調子こいて今度は違うもんです。

あまり言いたくありませんが、最近、藤沢周平(の短編)にはまってます。
時代小説好きはガキの頃からなので、別にオヤジ趣味全開というわけでもありません。他には山田風太郎、五味康祐、戸部新十郎といったところが好み。でも、多くの時代小説は私にとって読むに耐えないのも事実です。

それはともかく、あとがきが面白くない!! 
ワタクシとしてはですね、たとえば「本当にそうだよな」と、感銘を改めて共有できるようなあとがき、あるいは新しい見方をうながしてくれるようなあとがきを望んでおります。
あらすじを書いて、あとどっかで聞いたようなことを述べて終わり、っていうのは何かの意図があるんでしょうが、なんとも味気ないものがあります。てゆうか金返せといいたい。当然、あとがきの原稿料も本代に含まれているからです。
わかっとりますか、文芸評論家の方々。特にN田K男君。

とりあえず、藤沢には小松重雄、五味には稲木新あたりしかまともなあとがきを書く人がいません。みなご老人です。(だと思います)
ぜひ、ライバルでも異業種のミスマッチでも何でも結構ですが、作家と肩を並べる力量の方、若い方に全力投球していただきたいものであります。
編集の方の見識というか、人選が全てです。時代小説なら津本陽にまかせればなかなかいいのを書いてくれるでしょうが、いつもそれじゃダメです。

いままでで一番印象的だったのは、筒井康隆の「不良少年の映画史」文庫版に色川武大が書いたもの。これは読んで満足なんてもんじゃありませんでした。これほどのあとがきは今後もまず出ることはないでしょう。
最近では、河合ハヤオ大先生の何かにその筒井康隆が書いていたのもいい話だったことを今思い出しました。


自称文庫版あとがき評論家の初仕事は、もちろん未定です。

 

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