オリンピック。

2002年2月7日
もうすぐオリンピック始まりますね。ということでスポーツネタを。

2年ほど前、とあるマイナーなスポーツのテレビ解説をしたことがある。
(今では腹回りなど見る影もないが、これでも元オリンピック強化選手だったのだ。その世界では割と顔なのである)
1月以上やっていたと記憶しているが、幸いにしてこの解説は好評でも不評でもなかった。そう、ディレクTVだったので見た人がいなかったのである。
私が手を尽くして調べたところ、かろうじて3名の視聴者が見つかった。
この程度の視聴者数で済んで、関係者一同、胸をなでおろしたことであった。
(テープは開かずの間に封印して閉じ込めてあります)

ことほどさように、解説はむずかしい。

ヘタな解説を聞くたびに改めてそう思う。
たとえばテニス。「今のは素晴らしいダウン・ザ・ラインで逆をつきましたね」とか「ファースト・サービスを入れたいですね」とか言ってる。そんなの見りゃわかるって。(ちなみに私、高校は硬式テニス部)
これまで聞いた中でグレートと思ったのは、野球の野村氏と卓球の荻村氏くらいだったかな。私はあまり選手に肩入れしない解説が好きです。

それにしてもソルトレークでは多くの選手が調整に苦しんでる。
武田選手はやっと感覚をつかんできたとか、恩田選手は3回転半ジャンプにトライするとか、里谷多英選手もトリプル+1がどうか、とか言ってる。この時期、普通に考えて練習で十分にできてないことが本番でできるはずないやな。
時間はあったはずなのに、結局せっぱつまって「賭け」に出ざるを得ない、ちゅうのはしょうがないのかねえ。(俺も毎試合そうだったもんな。サッカーでもよく練習でやったことのないフォーメーションをやってるよね)
清水選手と上村選手が調子が良くて一見期待できそうだが、そこに落とし穴もありそうだ。オリンピックでは結構ダークホースが勝つ例も多い。
要するに本番前に一見順調に見えるのが必ずしも最良のピーキングではないということ。勢いとか動物的ともいえる未知の部分を残しておく必要がある。どんな大選手でも、大会期間中に伸びなくてはならない。
そこまでどのような考え方でどう持っていくか。コンセプトと実装の勝負なのである。

私はそういう観点でスポーツを見ております。

PS 里谷多英同盟、やってます。
 

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