

 高中正義のTAKANAKAです。2曲目はあのマンボNo.5でして、これは日本ではオリジナルのペレス・プラド楽団のものより有名でしょう。出来もはるかにいいです。

 耳にすっと入ってくる曲ですが、よく聞くとすごい演奏してます。
 右チャンネルには松岡直也のピアノが入ってるんですけど、ほかの皆さん、負けてないんですよね。これは極めて稀なことです。
 小原礼のベースは正確無比。
 ドラムは村上秀一ですが、一聴して音量的にはあまり目立ちません。これはいつものことでして、たとえば今やってるBSフジの番組でも、プレイバック聞きながら「ドラムいらない」とか「音量ゼロでいい、ゼロで」とか本人がむちゃくちゃなこと言ってるシーンが見られます。
 この前は吉田美奈子がゲストでしたけど、「ポンタは歌うドラムなのでボーカルが困っちゃう」なんて言われてました。
 確かにその通りでして、よく聞くと手数がかなり多い。てゆうか、すごく表情があるんですね。だから音が小さめなんでしょう。
 この前も番組を聞きながら何かしてたんですけど、聞こえてきたフレーズにハッとして思わずテレビを見入ってしまいました。(曲自体はなんてことないのに)
 日本のジャズ/ロックの背後霊(not守護神)といわれ、これだけ音楽を聞き込んだワタクシがですよ、しかもドラムのフレージングなんかほとんどのパターンを聞いているはずなんですけど、思わず耳をそばだててしまう。さすがです、ポンタ様。

 パーカッションは斉藤伸雄(ノブ)と浜口モトヤです。ギターソロに入るところ、よく時代劇で使われるジャーンっていう奴が入ってますが、すげーいかしてます。
 そして、高中本人のギターですが、後の「魅惑のムードギター」時代以前ですからね、パワーとオリジナリティあふれる妙なギターを聞かせてくれます。
 左チャンネルのバッキングのギターも気合いが入ってて素晴らしい。味があります。
 サックスは多分ジェイクHコンセプションです。

 このアルバム、専門家筋では実は昔のB面、つまり5曲目以降が素晴らしいとされています。オススメですよ。

 ところでこのマンボNo.5、村上秀一の割と最近のアルバムでも、ほぼオリジナルのメンバーでカバーされてましたが、もうリラックスしまくりで、底知れないパワーを感じさせる恐るべき演奏でした。ポンタのドラムは相変わらず音量小さめでしたけど。
 やっぱりミュージシャンは歳をくわねば。
 

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